元朗屏山村の鄧氏宗祠でのヘネシー主催の豪華な宴を紹介しました(PART I)




相変わらずもうネタを溜めすぎている今日この頃! 全然こちらのブログが追いつかない~

先ほどフィガロブログにアップしたのが、こちら。

香港最古の豪族の祠で旧正月の宴-獅子舞編

新年早々、大変ラッキーな出来事で、今でもうっとり思い出します。

この後、肝心なお食事編を書きますのでお楽しみに!

公式写真に、早く着いたので、誰か知ってる人来ないかなーと、ぼーっと外に立っている私が写っていました(笑)。




祠の中はこんな風に飾られています! 漢字でヘネシーって書かれていますね。

入り口から中を眺めるとこんな風でした!

獅子舞の準備も万端!

獅子舞ビデオも入っていますので、ぜひフィガロブログをご覧下さい♪



 

キャセイパシフィック航空「香港スタイル」に隠れ家バーJ. Boroskiを紹介しました




セントラルのJ.Boroski、普通にアドレスをたどっていっても、まず見つけられない超隠れ家、スピークイージー風の新バーです。

J. Boroski(ジェイ・ボロスキー)
驚きと落ち着きが両立する隠れ家バーで
あなただけのカクテルをたしなむひとときを

お詫びとお知らせ:ただいまキャセイパシフィック航空「香港スタイル」は非公開になっています。また改めて、同等の内容をアップ出来るようにしたいと思っています。

ここはプライベートでもちょこちょこお邪魔していまして、エッジィで敷居が高そうですけど、入ってみるととてもほっとする居心地の良さがとても魅力的です。

そしてオーナーのジョセフさん、とっても面白くていい方ですので、見かけたらぜひ声をかけてみて下さい!





ちなみにオープン時は、予約制だったのですけど、あまりに人気が出てしまったため、逆に予約はナシにして、ふらっと来て入る形に変更したそうです。

一度このカウンターやソファに座ると、なんだか「あーまたあの空間で和みたい」と思ってしまう魅力たっぷり。

ちなみに、メインエリアの裏にも、また素敵な空間が。

後ろには毒蜘蛛の標本がずらり(笑)。

実は裏の空間の裏には、また秘密の部屋があったりするのですが。それはぜひお店で聞いてみて下さい!

あのレザーの感じがいいですよね。ちなみにこのカブトムシが本物だよって話したら、マッチョなお兄さんがいきなり店から逃げ出してしまったそうで、それから本物だとは言わないことにした、とジョセフさん。でも本物です(笑)。

Opheliaとはまた違うテイストでアシュレー・サットンさんのデザインがここでもすごいオーラです。

ぜひ記事をご覧の上、大人香港を満喫してください。

 




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The Wonder of Kyushu 3 – 福岡上陸! いきなりのTV撮影&ひょうたん寿司




実は台風8号襲来で一度旅程を全部キャンセルする羽目になったりしながらも、心機一転、8月某日、ついに私は香港から福岡へ飛びました!

とにかく滞在時間を少しでも長くしたくて、香港エクスプレスの朝の便で。仕事がひっちゃかめっちゃかな時だったので、出張にありがちな、ほとんど寝ていない状態で飛行機に乗り込んだような記憶が。

福岡に着いた! というか、最近東京への里帰り頻度も少ないので、このとき、日本も1年半ぶり。

到着遅れている上に、直前の下調べや確認をする余裕がなく、空港から地下鉄乗って天神に来てね、という八島さんのお言葉を覚えていたのに、「あれー地下鉄のサインないなあ」と思いながら(国内線ターミナルに行かないとならなかったと後で気づく)、あー遅くなっちゃったと慌てているうちに、間違って博多行きのバスに乗っちゃいました(涙)。

嗚呼。ほとんど日本語が上手な外人状態です。

実はなんとこの日。八島さんがチャリティイベントのために九州朝日放送の取材を受けるということで、それに参加することが決まっていました。八島さんの日頃の活動の様子を紹介するビデオになるそうで、海外からの業界関係者のアテンドをよくなさっている八島さん、今日は香港から来たこの人を案内中! ということなのだとか。

遅れて焦ってやってきたので、化粧直しもままならず、髪の毛もぼさぼさなまま、はい、マイクつけて出発!

そうです、こちらが「焼き鳥の八兵衛」の超ダンディなカリスマオーナー、八島且典さんですー初めまして!!!




放送は見ることができなかったのですが、ちょこっと使われたそうです♪ 見た覚えのある方いますか~???

とにかく、八島さんには、ものすごくお世話になってしまいましたので、本当に微力ながらお役に立つことができて良かったです。

正味半日しかないので、それほどあちこちでは食べられないため、やっぱり絶対一回は寿司を食べなければ!という私のリクエストで、「回転寿司でお手頃価格なんだけれども、あり得ない品質で、日本の他の地域から来た飲食関係者が、ここを見るとショックを受けて落ち込む」という、ひょうたん寿司を訪ねました。

このときもうランチタイムをとっくに過ぎていたのに、ものすごい行列です!

回転寿司っていうと、ネタがカラカラに干からびちゃってるイメージがありますが、ここは職人さんがたくさんいるので、回転してぐるぐる回る時間がほとんどなく、とてもフレッシュなのだとか。

お持ち帰りコーナーに、見慣れないものがたくさんあって面白い! レタスハーブ巻きとか。

そして回転寿司の方はあまりに混雑しているし、実はこのひょうたん寿司には、普通のお店もあるんだよ、ということで、そちらの方で食事をすることに!

こちらが「ひょうたん寿司」のオーナー、山田幸嗣さん! 九州男児の明るい笑顔、いいですね♪

お客さんに喜んでもらいたい一心で、いいネタを安く出し過ぎるので、奥さまに怒られてしまうんだとか(笑)

さっそくいただきましたーーーーー!!!

日本自体が1年半ぶりだった私にはもう感涙もので。

あの真ん中に鎮座しているのが、生アワビ。ムニムニと動いていました!

アワビを食べようという瞬間。我ながらとっても嬉しそうです(笑)

とても珍しかったのが、この馬刺しの握り! 脂がたっぷり載ったのが九州スタイルなのだとか。いやあ、これは美味しい。香港だと、馬刺しとか白子とか、ものすごくエキゾチックな変なモノを食べるイメージがあるみたいですが、日本人からしたら普通の美食ですよねー。

そしてこちらが、あら汁。ものすごく豪華で、あら汁のイメージを超えていました。

これは「本日の特選ネタづくし」コースではないかと思います。この日2750円=177香港ドルぐらい(15.5香港ドルのレートで計算)ってもうありえませんね・・・・・・

何でもかんでも美味しそうだしお得です! 回転寿司もいいけど、こちらでゆっくりというのもいいですね。ちなみにこのときはランチタイムがとっくに終わっていたので静かでしたが、こちらもとても人気だそうです。

メニューを見ているだけで幸せに。

また来ますねーと皆さんにご挨拶して次へ。

山田さんと記念撮影もさせていただきました♪ いきなり一軒目からもう幸せになっています。

そしてこの後、天神の人気店をあちこち見学して回るのでした(つづく)

<お店情報-Restaurant Information>

たぶんこれが回転寿司の方。Hyotan Sushi (Kaiten-sushi, conveyor belt sushi)
https://tabelog.com/en/fukuoka/A4001/A400103/40000187/

こちらがお寿司屋さんの方。Hyotan Sushi
https://tabelog.com/en/fukuoka/A4001/A400103/40001153/




The Wonder of Kyushu 2 - 狭い香港で不思議な出会い。なぜか@Belon & Yardbird




前回は、いろいろなご縁で九州との縁が生まれたお話をしました。

さて、さっさと九州に向かいたいところですが、計画を立てるのも旅の楽しみ! そして、世間の狭さとともに、今回私が九州に関わったことに運命的なものを感じずにはいられない出来事がありました。

その話も旅の前にぜひお話させてください。ほとんど番外編。

2泊3日の限られた日程であちこち回りたいけれども、公共交通手段を使いながらの移動ですから、「この電車逃したら、後はどうするんだ?」的な綱渡りにはなりつつも、その中で何とか、次のことは絶対するぞと決めました。
1)福岡で食べ歩き
2)香港のシェフに大人気の大刀洗町の野菜畑見学
3)湯布院で温泉満喫
4)湯布院と福岡の間は、ゆふいんの森号に1回は乗る

福岡では、東京や台湾、今度はハワイ店もオープンするという大人気の焼き鳥屋さん、「焼き鳥の八兵衛」のカリスマオーナー八島且典さんが、なんと私の案内をしてくださることになりました!

八島さんは、香港から九州を訪ねているシェフたちとも懇意にしていて、八島さんのお店のファンが何人もいるのです。そんな中でも、香港の大人気店Yardbirdのオーナー、マットさんはYardbirdを始める前に八兵衛を訪ねて、とても気に入って影響を受けたらしく、糸島もすごく気に入っていつかそこに住みたいなんて言ってたという噂も聞いていました。

八島さんはものすごく忙しい方なのに、本当に地元愛に溢れていて、ぜひこの店も、あの店も、食べてみてください、見て行ってくださいと、たっくさんのお勧めをいただきつつ、チャットでご相談をしていました。

ちょうどそのときは、香港のSOHOにあるBelonの取材に向かっていて。約束の時間より30分ほど早く着いてしまい、普通だったら近くのカフェででも時間を潰すのですが、その日は死ぬほど暑くて、かなり疲れていたのでお店に直接うかがって「向こうの席で待ってていい?」とシェフのジェームスさんにお願いしたところ、「ちょうど僕たちご飯の時間だから、一緒にどう?」と賄いのテーブルに誘っていただきました。

お腹はすいていなかったけれども、もちろん参加しました(笑)。これがそのときいただいた賄いご飯。残り物だよって言われたけど、あー美味しかったなあ。

初めて行くお店だし、シェフとも初対面だし、借りてきた猫状態ながら、何となくその場にいたわけです。シェフの隣に、シェフのお友達が座って談笑しています。

私はというと、ちょうど八島さんから、いろいろと推薦のリストが届いていたところで、それを元にまさにテキストのやりとりをその場でしながら、シェフともちょっとずつ世間話をし始めて。



何かの拍子に「今度、仕事で福岡に行くことになって、今、あちらの方といろいろ相談してるんだ」と口にしたら、急にシェフのお友達が「えー?僕、福岡すごく好きで何度も行ってるんだよ」と会話に参入。その内容を聞いていて、え、糸島住みたい? あれ? あれれれ? なんだ、これは?と私が目を白黒し始めたところで「彼も、すごく有名なシェフなんだ」とジェームスさん。

「もしかして・・・・・・Yardbridの????」

そうなんです、八島さんと相談しているその瞬間に、全然関係ない店の昼休みに、シェフ同士仲良しということで、そこにいたのが、まさにマットさんだったんです。

「私いま、まさしく八島さんとチャットしてるんだよ」と言ったら、マットさんも目を白黒。

思わず写真を撮らせてもらって八島さんにチャットで送ったら、八島さんも「えええ???なんでそこにマットが」と絶句。

香港の世間狭さには、あるある話が事欠きませんが、これはもうかなりのハイレベルで、鳥肌というかもう悪寒ものでしたね!

こっそりお見せします(笑)そのとき撮って送った写真です。めちゃくちゃ受けている人が鏡に映ってますね!

そんなこんなで、やっぱり私は九州に行くべきして行くんだ、という思いを新たにし。

香港と九州の飲食業界が、いつの間にかこんなにつながっているんだ、ということがよく分かる出来事でした!!

その後ジェームスさんはパリに戻っちゃったのは残念だけど、あーBelonでチキンと自家製パンが食べたい、Yardbirdも、実は天香楼並に今更恥ずかしくて言えない「すごく行きたいんだけど実はまだ行ったことがない・・・・・・」リストの筆頭に相変わらず残ったまま・・・・・・

このパン美味しかった・・・・・・

これは早く食べに行けというお告げですね!

さあ次回はいよいよ福岡上陸ですっ!!!!




尖東に穴場アフタヌーンティー&ラウンジ登場




日本人の方におなじみのホテルだった旧日航ホテルがニューワールドミレニアム香港ホテルになってから、
何度か行っていましたが、リノベーションがかなり終わりつつある段階で今回取材に行って、おお、これは良い!と感動したのが
このラウンジです。

尖東のあたりにはなかなかない雰囲気で、素敵で広々としていて落ち着くし、メニューもとっても充実しています。

Afternoon Tea at The Lounge(アフタヌーンティー・アット・ザ・ラウンジ) – The New World Millennium Hotel

華やかで、美味しくて、お得感たっぷり!
ホテルアフタヌーンティーに強力な新顔登場

お詫びとお知らせ:ただいまキャセイパシフィック航空「香港スタイル」は非公開になっています。また改めて、同等の内容をアップ出来るようにしたいと思っています。

ソファとお揃いのこのブルー!きれいな発色です。甘さ控えめでとても味わいのあるものばかり。
そう、これが証拠写真です♪ 眼に入る色がどこかで統一されているって、気がつかないままでいても、どことなく気分がいいとか、すっきりして見えるとかにつながってくるんでしょうね。




この何だか東京の一角のような緑とのバランスが、香港では珍しい立地です。
ぜひ記事をご覧下さい♪




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安定の美味しさが嬉しい桃里のノスタルジック香港メニュー




このブログでも何回か取り上げていた、旧日航ホテル、現ニューワールド・ミレニアム香港ホテルのノスタルジック香港メニュー

あらためてキャセイパシフィックの「香港スタイル」で詳しく取り上げました!

桃里(Tao Li)- The New World Millenium Hong Kong Hotel

古き良き香港の味を伝えるノスタルジックメニュー!
景色のいい広東料理の名店でゆったりご飯を

 

ホテルもリノベーションでとてもきれいに明るくなっているし、スタッフは感じがいいし、改めてとてもいいホテルだなと思っているところです。

記事でも紹介している蘇料理長が豆腐花を作ってくれているところ♪

できあがりはこんな風 <3 優しい味わいで幸せに。





嬉しくてシェフと豆腐花と一緒に記念写真♪

この写真をSNSにアップしてたら、ヤムチャのシェフ、ウィンソンさんが「あー蘇マスター! 10代の頃、ここで働いていたことあるんだー!」と懐かしそうにしていました。ベテランも若手もばりばり活躍していますね、香港の広東料理業界。

この端正な感じのインテリア、とても好きです。

日本とのつながりがあっても、なくても、とてもバランスがいいホテルでお勧めです。
 




The Wonder of Kyushu – 九州と香港をつなぐプロジェクトの一員に




インスタやFB、ツイッターでフォローして下さっている方々は、去年の夏頃、私が九州に行ったり、秋にバンコクに行っていたのを覚えている方もいるかもしれません!

普段やっているのとはまた全然違う役割だったので、ちゃんと何をやっているのかブログで説明しようと思いつつ、気がついたらもう半年以上過ぎてしまいました!

もともと2016年の1月に、The Wonder 500 という、経産省が主催している日本の地方名産品の素晴らしさを世界に広めるプロジェクトのイベントが香港で開催された時に、それを取材してイベントレポートを『Discover Japan』誌に執筆したり、香港の最新スポットを案内する仕事を依頼されまして、プロジェクトメンバーの方達と知り合いました。

※ちなみにこんな記事でした!!

その後、熊本大震災が発生し、香港を含めたアジアの方達の旅行先として高い人気を博していた九州全域で、観光客数が激減し、地域経済に打撃を与えるいう事態が発生。

そのときに経産省が緊急プロジェクトして立ち上げたのが、The Wonder of Kyushu。香港、台湾、韓国、タイ、中国本土に対して九州の魅力を伝えるプロモーションを集中的に行うという企画で、それに際して、各国+日本からプロジェクトに協力するプロデューサーを5人ずつ選ぶということになり。

香港では、有名デザイナーのアラン・チャンさん、PMQのウィリアム・トーさん、アートコレクターでレストラングループオーナーのアラン・ローさんなど、そうそうたるメンバーが選出されました。

そしてここでなぜか。香港在住ではありますが、日本側のプロデューサーの一人に、私を選出して下さるというではないですか!こちらも偉い方の中に、一人これは誰だ?状態で不肖無名ライター、甲斐美也子が紛れ込んでいます。

The Wonder of Kyushu Producer一覧

九州にはもう何十年も行っていないのですが(しかし祖父は熊本出身)、香港の最先端のトレンドを把握していて、香港人の好みを理解していること、それから香港を案内したときに、私の審美眼というのか、センスというのをすごく気に入っていただき、それを生かして欲しい(感涙)とのありがたいお言葉が!!!

そりゃー、もうやるっきゃないですよね(笑)

やっぱり日本と香港の役に立てるっていうのは、すごく嬉しいし、関われるなんて光栄です。




ちなみにこれが香港と日本のプロデューサー一覧!

私のところは・・・・・・ネイティブの娘に英語を直してもらいました! こういう時便利です(笑)

その最初のミッションとして、とにかく九州で自分の選んだコースで視察をしてくることになりまして。

またしてもご縁というのは不思議なものなのですが。

以前からよく、香港ナンバーワンレストランAmberのシェフ、リチャード・エッケバスさんをインタビューしているのですが、この記事 – Amber(アンバー) – The Landmark Mandarin Oriental の取材のとき、「九州の食材を最近よく使っていて、この前九州に行って色々な農家を訪ねたりして、Amber用の畑も作ってもらってね」と、旅の写真とともに熱く語って下さっていて。それをサポートしているのが、日本人サプライヤーのKさんと言ってね・・・・・・というところまでは記憶にあったのです。

その後、同じページで、Mandarin Grill + Bar (マンダリン グリル+バー)- Mandarin Oriental Hong Kong の記事を書くために、総料理長のロビンさんにインタビューをしていたら、「素晴らしいサプライヤーに出会って、最近九州の食材をよく使っていてね」???あれ?もしやと思って聞いてみると「ああ、Kさんだよ、今からここに僕とミーティングだから来るよ」!

そしてその場にやってきたKさんに紹介していただのです!

その後、たくさんの有名シェフたちがKさんを通して九州の食材を使っていて、とても喜んでいて、九州にも足を伸ばしているという話がどんどん耳に入ってきていました。日頃飲食業界の方たちと関わっていて、その九州食材愛の深さを知って、ああ、これは全然日本どころか香港でも知られていないな、と気づき、この分野を軸にして関わっていくのが私らしいのではないかなーという気になりました。

なので、視察のコースを考えるとき、真っ先に頭に浮かんだのがKさんで、九州のためなら、と一見さんの私ではありえなかった重要人物をたくさん紹介していただきました。

もちろん九州に遊びにいっていた香港人の友人(たっくさーんいます)や、香港で活躍している九州出身の方や、いろいろな方にお話を聞いて計画を立て、2泊3日だけですけれども、かなり充実の旅をしてくることができました。

またこれが発端となって、いろいろと九州と香港の間に関わる仕事をすることにもなり、ご縁がそのまま継続しているのです。

半年かかって、やっと「何でまた、私が九州と関わっているのか」の説明ができた!

というわけで、少しずつ、The Wonder of Kyushuを通した、私なりの、どこかしら香港の香り漂う(?)九州体験のお話も、このブログでしていきたいと思います(シリーズものが続いた試しがないんですが、頑張ります)

そして長年の課題。これは英語でも書かないと行けません! だいたい友人で、日本語読めないけど、写真眺めてグーグル翻訳で何となく読んで、って結構私のブログを見てくれている人がいるので、英語版はやらないとなあと前から思っているものの。日本語の更新でさえままならないのに、そんな風呂敷を広げていいのか!ってことで、できることからちょびちょびと。

請うご期待!(ほんとに? 笑)




きれいになる美味な漢方ジュース! Check Check Cin




お正月と旧正月の間にたくさんの新記事もアップしています♪

こちらは注目株! 上環に出来た新しい漢方ジューススタンド+オリジナルグッズ+漢方クリニックというお店です。

Check Check Cin(チェック・チェック・シン)「きれいになれる香港」に期待の新星!美人女医が作った新感覚の漢方ドリンクスタンドへGO!

※お詫びとお知らせ:ただいまキャセイパシフィック航空「香港スタイル」は非公開になっています。また改めて、同等の内容をアップ出来るようにしたいと思っています。

とってもアクティブでセンスが良いオーナーのシンシさんがまたきれいな方で♪ 説得力抜群。

私もいろいろサンプルをいただいたり、自分で買ったりしながら、試しています。

まだ一番のシグネチャーであるライスウォーターは始めていないのですが、この石けん&シャンプーバーはとてもいい感じです。

パッケージがとても可愛いのです。

石けんは、付属のネットに入れて泡立てて使います。そうするととてもよく泡立つし、ネットにひもがついていて、お風呂場にぶら下げておけるので、とても使い勝手がよし!





この日材料が足りなくて、掲載しなかったのですが、このイチジクの葉と龍眼のドリンクも美味しかったです♪

奥にクリニックがあります。今度私も診てもらおうかな。

ぜひ記事をご覧下さい♪



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情熱溢れるRhodaでお肉愛に満ちた食を楽しむ




香港でライターをやっていて幸せを感じるのは、自分の信じることや好きなことを語り出したら止まらない、手を抜いて楽しようという気持ちがまったくない、純粋で情熱的な人にたくさん会えること。

そういう人たちから、目には見えない心の栄養を日々もらっている気がします。

香港人でも西洋人でも、もちろん日本人でも、世界中から縁あって香港にやってきたたくさんの人たちが、家賃が高くて競争も激しいこの街で、まっすぐな気持ちで日々頑張っています。

それが、香港の街に溢れる活気やエネルギーに確実につながっていると思うし、そういう人から話を聞くと「この人の作るものが食べたい」「この人の店に行きたい」って素直に思うし、その気持ちを皆さんに伝えたくなります。雑誌の取材などで、日本から来た編集さんやカメラマンさんが「甲斐さんが紹介する人は、みんな熱くていい人だね」と分かってもらえると、やっぱり嬉しくなります。やっぱり街の印象を作るのはそこで会う人ですよね!

※口下手やツンデレで話はあんまりできないけど、情熱と職人魂に充ち満ちた人ももちろん好きです♪

そんな熱血シェフの代表格じゃないかなと思うのが、大人気店Rhodaのネーサン・グリーンさん。先日、彼の新メニューも含めたメディア向けの試食会に呼んでいただきました!

サステイナビリティに配慮した、飼育環境がきちんとした畜産農家のものしか仕入れず、動物を丸ごと一頭仕入れることもあって、余った肉はジャーキーにしたり、タルタルにしたりして、無駄を出さない・・・・・・というのがネーサンさんのポリシー。

私もつい贅沢さや質の高さを強調するために、「最高級の豚一頭でわずか100gしか取れない部位の肉を使った叉焼豚」なんてよく書いているし、そういう豚の残りの部分もちゃんと色々な料理に使われているんだとは思いますが、料理に使われる肉のあり方について、ここに来ると考えさせられます♪

などなどご託を並べつつ。生まれのはっきりしたちゃんとした肉は、食べるときも気分がいいだけでなく・・・・・・やっぱり美味しい!

カメラを忘れてあんまりきれいに写真は撮れませんでしたが、この素敵なディナーの様子をご覧下さい!

1つ1つの食材について熱く語るネーサンさん。

これはスペイン産マンガリカ豚のハムやサラミ。すべて自家製! これだけでチビチビ、赤ワインを飲んでいてもきっと幸せなひとときに。

ぷるぷるで甘みもある北海道産ホタテ貝と、フランスのSturia Oscietraのキャビア。

サラダもユニーク。ビーツと蜂の巣、山羊のチーズ、ピスタチオなどの組み合わせが斬新ながら、しっくりなじみます。

ネーサンさんの代表料理の一つ、英国の野生のヘレフォード牛の心臓で作ったタルタルと卵の黄身のピューレ。力強い風味で、鉄分をしっかり補給!!




味がしっかりしていることで有名な熊本産の塩トマトは、シェフのお気に入りだとか。日本の食材は香港でとても人気があります。オリーブオイルだけでシンプルに。

天然サーモンに近い形で養殖されているという、スコットランドのロックデュート社のオーガニックサーモン! 焼き具合も素晴らしくって、これは涙ものでした!

「Rhodaっていうと肉のイメージが強いみたいだけど、野菜だって作れるんだよ」と意地になったネーサンさん(笑)。もちろん美味しいです!椎茸の出汁に、枝豆と温泉卵風の卵を載せて。

さて、次なるは、この立派なラム! イギリスの湖水地方産のHerdwick Hogget! ラムというと1歳未満、マトンというと2歳ぐらいの羊だそうで、ホゲットというのはその中間的なものだとか。ラムより濃厚、マトンより柔らかい、まさにいいとこ取り。

いや、もうこれは。言うことありません。お肉ラバーの皆さん、RhodaへGo!!

この農場から来ているわけではありませんが、Herdwick Hoggetで検索してみたら、こんな映像も出てきました。これじゃ美味しくない分けがない、すばらしい生育環境と愛情を込められて育てられている羊たちなのですね。イギリスの新聞社による「死ぬまでに食べたい50の食べ物」というランキングにも選ばれています。

一つ一つの食材に物語があります。

この絶品で有名なローストチキン。オーストラリアのSommerland Farmと、ニュージーランドのBrink’s Farmから来ているものだそう。

これがそのSommerland Farmのカタログ。ほとんどファッション撮影のような美しさで、鶏たちが撮影されています。広い!走り回ってる!元気いっぱい!威厳がある!

こちらはマンガリカ豚とサドルバッグ豚のロース!

そしてこちらは野生のヘレフォード牛とグレイロングホーン牛。生前のお姿を見るとあまりにご立派で、食べるのが申し訳なくなるような有り難さです。

いやーお腹いっぱいで動けなくなりました。そしてビール酵母を使ったパンも絶品で食べ過ぎ注意。

ちなみにお皿は全部香港のブランドで特注で作っています(PMQに入っているFlow)。

何も知らずに食べても、もちろん大満足ですが、それぞれの背景を知るとますます美味しい、滅多なものは仕入れないRhoda。ますますパワーアップして、相変わらず人気です。次回はカウンターでシェフのうんちくを聞きながら食べたいな。




天香樓で極上!蟹味噌麵ランチ




新年快樂!恭喜發財!香港はただいま旧正月。

私はと言えば、1月になってから、強行で5日間ほど日本に行ったりしたしわ寄せで、1日1本締め切りをこなす日々が続き、息も絶え絶えなままブログも全然書かずに旧正月に突入しまして。

家族全員少し風邪気味だったこともあり、寝正月を決め込んで(といいながら、ヘルパーさんが休み中はいませんから、私は朝から晩まで食事作って洗い物して、残り時間は食べてるか寝てるかテレビ見てるか、笑)やっと一息つけて今年もこれから始まるぞという気分とエネルギーが戻ってきました!

2017年!酉年!いろいろ新しいことに挑戦する機会が増えている今日この頃ですので、そんなご報告もしつつ、でもしっかり大地に足を据え、いいものを色々書いていけるように頑張りたいです。

というわけで、古くて新しい・・・・・・今更。まだ行ったことなかったと恥ずかしくて言えない、新しい挑戦だったのが。

天香樓!


ものすごく高くて、一見さんには愛想悪いけど、食べ物は美味しい、というのが今まで聞いてきた評判でした。

今回は、日本からだけど、ここに毎年必ず行っていて、お店の人とも大の仲良しという皆さんと一緒に行ってきたので、まるで親戚の家に行ったかのような温かいおもてなしを受けました!

クリスマス休暇で日本に戻ってきていた娘を連れて、いつもお世話になっている、天香樓の常連で香港大好きなフィガロの秋元さんとお友達の大平さんと待ち合わせ♪

今時の店ではあり得ない、この特に変えるつもりがなさそうな昭和っぽいインテリアも、いいですね♪

お店はとてもすいていて、別のテーブルには香港の超超有名料理評論家の方がお友達と食事をしていました。常連さんの香りがむんむん。




ビールだよね、ビール!とおじさんがどんどん注いでくれます(笑)

そして早速頼みました! 龍井海老!白のまま海老の色を保つこの調理、デリケートで優しい味わいで、ふわーっと龍井の香りがほんのり移っている感じで、こりゃほんと美味しいです。龍井の控えめな香りもまたよろしい。サクサク、しゃきしゃきの食感で誰もが愛する豆苗も嬉しい。コップで入れる龍井茶というのも久しぶりです。マカオのお茶屋さんのおじいちゃんが毎朝水出しコップ龍井茶でビタミンC補給してるって言ってましたっけ!

そしてそして。超有名店の超有名メニュー。上海蟹味噌麵。この日はランチだし、みんなで分けましたが、一人で食べろと言われれば食べます(笑)

やっぱり美味しいものは美味しい。いいものはいい。でも高い(1杯600ドルぐらいしたような)。

黒酢をかけるとまたたまらないんですよねー♪

お得感とか市場価格とか流行とか、全然気にすることなく、知った顔の常連(お財布の心配が必要のないタイプの、笑)が頻繁に食べにきてくれて、喜んでくれて、マイペースで商売できればいい、という老舗の姿勢がよーく分かりました。

ビールと食事これだけで、一人500ドル以上します!

最後に記念写真!恥ずかしいといって逃げられたおじさんもいました(笑)

結論としては、本当にしっかり美味しいし、おじさんたちが私を忘れて豹変して怖くならなければ(笑)年に1回ぐらい、思い切ってお財布を気にせず(←難しい、笑)ガンガン食べてみたい気がします。酔っ払い蟹とかもう死ぬほど美味しいのだとか。誘われたら、つい行ってしまうと思います。

昭和な女になじむ昭和なインテリア。

ずっと変わらないでいることに価値がある店ですね。

ということで、今年の美食初めは天香樓でしたー♪



 

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