On Diningで気分もひたすら麗しきランチタイム!

そう言えばほぼ一ヶ月前に、香港在住11年目を迎えました!

あの、泣く泣く会社を辞めて、誰も知らず、土地勘なく香港にやってきた頃を思い出すと、いまこうして、いろいろなことを香港でやっているのが夢のようです。ありがたや、ありがたや。

そんなタイミングもあってか(笑)、今更行っていないと言いづらいような、行っていて当たり前なこの一軒を攻めるのが、ここのところのミッションになっています。




そうなんです。今更言えない。私はなんとOn Diningに行ったことがなかったんです~!!

たぶん機会が10回以上はあって、ぜんぶタイミングが合わなかった・・・・・・取材もするつもりが、し損なってしまった・・・・・・。でもついに行きましたよ、この前!

そう、セントラルで友だちとランチしようという話になり、私と彼女のオフィスの中間ぐらいでどこか、と言っていたとき、そうよ今日がチャンス!ということに。

当たり前ですが、きれいですね♪ この日はとってもキツい締め切り直後で魂が抜けていて、写真が少ない・・・・・・。

この日は、お腹がそれほど空いていなくて2コースランチに(私にしては珍しい)。

そしてこのグリーンのスープ!!!目からビタミン吸収できる系の爽やかさ。クリーミーさもほどよくて、目に麗しく、食感もいろいろと楽しめて、いきなり大満足でした。広東スープはすごく凝っているので別として、西洋系のスープで、こんなに大当たりは久しぶりだと感じました。

2コース目はパスタに。名前は失念しましたが、このムニムニと少し強めの食感と、フレーバーたっぷりのソースとのコンビ、とても美味しかった!今まで賛否両論、お店について聞いてきたけれども、私はきっとここの食べ物、みんな好きになりそう。

この日一緒だった香港美女は、Mischaのミッシェル・レイさん。久しぶりに近況報告し合いました。今彼女は大阪の阪急梅田でポップアップ出店中で、お買い上げ商品へのアルファベット入れを本人自らやっているそうですよ! お近くのかたぜひ訪ねて、話しかけてあげてください♪ 9/20までいるそうです。




日当たりもよく気持ちよく、コーヒーとプチフールもやってきました。

お店のスタッフも感じよく、いい気分で過ごせました。

次回はぜひ夜に行きたいし、取材もさせてもらわなくては!もぐり脱出計画。

ぜひMischaポップアップにもお出かけください~♪




堪能!! 龍景軒で本格広東ファミリーディナー

フォーシーズンズの龍景軒と言えば、中国料理で世界初のミシュラン三つ星をとり、そのまま9年連続維持しているという香港随一の有名広東料理店。

日本からの取材でも、こちらからお勧めするときもあれば、「ぜひ龍景軒を取り上げたい」というご希望をいただくときもあって、かなり頻繁に仕事でうかがっています。最初は人見知りっぽかった陳恩徳シェフも、最近「おーまた来たね」とニコニコ迎えてくださるようになりました。

そんなことから、ぜひ今度、家族全員で食べに来てと招待してくださったときは感動! なかなか三つ星の味を子供たちに味わってもらえる機会はないですし。

ということで、張り切ってうかがいました!




実は台風前夜という夜。不思議に静かでいい雰囲気だったりします。ハーバービューも美しい。

テーブルには陳シェフが作ってくださった、この日のメニューが!!ワクワク。

この日はソムリエのバーナードさんが、私たちをもてなしてくれました。デカンタからついでくれているのは・・・・・・

最近、評判の中国本土産のワイン。中国本土というだけでつい偏見を持ってしまわれがちなのですが、何しろ広い国ですから、ワインにぴったりな気候や土壌に恵まれた地域があって、ヨーロッパ仕込みの技術を持ち込んで、資金力もいかして、最近がんがん国際的な評価を高めている銘柄が色々あるのです。

香港のソムリエやシェフが最近取り入れつつあるので、機会があればぜひお試しください。

アミューズブッシュ的に出てきたのは、海老雲呑のミニスープ。さーごちそうの始まりです♪

そして前菜盛り合わせ。叉焼豚だったり春巻きだったり。

そしてスープ!!!これがもうトロントロンとしたコラーゲンたっぷりなチキンと上湯のスープに、極細に刻んで切った鶏肉やキクラゲなどが入っていて、食感のアクセントが効いています。飲んでいるだけでコラーゲンで肌がきれいになりそうな美味しさ。




この辺りでワインの赤が注がれ始めました。

ボルドーのバイオダイナミックワイン、シャトー・ミラボー! 爽やかめな赤が最近好きです。

ここで息子達もワイン、じゃなくて、クランベリージュースをデカンタから注いでもらって気分を味わいました。このサービス、家族連れに好評なのだそう!

ぷりぷりの海老に、それぞれが異なるシャキシャキ感を持つ、グリーンアスパラ、百合根、蓮の実の炒め物。シンプルだけど、家庭ではなかなか再現できない、この潔い炒め物。

家族から大好評だったのがこれ。シーバスと茄子にアワビのソースが絡められています。濃厚なソースが茄子とものすごく相性がよくて、たまりません! やっぱり一流の広東料理天のソースはもう、技と美味しさとバラエティがすごくて感動します。

そしてやって来ました! 艶やかに焼き上がった北京ダック!

手際よく北京ダック解体中。

さすが三つ星。過保護にされて、すべてやっていただく方式(笑)。皮と肉がパンケーキに載って出て参りました。これは待ち時間が長くなって肉も冷める気がするので、自分でやってもいいかなーと思いつつ、美味しくいただきました。

さあ北京ダックの肉を使って炒飯だ!と思ってから、気がつきました。前にシェフが開拓した面白い食材の例として挙げてくれた、炒飯風でいて実はパスタという一品です。Puntaletteというパスタとダックを、XOソースとともに炒めています。ご飯よりもさらに軽やかな噛み心地。

そして野菜も肉も、普段いい加減に食材を家で切っている自分からすると、鋭く迷いなく正確に切ることが、最高の味を引き出すのにいかに大事かということを教えてくれます。断面が違うと味が全然違うんですね。陳シェフは、スープも食感も、バラエティをいろいろ楽しませてくれる名人です。

そして私の愛する楊枝甘露も、ほら! 見ただけでこれはただ者じゃないと分かる濃厚な美味しさ。さすがです。

最後はプチフール! 大好きなクコとキンモクセイのゼリーがゴージャスに。

素晴らしい食を体験できてラッキーな子供たち。ぜひこの味をしっかり覚えておいて(笑)、将来何かの肥やしにしてもらいたいものです(笑)。




 

 

 

これはお値打ち!モダンコリアン週末ブランチ@Jinjuu

香港ではK-Popや韓国ドラマの人気が相変わらず高く、韓国料理の店もかなり増えました。

私自身は接点かなくて長いこと食べていなかったコリアン、久しぶりにいただく機会がありました。

場所は、ランカイフォンのど真ん中にあって、インテリアの素敵さが気になっていた店、Jinjuu。

夜はギラギラしたランカイフォン。この昼間の気の抜けた雰囲気、なかなか好きです。




「昨日の酔っぱらい達は今、二日酔いだなー、わっはっは」と青い龍も笑っています(勝手に、笑)

天井も高いし、いい感じの空間です。この花の飾りはこの前夜のイベントの装飾だそうで、いつもよりも華やかになっていたようです。きれいだから、そのままにしておけばいいのに。

などと言いながら、いよいよ週末ブランチ開始!

これがとてもお値打ちなんですよ。

まず前菜。以前はブッフェ形式だったけれども、今は一つずつ出して、気に入ればおかわり自由!

これはMandoo Soupと言って、ビーフとポークの水餃子という感じ。黒トリュフがアクセント。皮も柔らかくて薄くて、とても美味しい。

鮮やかピンクの一品は、ビーツに付けたサーモン! 柚やマスタードも効いています。

これとっても面白い、キムチのトルティーヤ。キムチの味がほんのり、なところがとてもいいバランスでした。ジャガイモやアスパラガス、浅葱など、野菜が集まった滋養のある美味しさ。

手前がオーストラリア産フリーレンジチキンの串焼き・・・・・・焼き鳥よりも甘めの味付け。ソースは黒ガーリックのアイオリ、そしてゴマを効かせたエシャロットが添えてある・・・・・・凝ってますよね!

奥はイタリアのライスコロッケをキムチでアレンジした感じ。これまた、キムチの効かせ具合がさらりとして、好みでした。

タイ産海老の炭焼きも、エシャロットやケイパー、チリで和えたキュウリなど、バラエティ豊かな風味で彩られていました。

炭焼きスイートコーンは、さまざまなスパイスと蜂蜜で甘みが強く引き出されています。それにチリマヨネーズでバランスばっちり。




全体的にコチジャンとか甘めの味が強くて、そういえば最近まったく食べていなかった味だ!とまっさらな状態で楽しめました。

それにしても以上が前菜で、好きなモノあったら、お替わりできるよと言われたけれども(笑)これからメインをオーダー、そしてデザートもある、ということで、無理だと判断!

さて、メインには私はビビンバ、一緒に来ていた娘は韓国風フライドチキンを選びました。

大麦を使ったビビンバです。日本でよく食べたやつとはまた違う風味でしたが、これはこれで美味しい。

しっかり味の効いたフライドチキン!

デザートはアイスクリームの盛り合わせ。キャラメルクランチがいいアクセント!

この内容で388ドルというのは、相当お得です!

さて、私はこれにピンクココナッツベリーニをつけました。やたらに飲みやすくて、これはいけます。別の席にいた友だちはフリーフローで5杯これを飲んだと豪語していました(笑)

そうそう、アイスクリームにはここからトッピングを選んで載せられます!

ちなみにトイレがK-Popやら韓流スターやらの写真で埋め尽くされていました。

まったーーーーーーーーく興味がない私には誰が誰だか分かりませんが、好きな人がみたら嬉しいかも!なかなかキッチュで可愛く作られたトイレなので、ぜひ見てください♪

黒や青を使ったフリンジが中国系とは又違う魅力を醸し出していますね。

ということで、とても充実感のあるブランチ! 週末の過ごし方の選択肢に入れる価値大ありでした。




 

 

9/30まで! あでやかなVan Cleef & Arpelsアフタヌーンティー@ペニンシュラ香港

ファッションブランドとのコラボが花盛りな香港のアフタヌーンティーの中でも、ハイジュエリーブランドとのコラボは、飛び抜けて素敵になることが多い気がします!

昨年はティファニーとのコラボが大ヒットしたペニンシュラで、今年はVan Cleef & Arpelsが登場!

「9月中だから早めにおいで」と誘われて、娘と一緒に行ってきました!




いつ来ても格別な優雅さのロビー。愛さずにはいられませんね。

昼間っからなんですが、シャンパンおつけしますか?と聞かれてしまっては・・・・・・抗えません(笑)。

なんとペニンシュラレーベル! すっきりと華やかな味。

トクトクトクとシャンパンが注がれる音を聞きながら、日常を忘れるひとときです。

金銀キラキラ、輝いています。使い込まれた食器やカトラリーの柔らかい雰囲気もたまりません。

今回のアフタヌーンティーをオーダーすると1テーブルに1冊、新コレクションfrivoleのノートをもらえます。取材ノートにするのはもったいないけれども嬉しい!

さー来ました!!!アフタヌーンティーセットです。この日はランチ抜いてきたのでちょうどいい。

ティファニーのときと比べると、少しブランド色は控えめにしつつ、コレクションのテーマカラーであるオレンジをふんだんに使っています。

主役はなんといっても!

鮮やかオレンジのマカロン!!! これはアプリコットのマカロンです。レモンとバジルのタルトに、マンゴとパッションフルーツのシュークリーム、チョコレートチーズケーキ。

南国な爽やかさでいっぱい。

あれ?二人分なのに、なぜスイーツだけ一人分?と気づかれた方。実は・・・・・・

アレルギーを聞かれて、最近アーモンドがだめになってきてと伝えたら、私のスイーツは別立てにしてくれました。エッグタルトとマンゴープリン付き!




スコーンやセイボリーも素晴らしくて、幸せ満点。クロックムッシュにニース風サラダ、スモークサーモンロールなど、味のバラエティとプレゼンテーションの統一感が完璧。

食べきれず、少しお持ち帰りをさせてもらいました。

ペニンシュラのサンドイッチの大ファンの私としては、この子を特別扱い(笑)

ディルでマリネしたキュウリのサンドイッチ♪ パンのしなしな感にいつもやられます。

今日、イギリスの大学に戻ってしまった娘(涙)。やっぱり母娘での時間って貴重です。のんびりとした午後を久しぶりに味わいました。

ちなみに今回のコラボは、ペニンシュラのロビーに長い間ある、Van Cleef & Arpelsのショップが倍の広さになったことも記念しているのだとか。ポエティックで優美なブランドの雰囲気がホテルにぴったりですね。インターコンチの上海灘と同じく、ホテル内に店があって、お互いの理解が深く、相性がいいブランドとのコラボは、心なしか地に足についた安定感がある気がします。

お値段は、一人388香港ドル、二人だと688香港ドル。グラスのシャンパンが220香港ドルでした!

今月いっぱいですのでお早めに!!




 

 

<告知>ツーリズムEXPOジャパン2017でトークショー出演♪

9月23日と24日、有明で開催される「ツーリズムEXPOジャパン2017」の政府観光局ブースに、Old Town Centralのアンバサダーとして参加し、全4回トークショーを行うことになりました♪

9/23 ①11:45~12;05、②15:45~16:05
9/24 ③11:15~11:35、④14:45~15:05

各回先着50名様にエッグタルトをプレゼント!!なのだとか!
EXPOは入場料1300円という有料イベントなのですがm(__)m
香港の最新旅行情報はもちろん、世界中の旅情報が見つかるはずです。

よろしければぜひぜひいらしてください\(^O^)/

ちなみにアンバサダーというのは、香港在住の外国人や、活躍する香港人、計20名いまして、以前に紹介した、CNN×香港政府観光局のこの記事で紹介していただいています。

Hong Kong’s Old City Central – Miyako Kai

ブログ: CNN×HKTBのコラボ記事”Hong Kong Old Town Centralに登場&撮影体験記

ただいませっせとプレゼン資料作成中! 結構面白い内容盛りだくさんにできそうです。

ちなみに香港政府観光局のブースでは、香港のツアー情報や香港発着クルーズ船の説明会などもあり、香港に行く前の予習イベントなどもあるとか! 来場者全員、香港式ミルクティーももらえるそうです。

追記:香港政府観光局の展示内容です。
https://www2.t-expo.jp/Exhibitors/view/ja/38362/BtoC

そうです、私のトークショーにも早めに行けば、ミルクティーとエッグタルトで、完璧なティータイムも楽しめるので、ぜひ(と食べ物で釣る、笑)。

もちろんイベント全体もすばらしく充実した内容ですので、ぜひお越しください。

EXPO全体については以下のサイトでも。

ツーリズムEXPOジャパン2017 開催!

 




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香港ときどきマカオがGoogle香港オフィスに潜入!!

潜入!!!などと言ってみましたが、許可無く潜り込んだわけではありません(笑)




場所は銅鑼湾。タイムズスクエアの中にあるのです。

少し前のことで恐縮です。今年の6月、香港のメディア友だちが、Google主催のジャーナリスト向けセミナーに参加するというのを聞いて、中身を見たら面白そうだし、たまには外の世界から、新しい知識を注入するのも大事だなーと思い、私も一緒に参加してみました。

と言いながら、Googleのオフィスってどんな何だろうという好奇心も大きくて、覗いてみたかったことは確か!

この日のセミナーは、Googleがジャーナリスト向けに提供しているデジタルツールを紹介するものでした。記事の説得力をぐっと高める写真やビデオ、統計図など、さまざまなデータを利用できる仕組みが出来ていました!! さらに新しいタイプのガジェットも使いこなせば、ますます色々な表現が可能になります。

講師を務めた担当者の方も元新聞記者ということで、説得力抜群。

思えば、ワープロ専用機からPCへの過渡期に編集者になり、一度辞めてまた戻ったときにはアナログがデジタルに変わっていて、そして今ではブログだインスタグラムだって自分でやっていて、私もそれなりに時代の波を乗り切っているんだなあ、と改めて自分を褒めてあげたい気持ちになりました、笑。

このブログのアップグレードはまだまだ先になりそうですが(汗)、せっかくですからGoogleオフィスの様子を!

ほら! 卓球台がありますよ。いいですねー!

その土地の雰囲気を取り込むというのがコンセプトの1つだそう。




実際皆さんが働いているオフィスはまた別になっていて見ていませんが、カフェテリアはこんな感じ!

点心やヌードルがあるところが、さすが香港オフィス。ライトもちゃんとローカルな雰囲気を意識してますね。

やたらに可愛いクッション達。

公共エリアには、自由にお昼寝できるスペースも!

ポップな色合いといい、デザインといい、ちょっと幼稚園の見学をしているような気分にもなってきました(笑)。オフィスの中も覗いてみたかった!!

充実したセミナーの後には、やはり・・・・・・記念撮影をしないと! タトラー編集長のチャーメインさんとホテルPRのミッシェルさんと。

こちらはグルメライターから最近タイム誌の記者になったデビーさん。

ということで、刺激を受けた香港ときどきマカオ! その後もハイテク度は、ちっともアップしていませんが、その気になれば、いろいろ情報が世の中にはあるんだなあと井の中の蛙を脱しなければと思わされる時間でした。

 



 

ルーフトップバー SKYEで絶景カクテルタイム




素晴らしい夜景と言えば、香港最大の魅力の一つ。ですから「夜景が楽しめるバー」って昔から変わらず人気です。

香港のバーをいろいろ取材するようになって、どちらかというと夜景とは切り離して、バーはバーとして集中して満喫して欲しい、と思ってしまう方なのですが、なんだかんだ言いつつ、ルーフトップバーにいざ行けば、ものすごく楽しんでしまう私。

特にビクトリアハーバーの気持ちいい空気を浴びながらの一杯は格別です。

去年出来てから取材だけでなくプライベートでもときどきお邪魔するのが、銅鑼湾のパークレーン香港、ア・プルマンホテルにあるSkye。昔ながらのホテルだったパークレーン、すっかり大変身しているので、久しぶりに行く方は驚くかも。

先日、これ以上ないという完璧な天気の日に、ここで仕事用の写真を撮るためにずっと居座ったときがありました。

まだ日暮れ前からして、こんなに素敵です。

ちょうど返還20周年直前だったので、反対岸に香港と中国の旗が交互に表示されていました。香港の旗になるタイミングを狙って激写w

撮影のため、一人でずっと粘りながら、仮想デートのようなセッティング(笑)。なんてロマンチックなんでしょう! 天気のいい夏の日の香港。暑さに耐えた分のご褒美のような景色が楽しめます。

こくこくと移り変わる景色。気がつけばずっと同じカクテル(撮影ですから、笑)。いわゆるマジックアワー。青い風景、やっぱり素敵。




そろそろ「君の瞳に乾杯」な時間帯。もう十分写真は撮っていたものの、ここまで綺麗だと、この後、どんな風になるのか見届けたいし、ここまで粘ることもなかなかないぞと、腰を据えることにしてしまいました。途中で同じカクテルを新しいものに(今思えば違うのにしてもよかったのに、笑)取り替えてもらって続行。

凄まじいまでの美しさでした!

景色ばかりでなくバーカウンターも。この日は撮り忘れたけれども、ビクトリア公園側の街の景色も実はきれい。

と思ったら、別の日に行ったときの写真がありました。ビルの灯りも街の生命感が見えるようで温かみがあって好きです。

ガラス張りなので、高所恐怖症だとこの辺に座れないかな?昔、別のルーフトップバーの撮影中、スタッフに複数高所恐怖症の方が数人いたので、きゃーきゃー大騒ぎになっているのを見て、香港になれすぎた私には新鮮だったことを思い出しました。

この日はスタークルーズが通る20:00過ぎまで粘って退散。いつもと違って、完全に景色に集中した数時間でした。

さて、こちらはずっと前、クリスマスデコレーションがあるから冬ですね、に行ったとき。ライトが少なめですねー。夜遅かったのかな。

こちらは予約不可でさらりと入って飲んでいくバー。ディナー前にとても混んでいて、8時前からは逆に人が減り、またディナー後に戻ってくる感じでした。まだ試していないけれどもSKYEにはレストラン(屋内)もあって、そちらも素敵です。

天気には左右されるものの(一度、撮影予定日に霧で何も見えない日もありました、涙)、当たったときの美しさは鉄壁!

粘った甲斐があり、ルーフトップの真骨頂を骨の髄まで体感させていただきました!!!



Fang Fang – Part II 日本人の口に合う、アジアンな食がずらり登場





さてさて、カクテルを味わったら、いよいよ食事の時間です♪

マレーシア出身のシェフが率いるFang Fangのキッチン、中国、日本、マレーシア、その他のアジア各地の味が入り交じった、コンテンポラリーアジアンを謳っています。

だいたい東南アジアは華僑が多いせいか、地元の食と中国の味がフュージョン的に混ざっているところが多いですよね。

香港にいると、やはり東南アジアが近いなーという実感があります。

で、アジアの味は、やっぱりさらりと日本人の口にも合います。

最初に食べたのは、ソフトシェルクラブ+カレーリーフ、つまりカレーの木の葉という組み合わせ。カレーリーフって香港に来てから目にする(元朗の方に生えてました)ようになりました。大葉月橘とか南洋山椒と日本では呼ばれているらしい。本当にカレーが入っているような味と香りで、葉っぱだったんだと後から聞いてびっくり。ソフトシェルクラブもすっかりお馴染みの食材になりました。ビールと合う味わい!

バースナックとしても人気が高いという海老トースト・・・・・・がボールの形になって、ゴマもたっぷり。中もふわふわです。癖になる!

巻物も外国仕様で、これは海老とキュウリ。他にもマンゴーとフォアグラとか、カリフォルニアロールなど、同じ系統が揃っています。

こちらはチャークイティオというマレーシアの麺料理。タイのファッタイが好きな私には似た系統で好みです♪

ジャスミンティーでスモークしたポークリブ! 風味よろしい。

そしてこれがこの日の主役だったと思います。Fang  Fang 特製ローストダック!

おおお、かなり強烈なビジュアルです。テーブルには歓声が!!

肉厚でしっかり美味しく出来ていました!




ダックの余り肉と松の実などを合わせてシャキシャキさせたレタスラップも定番ですね!

野菜もしっかり。インゲンとオリーブの炒め物。

Forest Honeyという種類の蜂蜜で味付けたシーバス。ちょっと日系な感じ。

ちょっとお洒落居酒屋的で、しっかり食事もできて、アジアの味が揃っていて優秀。女性のグループがこの日はとても多かったです。

蘭桂坊のまっただ中という立地と、使い勝手の良さで、オープン当日からどんどんお客さんが入っているとか。

東南アジア系の食がどんどん充実しつつある香港の一面もぜひお試しください。

 



 

 

 

LKFの新顔 Fang Fang Part I – ユニークな五行思想カクテルを嗜む




最近惜しまれながら、蘭桂坊のLKFホテルがクローズしてしまいましたね。しかし、ホテルと同じビルにあるLKFタワーのレストラン陣は健在です!

このLKFタワーに6月末オープンしたFang Fang、さっそく人気を呼んでいます。

モダンでキッチュにアジア各地に味を織り交ぜた感じ・・・・・・最近の香港の流行を上手に取り入れています。

シェフはロンドン発チャイニーズで有名なハッカサングループ出身、バーマネージャーはこちらもロンドン発ジャパニーズで有名なZUMA出身、ということで、帰国子女的な個性を上手に生かす役者が揃っていますね。

さてさて、まずはここのカクテル、すごく面白くて美味しいのです。アジアな食材やスピリッツを使うのには慣れているバーマネージャーのガガーンさん。以前にZUMAで、彼が考えた、茶こしにお煎餅を入れて、それにシャンパンを注ぐというのを飲んで、美味しさにびっくり。面白い発想だなーと感心していたので、彼のカクテルには期待できます!

ということで最初に見たのがカクテルメニュー! 水、火、土、木、金という香港にいるとすっかり身近に感じる五行思想をベースにしていて、材料はもちろん、器もすべてエレメントに合わせているのです。何だか縁起がよさそう!




私のお気に入りはこのBlack but Pure。ウォッカベースで、コーヒー&紅茶の両方が入っていて、少し鴛鴦茶的。他にはブラックベリーやシナモンも使われていて、少しコーラっぽい味になっています。飾りに使っているのは、イカスミで色を付けた蕎麦!

人気ナンバーワンは、何と言ってもこの子だそう。か、可愛いカップに釘付けです。土のエレメントにあるパンダ君は、ターメリックをインフューズしたジン、ココナッツミルク、パイナップル、ショウガ、レモン・・・・・・ほとんど体によさそうなものばかり(笑)で美味しいです。竹のストローもいいですよね!

さて、火のエレメンツの人気者がこの子。その名も「オミクジガール」。手におみくじを持っていて、それに火をつけるという仕掛けなのです。中身もチリをインフューズしたテキーラや麦焼酎、カルダモンに紫蘇に五香粉と、火をイメージするパンチの効いたアジアンフレーバー集結!

これは同席の方が選んだ「コモレビ」、そう木洩れ日です。ジンに薬草系のリキュールであるシャルトリューズや、杏仁、フェンネル、ひよこ豆など、ウッディさを奏でる組み合わせ。

こちらがガガーンさん! 手に持っている器も、カクテルメニューに合わせてオーダーしたそうです。楽しんでメニューを作った感が伝わってきました。

Fang Fangに行ってガガーンさんに会ったら、ぜひ「美也子のブログ見たよ」と声をかけて上げてください♪

さて、それでは次回はお料理編ですので、お楽しみにー!




 

 

Duddell’s 新シェフはあの方!新メニューをいただきました♪




活気溢れる香港の飲食業界。シェフも何年かすると新しい挑戦を求めて別の店に移るというのは日常茶飯事です。

とはいえお気に入りの広東料理店、Duddell’sのシェフが変わったというのは、なかなかのビッグニュースでした。そして新しく来たシェフというのが!!なんと以前はダイナスティー、この前までMott 32のシェフを務めていた、シェフ・ファンと聞いてびっくり。元々、焼き物名人として有名な方です。

新たな活躍の場を得て、とても張り切っている大ベテランシェフの新しい料理とは?? 興味津々で試食にうかがいました。

最初にやっぱり出て参りました!! 名人の叉焼豚です。柔らかくって、甘みもほどよくって、やっぱりもう最高です。もともと魚好きだったのに、あまりにも広東料理の焼き物が美味しくって、肉食になってきたような気がする今日この頃。

繊細なる海老焼売には、キャビアが載って、中にはうずらの卵が。またこれがいい感じのとろりと半熟具合。蒸したときに火が通るから、どうやってこういう具合に仕上げるのかというのが素朴な疑問。高度なテクニックですねー。やはり、最高に仕上げるための正確な調理時間を決めるのにこだわったとか。たまらなく美味しかったです。

そしてDuddell’sと言えば、キャベツの葉っぱのお皿というのは健在♪

「美也子は点心で何が好き?」と聞かれたのて、迷わず答えました。ブログをいつも読んでくださっている方はご存じですね(笑)




そう、私の大好物は腸粉です!ソースをかけている間のワクワク感がまたいいんです。くー!

ベテラン広東シェフの店に行ったらもう、安定の広東スープを食べないと。ぬるんとした食感がある魚の浮き袋とアミガサ茸のスープ!!! 飲んでいるだけで、肌がきれいになりそうな。美味い!

伝統的な広東料理にある、海老にアヒルの卵の黄身をまぶして揚げた料理を、ロブスターで作った豪華版。何でもカボチャを混ぜて色味をさらに鮮やかに、風味を豊かにしているのだそう。ふわっとした衣も面白く、味の濃さをやわらげて美味しさアップ。

そしてやっぱり名人の技が生きると言えばチキンのあしらいです。うわ、もう、きゅきゅっとした食感と、皮のパリパリ感に夢心地。

はい。炒飯。お米のパラパラ感も野菜のしゃきしゃき感も、すべて完璧。

デザートはクラシックに、小豆のスイートスープで。本当は杏仁+卵の白身のスープだったのですが、最近杏仁にアレルギーが出てしまい(涙)、こちらに変えてもらいました。

食べるのに夢中で、気がついたら、ほとんど私たちのテーブルだけになっていました。

やっぱりいつ来ても幸せになるDuddell’s。新しいシェフの料理、ぜひ試しに行ってみてください!




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