ライチーコクの大公館で古き良き香港の味を楽しむ(~5月末まで)




先日、久し振りにライチーコクの大公館の広東料理店萬慶での、期間限定の新メニューの試食に招かれました。

いつも本格的で美味しさに間違いのない店での、今回の新メニューというのが、「昔懐かしい広東料理」を揃えたというもの。昔の料理を知らない私にとっては、その古さが斬新に感じますから、ものすごく楽しみな内容です。

さてさて、なぜ昔の味が消えつつあるかというと、たいていは「下ごしらえにも調理にも、手間がかかり過ぎる」という理由だとか。なので、この日はメディアを招いてたくさんのアイテムを一気に作るということで、キッチンにも緊張感がみなぎっていたようです。

まずは点心から!

お馴染みの粉果!豚肉、クズイモ、潮州の干しオリーブ橄欖菜という組み合わせ。ふむふむ!美味しい!

少し透き通った粉果の皮が美しく作られていて、腕の良さが分かりますね。

この辺からは、蓮香居や蓮香樓の飲茶で食べたことがあるかも、というのが続きました。やはり古いスタイルなので、他で食べられないよ!とよく言われたのは本当だったんですね♪

実はこの辺、ものによってはもう手間がかかりすぎて、一品料理のかなり後に出てきたりしてました。左から鶏肉、茸、叉焼豚、海老、うずらの卵が入ったパン、ダックとポーク、タロ芋の湯葉包み、鶏肉と魚の浮き袋の蒸し物などなど。いや、すごいです。

さあ、いよいよ一品料理!これは鴨の脚肉を叉焼豚と鶏レバーでくるみ、蜂蜜ソースをつけて焼いたもの。ずいぶんいろいろな食材が入っています。昔の料理はレバーがよく使われていますね。日本だとレバーは鉄分豊富で体にいいと言って食べていた気がするのですが、香港だとカロリー高くて太る安い食べ物というイメージのようです。私はレバー大好きなので、この手のものは大歓迎!

豚の肺のダブルボイルドアーモンドスープ! 実は最近アーモンドアレルギーになってしまったので、これは食べられず(涙)

これは以前に唐閣とか、いくつかの場所で食べました、コインに似ているので金錢蟹盒なのですね。豚の脂で具を包んで揚げるそうなのですが、これまたとても作るのが難しいそう。

鴨のマリネを揚げて、パンケーキに包んで食べるもの。副菜についていたマンゴーの甘みがとても合いました。ちなみにマンゴーを合わせるのは、昔ながらではなく、やはり今の時代に合わせて少しアレンジしているそうです。

おお、次に出てきたのは、鶏の丸焼き? と思いきや。




餅米がたっぷり詰まってます! 鶏の骨はすべて取り除かれていて、まるでイカめしのようですが、これもきれいに取り外して形を保つの、難しそうです!! 子豚の丸焼きにご飯が詰まっている料理は前にChina Tangで食べたけれども、鶏は初めてみました。干しエビも入って、ご飯に出汁が染みこんで最高でした。この日のナンバーワン候補。

そしてこの日のもう一つのナンバーワン候補。相当遅れてできたので、よっぽど手間がかかるのでしょう。魚の内臓と、卵、豚挽肉、陳皮を使った、まるでキッシュのような一品。材料を聞くと???と思うけれども、レバーの風味がそれほど強くなく、ほどよく生かされていて、驚きの美味しさでした。
この写真をFBに出したら、香港人の友達から「おばあちゃんがよく作ってくれた、懐かしい!」など、飛び抜けて反応がありました。古い順徳料理なのだそう。

これまた、凄まじい手間暇のかかった料理らしく、デザートより後に出てきたので、食べていない人が多くて、思わずお持ち帰りさせてもらった一品です。

魚は、羅富記のフィッシュボールに使われていた綾魚の中を完全にくりぬいていて、実は魚肉と豚肉の練り物が入っているんです。

中身の写真、痛恨のぴんぼけなので小さく。ふわふわしてとても美味しかったです。しかしこれをキレイにくりぬくだけでも大変でしょうに!!

これはなぜかコースの途中で出てきた揚げミルクカスタードロール。デザートっぽいので、食事の途中に食べるのはぴんとこなかったものの、味はとってもよかったです。

そしてデザートも絶品!中でも印象的だったのが緑の、さとうきびゼリー♪ 公利のよりもさらに濃厚でした。

人数は相当いましたが、はい、ものすごい量でした! この日はまだメニューが始まったばかりだったため、キッチンスタッフがパニックっていたようでした。今は皆さん慣れたのではないでしょうか。こういう大変なことをわざわざチャレンジする心意気がいいですね。

このメニューは5月末まで。アラカルトもありますし、5/13と14は母の日セットメニューになるとか。きっと「わー懐かしいわ」という歓声があちこちでわくのではないかと思います。

ちなみに、ぜひ期間終了後もやって欲しいと聞いたところ、全部は手間がかかりすぎるので無理だけど、好評なメニュー何点かは継続するかもしれない、とのことです。

明らかに今よく出される料理とは違う、今聞くと不思議な組み合わせだけれども、しっかり美味しい料理達。堪能させていただきました!




 

 

 

伝統と革新雑考ーメイ・チョウさんの新店Happy Paradiseとジュエット・ユーさんの口利福をフィガロに紹介しています




ただいま発売中のフィガロジャポンの「やっぱり大好き、おいしいチャイナ」という東京の素敵なチャイニーズレストラン特集がありまして、その最後に、香港の最先端情報をちょこっと書きました!

 

担当編集者の方が中国料理全般にとっても詳しい(香港通・・・・・・私のブログにもよく登場されてますよ! 最近では天香樓とか)ので、四大料理の説明とか、点心の種類など渾身の内容になっています。

とりあげたのは、リトルバオセカンドドラフトが大人気で、先日はアジアベスト女性シェフに選ばれたりして、とにかく大活躍のメイさんの新店、Happy Paradiseと、大人気が続くモダンなチャイニーズ、口利福。二人に久々にじっくりインタビューして、立て板に水のごとく、広東料理の伝統に革新を取り入れる上でのバランスや香港への思いを明晰に語ってくれるその様子からして、ああ、やっぱり二人は新世代のチャイニーズシェフ筆頭だな、と感動しました。

相当早い時期に取材したので、Happy Paradiseは撮影した一品しかまだ食べていませんが、これがもう。久し振りに、かぶりついて理性をなくし食べ尽くす、野生モードにスイッチが入る美味しさでした。

記事ではあまりスペースがなくて詳しくかけなかったのが、このハッピーパラダイスのコンセプトを。

これがバーカウンター。「え?これが広東料理店???」と思わされる、ぶっ飛んでキッチュでファンキーな雰囲気。そして出てくる料理は、古い広東料理に新しい調理技術を加えた進化形。メイさんの言葉をそのまま使うと「大班楼Belonと出会った」。両方大好きな店なので、これはもうツボに間違いありません。

このインテリアと料理の奇抜ともいえる組み合わせ。近年の大活躍で知名度が上がった今だからできる冒険で、バーテンダー、シェフ、デザイナーなど感覚の合うクリエイターが集まってくれて、彼女のやりたいことをしっかり網羅しているそうです。

ちなみに私を野生に戻した料理(笑)、黄酒鶏。写真は自分で撮っていないので、ぜひ記事を見ていただきたいのですが、基本の伝統料理は、このフィガロブログ(アジアベスト女性シェフが腕を振るった「盆菜」を味わい尽くす)に前書いた、盆菜のときに、元朗屏山村の伝統メニューで、たっぷりの酒粕の下に鶏が隠れている一品があり、それにインスピレーションを受けたそう。

しかし、そこに真空調理などの西洋の技術を加えて、鶏の部位によって温度を変えて最高の味を引き出すという工夫をしています。



ああ、早くしっかりここで食べたい・・・・・・

そして口利福! 2014年のオープン直後にシェフのジュエットさんにインタビューして以来、しっかりと話す機会がなかったので、その後どんな風に進化しているのか、どう考え方が変わったりしているのかをうかがいたくて、インタビューを申し込みました。

なぜか取材場所は同じBlacksheep Groupがやっていて、元は口利福にいたバオ・シェフが率いているLe Garcon Saigonに来てね(ジュエットさんはバオさんと大の仲良しで、よく手伝っているんです)とのことで、こんな記念写真も。たばこを吸う不良の鳩がお気に入りなんだそうです(笑)

ジュエットさんにも面白い話をたくさん聞きました!

中でもなるほど、と思ったのは、「広東料理の中でも、焼味系のものは完成されていて、何もいじる必要がない」。ひねった今風の料理専門と見られていた彼の豉油雞が、伝統の味を守った素晴らしい美味しさなことは、彼の評価をますます高めたと思います。

先日22 Shipsの記事のために取材した、ジェイソン・アサートンさんも、香港でのお気に入りレストランは口利福とリトルバオだそうで、やっぱり目利きには彼らのシェフとしての考え方や、リスクを恐れない確固たる姿勢が見えるんですね。

ものすごく偶然だったのが、この数日前に、Amberのリチャード・エッケバスさんとシドニーのSepiaのマーティン・ベルさんのフォーハンズディナーの取材をしていて、マーティンさんが長年Tetsuya’sでヘッドシェフをしていて、ジュエットさんはマーティンさんの下でシェフとして働いていたという話を聞いていたこと。Sepiaを紹介するブログ(「フォーハンズ」大流行中!AmberがシドニーのSepiaと競演)にそれを書いていました。

そしてこの日、まさに、ジュエットさんがどのように斬新なメニューを、広東料理、フレンチ、日本料理の基礎を身につけた頭で組み立てるのかという例として、数日前にメニューに掲載したばかりの、ホタテ貝の料理の話がでました。

これはどうしても紹介したい、と思い、「今日、ハッピーパラダイスで料理撮影をするんだけど、その後、できたら口利福でその料理の写真撮らせて!」と、無理なお願いをジュエットさんにしたら、即座に快諾。こういう風に、こちらが熱意をもって接すると、柔軟に対応してくれるシェフ、大好きです。

とはいえ、カジュアルな構えとは言え、毎日行列ができることで有名な口利福の大混雑の時間帯に、店の隅っこで照明を立てて撮影までさせてくれたことに改めて大感謝しています。

左は真っ暗ですが、店の隅で撮影中の風景。右は、合間に撮影用のカクテルを、名物の金の招き猫に無理強いする私(笑)。私の酒が飲めねーのかーってw

伝統をリスペクトしながら、新しい食材や調理法を取り入れるには、基礎がしっかりした上でのバランス感覚がものを言う、とお話してくれたジュエットさん。

先日、まったく違うところで、見事にその言葉がシンクロしたのです。

ライターとしてではなく、通訳として、ときどきWynn MacauのMizumiのお手伝いをしています。札幌のすし善の嶋宮勤さんが、こちらの店のコンサルティングをしていて、先日1年ぶりに、香港とマカオのメディアの嶋宮さんへのインタビューの通訳をお手伝いしました。

前回お会いしたときにも聞いて感動したセリフが今回も聞けました。

「伝統に固執しすぎると、伝統が膠着してダメになってしまう。時代が変われば人も変わるし、手に入る食材も変わる。それでも伝統をきちんと理解していれば、革新を加えることで、伝統を守って行くことができる。伝統は革新があればこそ、続いていくことができるんです」

寿司の世界と広東料理の世界でも、70歳を超える名人でも若きシェフでも、同じ考えに至るんだ、と気づいて鳥肌が立ちました。

インタビューが終わったので、香港に帰ろうというところで「えーもう帰っちゃうのー?」と見送って下さった嶋宮さん。偉い方なのに、いつも優しくて面白くて頭が柔軟なんです! 何歳になっても革新が続けられる精神を見習いたいと思わされる、素晴らしいロールモデルです。

かっこいい若いシェフたちだけじゃなく、広東料理界でも、超ベテランのシェフは、新しい食材を使ったり、調理法を考えたりすることにとても熱心です。ワンハーバーロードの李シェフ、天龍軒のラウシェフ、唐閣のコンシェフなど、活躍しているシェフたちはみな、インタビューで料理の話をすると止まらないし、最新の店を食べ歩いたり、ネットで食材のサーチをしたりしながら、革新を常に続けているのです。

今回のフィガロの記事は短いものですが、取材中、とても色々考えさせられ、今の香港の広東料理についても頭が整理されました。よかったらぜひ本誌もご覧下さい!




CNN×HKTBのコラボ記事”Hong Kong Old Town Central”に登場&撮影体験記




2006年8月に香港に引っ越してきたので、ただいま10年目なわけですが、何だかその10年目おめでとう月間のような状態がここ数ヶ月続いていて、Apple Daily(最新の記事はまだ紹介してませんでしたね、この後!)やJessicaなど、いろいろな現地媒体に声をかけていただいたり、Diplomaticoの世界大会の審査員やら、去年にはBar Awards Hong Kongの審査員、Taste of Hong Kongでも名シェフのサポート役に選んでいただいて、いや、ほんとうに、今まで香港でとにかく死にものぐるいで頑張ってきて(のんきな顔してますが、笑)ちょっとずつ積み上げて来たことを認めてもらえたのが、とてもとても嬉しいです。

ここで、調子に乗ってしまわないで、またこれはと思うことを頑張っていかないと行けないと気を引き締めつつあるわけですが。そんな祝10周年記念の集大成かもしれないのが、これです!

20 of the Best in Hong Kong’s Old Town Central

CNNと香港政府観光局のコラボ記事で、香港人4人と世界各国から香港に来て住んでいる在住者16人が、セントラルの好きなエリアやスポットについて魅力を語るという企画で、2月の半ばに打診があって、3月のテイストオブ香港が終わった翌日ぐらいに、撮影がありました。

このとき食以外の要素も絡ませたいという話になり、SOHOにできたチョンサム(チャイナドレス)のレンタルショップ、嫣裳記 Yan Shang Kee に協力していただき、ここのドレスを着て、周辺で撮影することになりました。

アジアトップ女性シェフのメイ・チョウさんや、大好きなバー「ザ・ポンティアック」のベッカリーさん、Kapokのアルノーさん、エレファント・グラウンドやドラゴン・ヌードルズ・アカデミーのPRをしているカリンさん、密かな名レストランArcaneの有名シェフ、シェーンさんなど、取材やプライベートでお世話になってきた方達も同じ記事に登場しています。

せっかくなので、撮影日の様子など!

お店に到着してすぐ、さあ、どれを着ようかということになり、目移りして大変。店長のディンさんが自ら一点ずつ集めたヴィンテージもので、とても素敵なコットン地で、ゆったりした造りになっています。

驚いたのが、「これがいいと思う」と、私を見てすぐに店長さんが選んでくれたのが、撮影で来ているものなのですが、サイズも柄も、ぴったり私にはまっていたのです。

メークは頑張って自分でやって、髪の毛だけディンさんに上手にアレンジしてもらいました。

ということで、とっても可愛いディンさんと記念写真! 本当はヌバックのラウンドトゥのストラップシューズみたいなのが良かったらしいのですが、手持ちの靴になくて、パーティ用のジミー・チュウの10cmヒールで揚げ底して頑張りました。




店の中で最初に撮影。ジョーダンさんがとてもナイスガイなので、引きつりながらも頑張りました(なるべく細く撮ってね、と心の中で訴えながら、笑)

ちなみにこのメイキング写真は、HKTBのビビアンさんが撮ってくれています。

最初はElgin Streetの醤油屋さんの前で。

そしてPeel Streetへ。ほんの数日前に旅部の撮影をしていたエリアなので、自分が撮影されているってものすごーーーーく不思議な気分でした。香港ママ頑張ってるよ、と可愛い娘達にも報告しました(笑)

しかし、10cmのピンヒールを履いてSOHOを歩く女・・・・・・いませんよね、そんな人(笑)。

こちらもPeel Streetの古い食器屋さん。このとき、何点かとても気に入ったものがあって、今度買いに行こうと思っています。

そしてその後は、靴をとりあえず履き替えて、太平山街へ。こちらも2週間前ぐらいに撮影したばっかりのInBetween。店長のキンさんはいませんでしたが、店のスタッフのデスマンさんが、はあー??えー???とびっくり仰天していました。私だってやればできる子なんです(笑)

近くで良さそうなスポットを見つけるとまた撮影してみたり。

最後に向かったのがハリウッドロードの公利。珍しくお店が閉まっていて残念だったのですが、こんなアートがここに描かれていたなんて知りませんでした!閉まっていることなんて滅多にないですもんね。なんだか色合いがドレスやバッグとぴったりで、これはこれで結果オーライでした。

やっと今時のインスタ写真風ポーズ=視線そらし顔がこの日できるようになった気がします(汗)カメラマンさんが終始優しく、ポージングを指示してくれるので、何とか乗り切りましたー! 慣れないことをして最後はよれよれに。

やっと元の場所に戻りました。こんな風にアクセサリーも借りて使えるんですよ。

デコレーションからしてセンス抜群。

レトロでキッチュな香港を上手に表現しています。

心残りは、「あーーー旅部の撮影の時に使えばよかったー! 3人娘ちゃんたち、どれだけここのドレス着たら可愛かったんだろう」ということでしたが(笑)。

そしてつい先日、Old Town Centralのプロジェクトが発表になり、記事もそれに続いて公開されました。

イベントはPMQで開催され、ダンスありの、

偉い方達のスピーチや点灯式(?)ありの、

セレブたちがセントラルへの想いを語ったり、

メイさんたち香港代表の4人が登壇して、お話ししたり、

最後には記事に登場した人たちも一緒に登壇して記念撮影。私も端っこの方に変な顔しています!

記事にも登場しているカリンと同僚のニコルは、私が書いた記事の中でも相当多数の店のPRをしていて、本当にお世話になっているんです。付き添い役で来てもらった友達の木邨さん(香港経済新聞編集長様ですよ♪)も一緒に記念写真。ちなみに脇にいる二人はダンサー&モデルさんたちです。

この日のお楽しみはこれ! 数が少ないのでいつも売り切れになってしまう公利のサトウキビゼリーが食べ放題(笑)。蘭芳園のミルクティーもありました!

というわけで、「10年前香港に来たときは想像もできなかった出来事シリーズ」はこの辺でクライマックスを迎えまして、さあ、次の10年のためにまた頑張らなくっちゃ!と襟を正しているところです。

とにかく香港の皆さん、私を温かく迎え入れてくださって、本当にありがとうございます!!!



China Tangで麗しのテイスティングディナー




2014年にランドマークにオープン以来、取材でもプライベートでも、何かとお世話になっているチャイナ・タン。香港ときどきマカオでも、常にアクセスが絶えない常連的存在です。2016年にはハーバーシティ店もオープンしています。

何と言っても最初に目を奪われるのが、上海灘の創業者として知られるデビッド・タン卿による、カラフルでエレガントなチャイナテイストのインテリア。

ランドマーク店では、赤を基調にした温かみのあるファブリック遣いと、繊細なアンティークランプに目を奪われます。

昼も夜も必ずオーダーしたい人気メニューの1つが、叉焼豚。最近はイベリコ豚を使っている店が多くなっていますが、総シェフのアルバート・オウさんによると、チャイナ・タンでは、日本の群馬産の高級豚を使うようになっているそう。

そう言えば、香港に来て、叉焼豚に使う豚の部位を最初に意識させられたのが、チャイナ・タンでした。脂がたっぷり載って柔らかいバラ肉、脂がすくなく肉がしっかりした腰肉の2種類がここでは使用されていて、好みで部位を指定したり、半々ずつ混ぜてもらうことも可能です。

もう一つ、部位の違いをはっきり意識させられるのが、人気の前菜のクラゲのマリネ。一般的には脚部分を使用することが多いものですが、チャイナ・タンでは、コリコリ度が高く食感が素晴らしい頭部を使用することが多いそう。

先日、香港のメディアを招待してのディナーに招待していただいたときには、5種類の前菜盛り合わせとして、クラゲの頭のマリネ、海老の紹興酒漬け、カエルの脚の揚げ物、チェリートマトのマリネ、海老ムースと梨を詰めたホタテ貝のフライが一皿に並びました。

そしてダブルボイルドスープは、香港で人気の高い、ココナッツの殻をスープ皿にしたタイプ。ココナッツのジュースもしっかり入った中に、質の高いチキンと干しアワビのエキスがたっぷりとスープに溶け込んでいて、食べれば食べるほど、体が温まって汗が流れてくるような、引きかかりの風邪であれば治ってしまいそうな、リッチな味わいです。

定番メニューが充実する一方、研究熱心なシェフのアルバートさんならではのクリエイティブなメニューにも驚かされました。

ロールキャベツと言うと、日本ではお馴染みの家庭料理。これを広東料理としてアレンジしたのが、トマトピューレに浸した繊細な一品です。透き通ったキャベツの中に、さまざまな食感の茸類が入っていることが目でも見えます。これに中国ブロッコリをドラゴンに似せる包丁技で生まれた鮮やかなグリーンを添えると、びっくりするほど華やかな一品になりました。
中国料理の無限の可能性を感じさせる麗しい一品料理です。




会食の途中で、シェフがゲストの目の前で腕を振るってくれるというのは、特別な気分を味わえるので嬉しいですよね。

この日は黒トリュフとシーソルトで包み焼きにした若鶏を、アルバート・シェフが用意してくれました。一斉に写真タイムになりました。やっぱり。

他には見事な和牛の炒めものと、ヒラメのフィレ。

手刀削麺も素朴な食感と洗練された調理が混ざり合った美味しさ。避風塘料理と言って、銅鑼湾と湾仔の間のあたりにあった、台風時の漁師の避難所で出されたワイルドな料理が由来の辛いソースが使われていました。

昼の飲茶もいいですが、やっぱりじっくり本格的な一品を味わえるディナーは格別です。自分でオーダーすると、つい同じような安心株ばかり頼んでしまうので、とても新鮮なコース内容でした。



Diplomatico World Tournament 2017香港準決勝の審査員体験記!




香港に10年住んで、バタバタと仕事をして、いろいろな人に会って・・・・・・としているうちに、思いもしなかったことを体験する機会に最近恵まれています。

その一つがこれ。そうなんです、ベネズエラの名門ラムブランド、ディプロマティコが全世界で開催しているカクテル競技会の香港準決勝で審査員になってくれないか、との依頼だったのです。

青天の霹靂ではありましたが、とにかく何でもやってみなくちゃ分からない、ということで、当日、緊張しながらも、会場になった中環のバー、The Woodsへ! The Woodsもずっと行きたいと思いながらなかなか機会がなかったので、それも楽しみでした。

この日はバックバーに、ディプロマティコの製品が並んでいました。

お店はまだ空いていない時間でしたので、出番を準備するバーテンダーさんや関係者だけ。香港らしいシャッターがモチーフに使われていたりして、とても素敵なインテリアですね。

一緒に審査員をしたのは、The Woodsのオーナーの香港美女ビクトリアさんと、ディプロマティコのブランドアンバサダーで、マカオのPachaのベネズエラ美女アイリーンさん。そうなのです、本日は女性チーム!

始まる前に、審査のポイントとやり方を説明してもらいました。バーテンダーさんはカウンターに座っている私たち3人と写真撮影用にディプロマティコのラムを使ったカクテル4杯を5分間で作ります。

もちろんただ作るだけじゃありません。ブランドアンバサダー候補を見つけるという意味もあるので、どんな考えがあってこのカクテルを作ったのかを、ディプロマティコのブランドへの知識と理解を表現し、パフォーマンスのかっこよさや説明の上手さ、カリスマ性も見られて、そして5分という時間は絶対厳守。いや、これは私には絶対できない、とひたすら参加バーテンダーさんたちを尊敬。

カクテルはものすごく美味しいんだけど、すごく緊張しちゃってガチガチの人や、時間を大幅に超過してしまう人や、何か倒したりこぼしたりしてしまう人や。初めての競技会参加という人が多い前半戦は、そういうケースが多くて、見ている方もドキドキでした。

これは私が審査をしているところを撮ってくれていた写真。Duddell’sのアミットさんのカクテル、ものすごく美味しかった!

カクテルはまともに飲むと酔っ払ってご機嫌になるほど点数が甘くなるということで、テイスティングしたらペッしていいよ、とのことで、ほっとしました。参加者は20人でTop7を選ぶ、ということで、20杯のカクテルのテイスティングか! お酒が弱いので、途中で使いものにならなくならないように気をつけなくちゃ、とまたドキドキでございました。

審査項目は20あって、技術の正確性や準備の良さ、グラスは冷やしてあるかとか、カクテルの色や英語の上手さなど、多岐に及んでいます。

ということで、最初は緊張していてそれどろこじゃなかったのですが、何しろバーテンダーの目の前ということで、隙を見ながらちょこまか写真を撮ってました。

皆さんのお店も、Foxglove、Skye、VEABIBO、Honi Honi, Pirata、The Butler、Duddell’s、Pawn、On Dining、The Woods、Mercedes Me、Aqua、Blue Bar、The PontiacLobster Bar、Neoと、お馴染みのお店も多いし、取材したことのある方もいました!




 

後半に入るほど、ベテランの人が増えてきて、そつなく時間内にかっこよくこなすので、こちらもリラックスして見られるようになってきて、いよいよクライマックスという雰囲気に。

上はガールズパワー炸裂のThe Pontiacのアナさん!

The Woodsのアレックスさんも、すごい迫力。やっぱりシェイクするときが、いちばんの見せ場で盛り上がります。

バーテンダーって、被写体としてすっごく撮るのが楽しいのです!!!

プレゼンテーションにも、いろいろな工夫がありました。

鳥かごを使ってみたり!

食べられる紙チョコでディプロマティコのロゴを載せたり。

やっぱりラムとチョコレートって合いますよね。

この日のためにメニューを作って来たり。

前にロブスターバーで取材したバラーズさんにも久し振りに会いました。完璧なプレゼンテーションで優勝候補の一人! 右にいるのがアイリーンさん。ベネズエラって美女の国というイメージがありましたが、それ、まったくその通りなんだなと、見とれてしまう美女っぷりでした!

そしてこの日のトップ通過は!フォーシーズンズのブルーバーのイメルダさん。元気いっぱいで安定感あるプレゼンテーションと、香港カルチャーを取り入れつつクリエイティブで美味しいカクテル! 酉年をフィーチャーしているんですよ。

ほら! ちゃんとガーニッシュも鶏になっているんですよ。チリが入っていて、パンチの効いた美味しさでした。

この日の司会は、前回の香港代表でブランドアンバサダーのDuddell’sのマレックさん。たまたまこの数日前に、Duddell’sで取材をしていてお会いしていたので、おおっ!と二人でびっくり。カリスマ性たっぷりなので、ああ、なるほど、と、ブランドの求めているものが分かった気がしました。

この日のトップ通過のイメルダさんも女子、ということで、審査員3人と彼女で記念写真♪

審査員3人と、Top7の皆さんと、マレックさんや主催者のジェレミーさんなど、一緒に記念写真。楽しい雰囲気が伝わりますよね。

自分の店のバーテンダーさんが出ていると、そのお店の人たちがずらっと応援に来ているし、お互いに励まし合って、こうやって日々、切磋琢磨しているんだなーと、香港のバー業界の明るい雰囲気を楽しませていただきつつ、感心&感動するばかり。

ちなみに途中で私のことを「今ここにいる誰よりも、香港でたくさんのバーテンダーをインタビューして、いろいろなカクテルをテイスティングしているジャーナリスト」とマレックさんに紹介してもらって、おお、そうなんだ、すごい、私、と感動(笑)。そうやって私が何をしているかを、地元で知ってもらえるのも、ソーシャルメディアのおかげです。

飲めない、飲めない、と言いながら母がんばりました(笑)。

やっぱり上位の人たちは、何回も競技会を経験してるし、ひたすら練習しているんだとか。今回は緊張してガタガタになってしまった若手の人たちも、どんどん経験を積んでいくのでしょうね。

ちなみに。この後、香港でのファイナルがあり、この日トップ通過だった、イメルダさんが優勝しました! ファイナルには行けませんでしたが、Blue Barを後日訪ねたので、またそれは別の機会に。

最後は参加者全員の記念写真ー!





4月25日に豪華メンバーによるチャリティディナー@Rhodaがあります!




お友達が関わっているチャリティーディナーのお知らせです。

カンボジアの貧しい村落に学校や診療所を作ったりして、村の子供たちの生活の質を向上させているSunriseというチャリティグループがあります。こちらがその活動をまとめたビデオです。

Sunrise Cambodia Film

このチャリティのためのファンドレイジングディナーを、大人気レストランのRhodaで25日に開催するそうです。これがまた、素晴らしいコラボになっていて、

●食事は、Rhodaと、フレンチのThe Cochinが担当

●カクテルは、私の愛するThe Pontiacが担当(アジアトップ50バーにもランクインしています)

その他、多数のスポンサーが協力しているので、かなりの豪華な内容になるはずです。参加費1500香港ドルからの収益すべてがチャリティに行くそうです。

まだ若干席に余裕があるそうなので、香港最先端の美味しい食事とカクテルを楽しみつつ、チャリティにも参加するというダブルハッピネスに興味のある方、ぜひ参加してみてください。ここに来る方も香港で活躍する面白い方ばかりなので、刺激的な夜になると思いますよ! 私は残念ながらこの日はうかがえないのですが(涙)

お申し込みはこちらから → Ticketflap

ぜひぜひご検討ください♪

 



Drunken Pot 銅鑼湾店で究極にキュートな点心三昧




2016年初めに尖沙咀にオープンして話題を呼んだお洒落火鍋屋さんのDrunken Pot(酒鍋)。

その銅鑼湾店が11月にオープン。こちらは可愛い点心がとにかく見逃せないのです。

場所は銅鑼湾のタイムズスクエアに近いV-Point。こちらには話題のレストランが多数入っていて、どこもその景色の良さが自慢です。

この日は天気がいまいちでしたが、夜なんてきれいでしょうね♪

尖沙咀店と同じく、かっこいいお姉さんの壁画があります。

オーナーはLai Bun Fuと同じ、ヴィヴィアンさん。とてもセンスが良くて、こだわりがある彼女らしく、すべてがよく選び抜かれていながら、カジュアルなところが好バランスです。

伝統的なタロ芋コロッケ点心も、優雅な白鳥に変身。そしてちゃんと美味しい。




珍しいイカ蒸し餃子はちゃんとイカの形なんですよ♪

揚げ湯葉の入った腸粉も、こんなに美しく。

こちらはベイクド叉焼包。きらきら系です。

中はこんな風になっています。美味。

美しく仕上がったカラフルな小籠包。中身によって色が違っていて、確かオレンジは四川のチリ入りでした。

これはポケモン風点心なんだそうです(笑)

みかんのようなこの子たちは、絵文字バン!

しかし何と言ってもこの店の代表的点心は、このペンギンのカスタードバンでしょう! そのつぶらな瞳で見つめないで♪

冬虫夏草入りの蒸しご飯もヘルシーで本格的!

クラシックなデザートまで、ポップに工夫されています。

フィガロジャポンの5月号の新オープンコーナーでも紹介しているので、またウェブ版ができたらお知らせしますね!

後日、火鍋も食べに行って、そちらもとても良かったので、別途紹介しますね。

やっぱり可愛い点心というのは、文句なく楽しく気分がアガります!



 

イースターは長沙ビーチでStaycation 3) 朝はのんびり過ごす




おはようございます! 朝になりました。

起きていきなりこんな景色が見えるって幸せですね。

お茶を入れて、朝ご飯までしばし和んでいました。

このカラフルな色彩が南国です。ソファで再びまどろんでしまう朝。

朝ご飯は9:00にStoepに行けば作ってくれると言われていました。実は長男はその前の日も友達とビーチに行っていて、かなり日焼けして疲れていて、今日は早く帰ろうかということになりました(また帰りに大混雑に会うのも避けたいし!)

朝9時台だというのに、もう暑い! 今日はかなりの真夏日になりそうです。




朝ご飯はイングリッシュブレックファスト! 普段私は滅多にこれは食べないんですが、たまに食べると美味しいですね!とても丁寧に作ってくれていて、50香港ドルだったからお得感大あり。

あらー、もう帰っちゃうの?と言われつつ、帰路へ。

帰りはバス停に着いた途端にバスが来て、もちろん座れて、20分後には自宅前へ。

「昨日はまるで海外に行くみたいだったのにね」としみじみ。

滞在時間は短かったけれども、結構疲れていたらしくて、家に帰ったらバタンキュー。かなり長く昼寝してしまいました。

初めてAirBnB使っていたのですけど、とっても面白いですね。次回は貝澳で探してみようかと言っているところです。

さあ4連休が終わって、通常営業に戻りましたね! お互い頑張りましょう~




 

イースターは長沙ビーチでStaycation 2) ロマンチックなビーチで水牛と和む





さて。やっとたどり着いたビーチで、宿泊先にも入って、そろそろビーチに行きましょうか。

先に息子たちがスキンボードを持ってビーチに行っていたので、どこにいるかな、と思って探していたら。

これは拡大してるので、ずっと遠いのですが、遠くの方に見慣れたシルエットの二人組が。そして私がそちらにiPhoneを向けると、ちゃんとポーズをとるので、やっぱり息子たちだと判明(笑)ボード持って泳いでいったんですね!

戻ってきたところで、かっこつけた写真を撮らされました(笑)日が暮れてきました。

実はもう潮がすっかり引けていて、潮干狩りする人たちがいるほど。スキンボードにはちょっと向かない時間帯でした。

実は日が暮れる前に、ステイ先の近くにいた乾いた水牛ペア。

彼らがビーチに降りてきて、和んでいました。ちょっとこれは私は嫌だなと思ったんですが、小型犬の飼い主がわざと自分の犬を水牛にけしかけて、ワンワン吠えさせているところを後ろから(ここには映っていません)ビデオに撮ってます。ずいぶん長いことやっていて。水牛はおとなしいから怒ったりしませんが・・・・・・「うっせーなー静かにしてくれよ」って顔してますよね。





もう一頭の野良牛くんも、ずっとビーチをうろうろ。

私たちはビーチにあったテーブルで飲み物を飲んでいたところ、だんだん素敵な空の色になってきて、小型犬から解放された二頭がゆったりとビーチを歩いていきました。雄大です。

少しすると、唐突に大きな水牛がすぐ近くを通って行きました。

先ほど見かけた水牛と、今通り過ぎていった水牛は、それぞれビーチに陣取って、ずっと海と空を眺めています。実はこのまま、寝てしまったようです。幸せな水牛ライフ♪

本当に夢心地な美しい夕暮れでした。

ディナーな近くのレストランへ。Beach Houseというお店です。ちょっと高いかな、でもこのシーフード・プラッターは悪くありませんでした。

ソフトシェルクラブがとても美味しかったし、シーフードはいいものを使っているようです。

とにかくビーチにあるレストランで、こんな風に時間を過ごせるって、本当にリゾート気分ですよね。ふだんは夜までいないで、夕方には慌てて帰ってしまうので、これは良い体験でした。

そ・し・て。写真は撮れませんでしたが、この夜、香港に来て初めて、満天の星が見られました! 数え切れないほどの星、北斗七星やオリオンだけではなく、空一面に星座が広がっています。本当に久し振りにあれだけの星を見て幸せになりました。星が嫌いな人ってこの世にいませんよね、たぶん。息子たちにも見せてあげられて良かった!

波の音を聞きながら寝入るのも幸せでした。

 



 

 

イースターは長沙ビーチでStaycation 1)アクセスに要注意&The Stoep & AirBnB




イースター休暇の4連休も今日でおしまい。子供たちの春休みも今日が最終日、ということで、昨日から1泊だけ、近場でお泊まりをしてプチリゾート気分を味わってきました。

行ったのは・・・・・・週末によく行っている南ランタオの長沙ビーチ。でも今回は、AirBnBでビーチハウスを借りるというのを試してみました。

そう、Staycationというのは、東京の人が東京のホテルで週末過ごす、というような過ごし方のことをいいます。

短い時間ながら、とてもリフレッシュできたのですが、大変だったのが滑り出し。
住んでいる東涌から普通ならバスやタクシーで30分もかからない場所ながら。

●ランタオの青いタクシーは大行列(もともと台数が少ない上に、週末はいつもそうなので、これは予想ができた)
●Uberはどうだろうと試してみたら、すぐに来たんですよ。しかし乗ってから行く先を再度伝えたら、ランタオの外からの車で、結局乗り入れのパーミットを持ってないので、そこには行けない、と言われキャンセルする羽目に。それなのにUberに25ドルチャージされたので、これから文句を言おうと思っているところ。
●じゃあバスで行こうと言って、バス停に行ったら・・・・・・信じられないほどの大行列。少なくとも1時間半は待たないと乗れなそうです。
●タクシーのところにミニVANが何台もいて、旦那が値段を聞いたところ片道300香港ドル! 足下見てますよね-。タクシーなら70香港ドルぐらいの距離です。

普段だったらもう行くのを止めるところですが、泊まるところを予約しているし。

しばらくして気がついたのが、行列しているのは、大仏や大澳に行く方面のバスで、梅窩や貝澳に行く方は空いています。夫が「梅窩行きのバスの途中で降りて、10分歩けば長沙ビーチに着く」という言葉を信じて、次に来たバスに乗り(座れません、涙)、30分ほど乗ってから10分歩いて、何とか目的地に到着! 暑かったし水は持ってなかったし、はーここまでですっかりくたびれました。

ビーチ自体はまあまあ混んでいるぐらいだったので、バスの混みはおそらく、大仏に行くケーブルカーがいま休止中なので、その影響だったのかもしれません。南ランタオでビーチに、と思ったら、貝澳の方がしばらくは行きやすいかも。ケーブルカーが復旧するまで要注意です!




そんなこんなでビーチに着きました。すっかり夏の空気です!

このビーチに昔からあって、最近入り口近くの場所を引き払って奥に移った、南アフリカBBQのThe Stoepへ。実はぐうぜん、今回かりたAirBnBのホストがここのオーナーさんでした(お友達の家の世話を頼まれたということらしいです)。鍵を取りに行くがてら、遅めランチ。

連休で店がものすごく混んでいたため、かなり待ちましたが、何とかありつきました、私はKing Prawn Salad! 海老満載。

息子たちはベーコンチーズバーガー。ここのハンバーガーはちゃんとBBQされていて、本当に美味しいです。

今の場所に移転してから、来たことはあったけれど、店の奥まで行ったのは初めて。こんな池のようになっていたとは知りませんでした!

今回一頭目に見た野生の水牛。ずいぶん乾いています、水浴びすればいいのに!

こちらが宿泊先。下の2階が使えます。ビーチのすぐ横で立地抜群。ただサービス料含めて1泊2000香港ドル以上したので、いいホテルにも泊まれる値段です。でもまあ、ビーチハウスに泊まりたかったから、今回は良い選択だったと思います。

庭でBBQをすることもできます!

マスターベッドルームのバルコニー! かなり感激の景色。

下の階はこんな感じで、こぢんまりといい感じにまとまっていました。

ということで、長くなりそうなので、またシリーズものに!




 

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