フィガロウェブサイトに春回堂と涼茶について執筆しました!

少しずつですが執筆も再開しています。



こちらはフィガロのウェブサイト内の連載「世界は愉快」の香港編。今月は「エナジーフード」というお題で、中環の「春回堂」で伝統の漢方ドリンクである涼茶について取材してきました。

リンクはこちらです!

世界は愉快 エナジーフード編 from 香港
猛暑を乗り切る!元ミス香港も愛飲する「涼茶」をごくり。

「週末香港大人手帖」にも掲載しているし、あちこちのメディアにも今まで紹介している春回堂。しばらくご無沙汰してしまっていて、久しぶりに連絡したら「1年会ってないけど、日本に帰っていたの?」と言われてしまいました! 毎日のように近くを通っていたのですけど挨拶してなかったです(汗)。




ここでは米国産ジンセンの涼茶を紹介しています。今までジンセンというとやっぱり癖のあるイメージがあって、この涼茶を飲んだことがなかったのですが、改めていただいてみて、あまりの飲みやすさにびっくり。優しい甘さで癖を消すブレンドが巧みです。体力が落ちている昨今の私にはとてもいいかも。手術の話をしたら、そういう時には亀ゼリーいいよと言われ、1個いただいて帰りました。体を冷やすという亀ゼリー、手術での炎症や傷跡をひんやりさせてくれるような感覚があって、確かにいいかもしれません。

コロナ禍での変化などもお話いただいて、ちょうどいいアップデートになりました。

ここには私の書いた記事が掲示されているんですよ♪ 左下です。

ぜひ記事をご覧下さい!!



 

本日(7/12) 20:15~J-Wave「Jam the Planet」再出演です!

5月に初出演して、なかなか好評だったJ-Wave「Jam the Planet」での香港レポート。本日再度出演することになりました!

3つネタを準備していますので、うまくお話できるように頑張ります~。

J-Waveを聞けるところにお住まいの方、ぜひ20:15-20:25にお聞きいただけたら嬉しいです♪




再びの香港公立病院、ミニミニ体験記

皆様、ご無沙汰していました!




インスタグラムのストーリーやFBページをご覧の方は、気づかれたかと思いますが、実は3年ぶりに手術&入院をしていました。思えば前回あんな大手術をしていたのに、ずっとその後の経過が良かったのですっかり油断をしていて、今思えば、正直かなり調子に乗っていました。

今回また手術が必要になってしまって、ガッツーンとやられて、今後の人生設計にも影響することではあるのですが、人間そんなに長いこと「なんで私? なんで今?」とか思ってはいられないというのか、現状を受け入れて、できることはやって、反省するべきことは反省して、前に進むしかないですもんね。

ということで再びの公立病院体験記を書く機会ができてしまいました。入院前に前回のブログをじっくり読み返して、確かに前回は驚きの連続で、よく闘病しつつこの状態に耐えられたなと我ながら感心したりもしていました。

↓またしても着る羽目になった、マークス&スペンサーの患者パジャマ。1000回くらい洗っているらしくてごわごわです、笑。

前回は10万分の1か25万分の1のレアケースで、「開けてみないと分からない、かなり危険もあり得る」と言われていたのに比べると、今回は、手術自体は超早期発見でほとんど流れ作業的な内容で、不安はずっと少なかったものの、やっぱりいざ入院してみるといろいろ大変でした。

1つ大きな違いは、コロナ禍の影響で、入院中ずっと面会謝絶ということ。スカイプで家族と話はしていましたが、やっぱり「何時になったら家族が来てくれる」というのは大きな張り合いでした。それに、自分がまだ動けないときに、急がしそうな看護婦さんには頼みづらい「バッグに入ってるあれを出して欲しい」とか、「○○が食べたいから買ってきて」とか、気楽に頼める人が定期的に来ないのはなかなか大変でした。

それに、ちょっとした不安や不満も家族に伝えて、かわりに交渉してもらえるのは楽だったな、と改めて思いました。とにかくまだ術後で頭がはっきりしない、体は動かない中で、何でも自分で伝えて解決しなくちゃならないので、なかなかプレッシャーでしたが、一種の精神修養というのかな、修行になったかもしれません。

同じ病室には、寝たきりでずっと入院しているらしいおばあちゃんが2人いて、1人は毎日タブレット端末を家族とつないで、家族の団らんの様子を何時間も中継していました。これは病院との約束になっているようで、看護婦さんが時間になるとタブレットをおばあちゃんに渡して、寝ている時には枕元に立てて、という段取りになっていました。

もう1人のおばあちゃんは、中国本土から来ているらしく広東語は話さなくて、家族もいない様子でした。面会謝絶ではないときは、家族の絆が強い香港人は面会時間に毎日家族が押し寄せてきて大騒ぎだったので、誰も来てくれない人にはキツかったかもしれません。そう思うと、まあ面会謝絶のおかげで常に静かで、休みやすかったのはあったかな。




何より大変だったのは、先生の巡回も、前回は手術後で頭がぼーっとしている自分ではなくて、家族が来ている間に来てくれて、いろいろ説明してくれたのが、今回はなかったこと。

今回は手術して入院が数日過ぎてから、頭が少し冴えてきて「あれ、そういえば私の手術はどうだったの?」と疑問が湧いてきたものの、先生が来た時に自分が寝ぼけていて、「今日は調子どう?」と聞かれてつい機械的に「OK」と答えてしまって、「あらそう、じゃーね」と先生が行ってしまったりして、なかなかちゃんと話ができません。

これについては自分でも反省して「OKじゃなくて、ちゃんと状況を話さなきゃ」と考えていたのに、ある看護婦さんに「調子はどう?」と聞かれてまたくせで「OK」と答えた瞬間。

「OKじゃないから、あなたはここにいるんでしょ。ちゃんと話して」

ぐさっと心に刺さって涙が出てしまいました。彼女は本当に素晴らしくて、私が後ろ向きになってダラダラしてると、「ほら、しゃきっとして、起きてちゃんとご飯食べなさい」とたたき起こされたり、こういう人ってありがたいなーとしみじみ感謝しておりました。

とにかく公立病院では、さっさと退院できる状態に効率よく持って行って送り出すことに集中しているので、先生も看護婦さんも話す話題は、私の肺の状態(全身麻酔をすると肺が数時間停止しているので、手術後に肺の状態を元に戻さないと危険が生じやすいのだとか)についてのみ。

退院が決まった朝、最後の朝だ、あ、先生が来た、チャンス! 今日こそ何かありがたい話をしてもらえるかも、と身構えていたのに。

「ハーイ、おはよう、今朝は調子どう?」と先生が聞いてきた瞬間、助手の先生が「彼女は今日、退院です」と口を挟んだら。

「あーそう? バーイ!」とくるっときびすを返して、先生は次の患者さんの元に立ち去ってしまいました(笑)。この肩すかし感が、何だか香港らしいなっと笑ってしまいましたっけ。

結局、何ら説明をしてもらえないまま、退院して、フォローアップ検診を心待ちにしているところです。

さて、最後に気になる病院食! 今回は長いこと食欲がなかったし、味もあまり分からない状態だったので、実は最初はあまり気にしていませんでした。だから手術後最初の食事で、これが出てきても(ライスウォーター!)平気で食べていたので、看護婦さんに「この人は病院食OK」認定を受けてしまったらしく・・・家族に持ってきてもらうのが前より難しいし、まあいいかなとやり過ごしていました。

端午節には、ちゃんと粽も出ましたよ!

美味しいとは言えないけど、何とかやり過ごせてると途中までは思っていて、特に友だちにもお願いしたりしなくていいかな!と過ごしていたのですが。

5日目くらいから、病院から出たくてたまらなくなったと同時に、朝フルーツとヨーグルトが食べたいとか、とにかく水以外のものが飲みたいとか、プリンが食べたいとか(笑)、突如欲求がわき出てきて、ああ、しまった、もっといろいろ人の好意に甘えておけばよかった~などと後悔したり。

でもあとちょっとで退院!という空気も匂ってくるところで、誰かにお願いしても突如退院になったら迷惑だし~と躊躇しているところで。

「今日退院できるかも」とのお言葉が朝ありました。

やったー!と喜んだところで、出てきてしまったのがこのおかゆ。

見た目には普通ですが、これが本当になんだか紙を食べてるみたいな味がなくて変な食感で、前回もこれに苦しめられたんです。

しかし今朝、これをちゃんと食べないと、退院させてもらえなくなるかもしれない! それだけは避けたい! 完食するぞ!と決意した私。

夜中にお腹空いたら食べるかな、と持ってきた、無印のクラッカー(バジルトマト味とかだったかも)を油條の代わりに入れて、無理矢理完食しましたよ!!

やっぱり病院食は甘くなかったです(笑)。

もうできれば体験する必要がないことが一番なのですが、「日本の病院って、やっぱりご飯が美味しいのかな」と好奇心が沸いたり(体験はしませんので!笑)

そんなこんなで、手術から一ヶ月以上経ち、まだまだ体力は普段の半分以下ながら、少しずつ歩ける距離が延びたり、手術の傷が癒えたり、食欲が出てきたり、向上はしています。仕事もまあまあ座ってすることはできるようになったので、原稿も書いています。

(次の投稿でまたお知らせをしますね!!)

ちなみに今回の手術&入院&検査&退院後の薬、その他全部ひっくるめて、請求金額は1000ドルちょっと!(1万5000円ってところです!)

香港、いろいろありすぎな今日この頃ですが、医療に関しては、私は本当に恩恵にあずかっていて、全体的にちょっと雑だけど(笑)、明るくて優しくて働き者の看護婦さんや、キレキレに鋭くて優秀なのに妙に陽気なドクター達のおかげで、こうして元気を取り戻せることができて、感謝しかありません。

最後は仲良くなった若い看護婦さんが「退院嬉しい? そんなにここじゃリラックスできない?」って寂しそうな顔をするので、「そ、そんなことないけど、ほら、やっぱり我が家が一番だよね!」と押し切りました(笑)。

相変わらずスローペースですが、もっと投稿できるように頑張りますね!




 

 

 

 

本日(5/10)夜、J-Wave「Jam the Planet」で香港のお話をします←20:10~になりました!

緊急速報! 本日20:15頃からおよそ10分間、J-Wave「Jam the Planet」に海外特派員として出演することになりました。

お詫びと訂正:開始時刻が20:10頃になりました!!

 




香港のさまざまな話題をお話する予定です♪

日本にいる方、聞いていただけたら嬉しいです!

 

華やかな母の日に。フォーシーズンズ香港×Tatchaコラボアフタヌーンティー

リンゴ・チャンさんと言えば、いつも期待を超えるクリエイティブかつ美味なアフタヌーンティーを作ってくれる、フォーシーズンズ香港の名人パティシエ。

2月には彼とのコラボで宮崎きんかんアフタヌーンティーを作っていただいたばかり!




そして先日は5月中の週末限定、母の日のお祝いも兼ねた新アフタヌーンティーを試す機会がありました。

今回のコラボは、米国発の日本産ブランドTatcha。ifcにお店があるので、日本では知らないな~と思っていたら、台湾系米国人のビクトリア・ツァイさんが京都で現役の芸者さんたちに伝わる美の秘密を知り、それを製品化して2009年に創業したブランドだそうで、多数のハリウッドのセレブにも愛用されているとか。現在はユニリバーの傘下となって、香港などに進出しているようです。

椿油や海藻、緑茶、米ぬか、真珠粉、絹など、日本の伝統的な美肌素材を使ったスキンケア製品、サンプルを使ってみたところ、とても肌に優しくていい感じです。

さてさて、そんなTatchaとのアフタヌーンティー、The Dewy Serumという新美容液の発売記念ということで、しっかりコンセプトが隅々まで組み込まれつつ、素敵で美味しいというのがリンゴさんの得意技。




たとえば、あきたこまちと桜を使ったゼリーは、どこか、ういろうを思い出すような優しい独特の風味とまろやかさ。

「さすがに海藻はスイーツにしづらかったので、チョコレートで作ったよ」とリンゴさん! 沖縄シーソルト・カラメル・チョコレートは噛むととろりとしていて、いやお見事。

後ろのグリーンは、宇治抹茶と小豆のケーキ。香港のスイーツは、伝統的に甘さ控えめ度の好みが日本より強いため(和菓子はかなりの甘さですもんね)、これだけちゃんとした店のスイーツは本当にすっきりして素材の味が楽しめます。

母の日対応でもあるので、Momラブなクッキーも♪

いつも感心するのがセイボリーの充実度。春と初夏の間の強くなってきた日差しを感じさせるような鮮やかなビジュアルと、工夫に満ちた風味!

2人分のセット(688HKD、5月8日、9日のみ1人488HKD)を頼むと、431HKD分のTatchaサンプルがついてくるのだそうです。

ちょうどコロナの規制が少し緩んで、久しぶりに試食に来たというメディア友だちとの近況報告で話が弾んで、ゆったり楽しめたひとときでした。




*****本ブログをまとめた書籍『週末香港大人手帖』(講談社)、Amazonなどのネット書店と、全国の書店で発売中です。お勧めの広東料理や点心、ローカルご飯など、香港ならではの食に加えて、美と健康、老舗での買いもの、最新バーなど幅広くカバーしています。しばらく香港には来られない状況が続きますが、香港気分をぜひ味わってください。

 

 

 

 

 

祝開店10年! 208 Duecento Ottoでイタリアの粋を満喫♪

香港ではコロナの状況はかなり良くなった、と言って良いのかどうか(新規感染者は一桁が続いていますが、変異型が一人見つかったマンション400戸丸ごと隔離なんてこともやられています・・・・・・)迷う状況ではありますが、飲食店の規制は徐々に緩んで来ています。




旅に出られない今、食って旅気分を味わえるいちばん手っ取り早い分野かもしれません。

今日は香港でイタリアへの旅へ!

ハリウッドロードの上環よりにある208 Duecento Ottoが今年開店10年目。飲食店の栄枯盛衰が激しい香港で、この数字は輝かしい記録です。

実は私にとっても、香港に来た当初は子供が小さかったから、まともにレストランに行ったりするようになるまで何年かあって、本当に初期の初期にお気に入りになった思い出あるレストランなのです。

このブログにも始めたばかりの2014年と2017年に掲載していました。
2014年:香港で美味しいイタリアンピザと言えば・・・・・・208 duecento otto
2017年:208 Duecento Ottoで焼きたてピザ&イタリアンなファミリーディナー

先日、208が10年目を記念していろいろとアップデートされたということで、試食に呼んでいただきました!

まず確認したことは、私の愛する壁のアズレージョは残っているか?ということ。

はい、そのままばっちりありました! ご安心ください(笑)。

イタリアンなアペロールが目に鮮やかなカクテルから、ディナーが始まりました。

今回のアップデートで、インテリアなどについてはほんの少し調整程度。主な内容は料理。イタリアから素晴らしい食材を届けてくれる供給業者を採用したということで、それが料理に如実に現れていました。

今回の試食では「やっぱりピザの印象が強いから、それは敢えて出さずに、一品料理をたくさん見せたい」とのこと! 過去の記事を見ても、やっぱりここに来たらピザにパスタというイメージだったから、これは大きな変化かも。




瑞々しさが伝わりますか? Italian Red Prawn。この真っ赤な海老はやっぱりシシリー産。Mazara Red Prawnという種類で、深海にしか住まないので養殖が出来ず、海鮮類で問題になりがちな有害物質から無縁ということで認証されているとか。手作りのブッラータチーズと組み合わせたら・・・・・・。美味しいに決まっていますね!

こちらは毎週イタリアから届くというモッツァレラチーズに、トリュフとアンチョビを加えてパン粉で揚げたという代物。ほくほくと幸せになる組み合わせに、さらにトリュフ入りカリフラワーピューレを合わせて。カリフラワーって地味なのに、いろいろと活躍できる優秀な野菜ですね。

このとろけてるチーズがたまりませんね! 香港で、最近なんでもかんでもトリュフが入っている状況には食傷気味でしたが、これはさすがの王道で完璧な組み合わせ!

アンガスビーフとオージービーフの合い挽き肉をつかったコロコロとしたミニミートボールのパスタも、マスカルポーネチーズがたっぷりはいったラビオリも、さりげないけど心に染みる美味しさ。

リブアイステーキは、オージーのブランドビーフMayuraが使われています。これはアンガスビーフと和牛を掛け合わせたものなんだとか。霜降りより赤身の肉感が好きな私としては、ほどよいバランスでした!

ピザ皮に包んで、トマト、ケーパー、ニンニクやさまざまなハーブと一緒に蒸し焼きにした鱈は、香り豊かで、火の通り具合もばっちり。

皮を取り除くと、ほら!完璧な仕上がりの魚が。




ジョークをたっぷり交えて活気あるテーブルを作ってくれる支配人のジャンマルコさんは、この店の顔ですね。イタリアンワインのお勧めを持ってきてくれました。

デザートはテーブルの上でデコレーションしてくれるスタイルで!

完成形がこちらです! 場を盛り上げるスタイルですね。

208を訪ねる皆さん、次回はピザ以外のこんな料理、いろいろあるのでぜひ試してみてくださいね♪

 
*****本ブログをまとめた書籍『週末香港大人手帖』(講談社)、Amazonなどのネット書店と、全国の書店で発売中です。お勧めの広東料理や点心、ローカルご飯など、香港ならではの食に加えて、美と健康、老舗での買いもの、最新バーなど幅広くカバーしています。しばらく香港には来られない状況が続きますが、香港気分をぜひ味わってください。

 

 

 

 

HereNowに「香港のいま」について執筆しました

香港のいまについて、最近もう一つ記事を書きました!




東京、京都、台北、ソウル、バンコクなど多数の都市からの情報を楽しめるウェブサイト HereNowの香港ページに執筆しています。

2021年3月、香港のいまをレポート。街や人や観光地はどうなっている!?

こちらは4部構成になっています。
1.街の変化 コロナ禍の現状と、アントニオ・レイさんからご自分が経営するQuinaryやDraft Landを含めたバー業界の現状について。
2.働き方の変化 在宅勤務やノマド、コワーキングスペースの現状。
3.場所の変化 アートギャラリー、高級ホテル、ピークなどの観光地での現状。
4.娯楽の変化 プラントベースの食、公園でワークアウト、ハイキングなど。

それぞれの最後に香港政府観光局が制作した360°カメラによる香港の動画が入っていますので、そちらもぜひご覧下さい。私の撮った写真も、ステイケーションだけ少し前のものですが、それ以外、特に街中の写真は撮りたてホヤホヤですよ♪



ちなみに撮影していた数日は、第五波が来るか?という警戒感が高まっていたときだったので、めったにないほどセントラルがガラガラです。

それにしても改めて街の写真を撮影していると、どこの街でも同じかもしれませんが、本当にフードデリバリー業者のバイクだらけですね! 以前の香港とはいちばん違うかも。

それから、掲載されませんでしたが、街の様子が分かるかなという写真で、最近この新型タクシーがよく走っています。

オクトパスやクレジットカードでの支払いができるタイプもやっと出てきました。

それではぜひぜひ記事をご覧下さい!

 



 

Vogue webに「あれから1年、私の街では今~香港編」を執筆しました

ただいま香港はイースター連休の真っ最中。コロナの状況がやや落ち着いてきたので、雰囲気は明るめなのが幸いです。




さて、最近いくつか「今の香港はどんな様子?」というお題で原稿をあちこちに書いています。

今日ご紹介するのは、1年前に書いた同じテーマの第二弾で、Vogueのウェブサイトに書いたこの記事です。

美食大国に大打撃。Withコロナがもたらした新生活
【あれから1年、私の街では今 vol.15~香港編】

このシリーズでは、世界各国のライターさんが生々しい状況を書いているので「新規感染者数●●●人」だけでは伝わらない様子が伝わって来て、とても面白いシリーズなので、ぜひご覧下さい。



執筆のために改めて昨年の記事を読み返してみると、1年の間に良くも悪くもコロナ慣れしたというのか、新ノーマルというが本当にノーマルになりつつありますね。最近は映画やドラマで、誰も街中でマスクをしていないと違和感を覚えるほどになってしまいました。

ワクチン接種の拡大については、香港でも一筋縄ではまったく行っていませんが、少しずつ良い方向に向かっていると信じて、今年の後半こそは日本との往来が自由にできるようになっていて欲しいものです。

こちらの記事では最新の状況を伝えるために、執筆もしたばかりのほやほやで掲載されています。中に出てきている隔離所の様子は、ちょうど友人が隔離中の様子をインスタグラムのストーリーズでながしていたので、お願いして使わせてもらいました。ディズニーランドの近くにあるんだそうですよ。

ぜひぜひ記事をご覧下さいね♪




2021年版「アジアのベストレストラン50」雑感(1)祝!!The Chairmanが香港初アジアトップに

コロナ禍により2年連続オンライン発表となった「アジアのベストレストラン50」。私にとってお馴染みのお店がたっぷりランクインしてくれました。

特に今年は香港にとって記念すべき年になりました。そう、私の大好きなThe Chairmanが初のアジアナンバー1に輝いたのです。



日頃シェフやオーナーの努力を見ているだけに、感慨深く嬉しく感じている気持ちや、思ったことをせっかくなのでブログに書き留めておこうと思います。

今回はやっぱりなんと言ってもThe Chairmanについて!!

The Chairmanに関しては過去にも何回もこのブログや著書「週末香港大人手帖」にも登場していてお馴染みですね♪ そのコンセプトや料理について(そして私がいかに好きかについて、笑)こちらもぜひご覧下さい。

美食広東の聖地、大班樓 The Chairmanで麗しのランチ

 

あとヒトサラ香港に書いた、こちらの記事も詳しく書けていると思います。

大班樓 名家のお抱えシェフの料理をイメージし伝統の広東の味を徹底的に再現

本当は著書の表紙も、私が香港で一番好きな料理=The Chairmanの花蟹にしようと思ったところ、編集の方から「きれいな点心の方が分かりやすいかも」というご意見をいただき(笑)却下になったという経緯もありましたっけ!




これは昨年5月に行った時の写真です♪ まだアップしてないものがいろいろあるので改めてまた出しますね。

これがとても感慨深い結果であるのは、香港にとって初のナンバー1というのもありますが、もう一つ重要なことは、中国料理店としても初めてのナンバー1であることです!

私は昨年までのように、フランス人のフレンチがアジアナンバーワンでも実績や実力が伴っているのだからいいと思う派ですが、「アジアのランクなんだからアジア人のアジアの料理がトップに来て欲しい」という意見もありました。

実際に50位までに入ったレストランを見ると、中国料理と呼べるのは、The Chairmanに加えて、日本の茶禅華、香港の龍景軒と家全七福、マカオの永利宮の計5軒。世界的に見た中国料理の実力、歴史、存在意義などいろいろ考えると、アジアのトップ50にもっと入ってもおかしくない気がしますよね。

ただ、日本料理界と似ていて、中国料理のシェフって、あまりメディアに対してガンガン話をしたりできるタイプの人が少ない(シャイな人が多い)し、トップ50でランクインするために料理の質と同様に大事になってくる「他国のシェフやメディア、美食家とのコミュニケーションができる人/それをやろうと努力をする人」となると、ほとんど皆無なんです。

The Chairmanの顔であるオーナーのダニーさんは、SNSは全然やっていないですし、一時期トップ50シェフの間でものすごく流行ったシェフコラボというのも、ほとんどやりませんでしたが、授賞式には必ず顔を出して、そこでいろいろな人に自分の店の料理について話したり、取材に訪れたメディアにも丁寧に説明してくれるしで、社交ができて存在感があります。

料理自体の素晴らしさが大前提な上で、これは大事なポイントなのでした。

こちらは2019年にマカオで開催された50ベストのセレモニーのとき。右から2人目がダニーさん。左のお二人が今年は17位Neighborhoodのデビッドさんと奥様のジェイドさん、一番右がフードジャーナリストの佐々木ひろこさん。コロナ以前には、こんな気張った格好してパーティーに出ていたことが、今では前世の出来事のようです・・・・・・。

トップ50についてネガティブな意見というと、だいたい「社交が大事で料理が二の次」的なコメントを耳にしますが、社交だって立派で大変な努力だし、ランキングによって個性があっていいと思うし、素直にこれだけのことを成し遂げたと認めて、祝福すればいいじゃない、と私は思います。

私も以前から、日本から来た友人と会食というとThe Chairmanに行きたい!と言われる方も多くて、よく訪ねていましたが、そうすると必ずといっていいほど、香港にいる有名シェフが、海外から訪ねて来ている友人を連れて会食に来ているところに出くわしました。

すっきりした味わいの料理が多くて、スマートなイメージですが、最近では作る店が少なくなっているという昔ながらの広東料理の一品を採算度外視で甦らせたりする愚直さが実はあって(ダニーさんは、僕はお金持ちだからできるだけでって謙遜してますが、笑)、そこはこれだけ注目を浴びる前から全然変わっていません。価格も質の割には抑えめで、インテリアもシンプルなまま。

長年まったく曲がらないこだわりと、注目されようとされまいと変わらない努力が、こうして見事に形になったと思うと、本当に誇らしく嬉しく感じてしまいます。

再び皆さんが香港に来られるようになったら、予約が相当また取りにくくなると思いますから、香港に来られると決まったら、すぐ予約入れた方がいいですよ!

私もまた久しぶりに食べに行かなくちゃ~

次回は、ランクインした他のレストランについて!!

 




お仕事報告:Figaro webに香港バレンタイン事情とTate Dining Roomを紹介しました

早いものでまもなく香港には旧正月がやって来ます。相変わらすの厳しいコロナ規制下なので、外食は相変わらず1卓2人までで18時までの営業ですから、やはり盛り上がりません。




特にこの時期、家族での宴会などで大忙しで、年間売上の大部分をこの時期稼ぐはずの中国料理店には打撃が大きくなります。バー、ネイルサロン、ジムなども強制休業続行中。家族での集まりはやはりそれぞれあるにしても、ごく近い関係に留まりそうなので、「ライシー(お年玉)たくさん上げなくて済むんじゃない?」と友だちに聞いたら、「いや、今はPay me(簡単送金アプリ)あるし」。便利な世の中は時に辛い(笑)。

さてさて、そんな中! 今年は旧正月中にバレンタインデーもやって来ます。フィガロウェブサイトの「世界は愉快」というコーナーで、香港ならではのバレンタイン事情+Tate Dining Roomの素敵なテイクアウトディナー&バレンタインギフトセットについて執筆しました。

女性が最強! 香港バレンタイン事情と麗しきグルメ体験。

なかなか面白くまとまったんじゃないかと思いますので、ぜひご覧下さい。

ヴィッキーさんといえば先日二つ星受賞で、アジアの女性シェフでは初めてなのだとか。今年のミシュランまとめも書かなくっちゃね♪

ではぜひ記事をご覧下さい♪




*****本ブログをまとめた書籍『週末香港大人手帖』(講談社)、Amazonなどのネット書店と、全国の書店で発売中です。お勧めの広東料理や点心、ローカルご飯など、香港ならではの食に加えて、美と健康、老舗での買いもの、最新バーなど幅広くカバーしています。しばらく香港には来られない状況が続きますが、香港気分をぜひ味わってください。

 

 

 

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