Figaro「アートを愛でる香港旅」第4回 華やかなアートバーゼル&アート月間

「香港xアート」を主軸にしての短期連載第4回は、毎年3月に開催されるアートバーゼルと、その前後にひたすら香港中がアートに包まれるアート月間の紹介でした。



アートを愛でる香港旅
アートバーゼル香港が主役の華やかアート月間。

取材しながらも、今年のアートバーゼルは香港にとって大きな意味があったなーと感じていました。やっぱり過去3年間に香港へのネガティブな印象というのが根深く世界中に広がっていて、現状のアップデートができていないなーというのはずっと感じていましたが、往来が楽になってから初のアートバーゼルに世界中からビジターが訪れて、久しぶりの再会を喜んだり、はじめてくる香港にワクワクしたり、「あれ、香港、楽しい!?」と改めて気付いてくれた人がとても多く。とても明るいムードを久しぶりに感じさせてもらえた貴重なイベントでした。



こちらは香港の有名アーティスト、Another Mountain Manことスタンリー・ウォンさんのブース。知ってる人には香港の象徴的存在であるトリコロールのファブリックや、九龍皇帝の落書きアート。

コロナ禍に培われた、人がたくさんいることへのネガティブな印象というのが久しぶりに払拭されて「たくさんの人が楽しそうにしている、良かった、良かった」と単純に思えたことが幸せに感じられました。


香港で地元の人もあちこちから来ている人とも話をしていて、やっぱりこのアートバーゼルとその前後の多数のイベントで、香港復活の兆しを感じることができたということをお互い確認できました。ここ数年に香港から外に移住した人も多かったですから、ちょっと置いてかれた気分だったり、自分はそれでも残るという決断をしていたり、いろいろな気持ちがあったから、余計に明るい兆しが嬉しく感じられた気がします。

アート月間で香港のあちこちに新しいインスタレーションが置かれたり、飲食店で面白いイベントが開催されたりしますので、3月の香港、来年もし来られる方は早めに予約してくださいね♪




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