Lady Gagaも泊まった、リッツカールトンスイート




世界で6番目に高いICCの最上階部分を占めるリッツカールトン香港。あっと驚く立地と、安定感ある一流のサービスという最強のコンビネーションで、相変わらず話題を集めています。

取材でも何度もお邪魔しているのですが、今年の6月末にフィガロの取材でうかがった時は、台風一過の凄い晴天と、広報の皆さんのきめ細やかな協力で、カメラマンの方には素晴らしい写真を撮影していただくことができました。

さて今日、紹介するのは、フィガロの「リュクスな香港」というテーマに沿って、取材の過程で見せていただいたものの、あまりにも豪華過ぎて紹介できなかった「リッツカールトン・スイート」です。5月にLady Gagaが香港公演した際にこの部屋に泊まったことが話題にもなりましたっけ。

1泊約100万円というこのスイート。天気のいい日の絶景はとんでもありません。対岸のIFCが小さく見えること!


まるで香港の景色が模型のように。私が住むランタオ島までくっきり見えました。


絶景を見ながらの広いお風呂。夜景だとさらに強烈なはず。

 


化粧室とリビング。


ダイニングルームと書斎。

どこを向いてもとんでもない絶景に、やがて感覚も麻痺・・・・・・正直、「もう絶景はしばらくいいや」とお腹いっぱいになるほどでした(笑)




香港ゴミ箱の旅 その2

その1が大好評だったので(ウソ)、早くもその2が登場!

今回はシチュエーションにこだわったゴミ箱の旅を!

これは最新コレクションの1つ、ピーク広場にあるゴミ箱です。背景が雄大かつ自然に溶け込んでおります。

これは南ランタオの長沙ビーチの隅にあったゴミ箱たち。ワイルドな環境の中、頑張っています。

尖沙咀のプロムナード脇にやってきた派手派手な船をじっと見つめる黒いゴミ箱・・・・・・ひとり何を思うのでしょう?(注:変な人ではありません)

 

「あ、これ知ってる」という方も多いのでは? 銅鑼湾IKEAのカフェにありました。

こちらはものすごいレアものです。オーシャンターミナルに停泊中だったクルーズ船、コスタ・ビクトリアを見学した際にデッキで撮影。動かないように縛られていますね。

 

こちらは番外編。湾仔スターストリートにあるゴミ収集場。まるでモンドリアンのような素敵なデザイン!?




香港ゴミ箱の旅 その1

一応、日頃ギャラをいただいて原稿を書いているワタクシが、自分でブログを始めたのも、「雑誌などに掲載できる情報が限られているので、そこからはみ出す内容を書く場を作っておきたい」と考えたからです。

そんな中、ふざけ半分にフェースブックで友だちとグループを作って遊んでいるうちに集まってしまった、恐るべきコレクションを自分が持っていることに気づいたのです。で、これは絶対に、どこかの女性誌に載せていただくことはできないでしょう(涙、涙)

それは・・・・・・既にタイトルについてますが、香港で集めたありとあらゆるゴミ箱の写真です。取材中、旅行中、街歩き中、ゴミ箱を見かけるとつい写真を撮ってしまう私を見て、仕事仲間や家族にどれだけ不気味がられていることか。

しかし、世の中にはこんな下らないことをする人がいたっていいはずだ!と言い聞かせて、コレクションの一部を公開することにいたしました(前置き長いです)。

どのように分類するか迷いましたが、まず第一弾は・・・・・・何となく気に入ってる写真にしましょう!

「家のおもちゃ箱にしたい!」と大好評のゴミ箱は、ハッピーバレーにある香港フットボールクラブのもの。子供のサッカーの試合でよくお邪魔します。

これは水上生活者がまだいる昔ながらの漁村、大澳のゴミ箱。乱雑な中にもしっかりとした存在感のある、逞しい漁師を思わせる(汗)ゴミ箱です。

 

取材で寄った銅鑼湾の雑居ビル(女優のヒラリー・ツイさんが経営するブティックが入っています)のゴミ箱。ドアがレトロで良い感じ。香港らしさがありますね♪

 

これは東涌から大澳までハイキングした途中で見つけたゴミ箱。円形の模様が月餅みたい♪と好評でした。

ホンハムの忙しい通りに佇んでいた赤いゴミ箱。近頃薄まりつつある英国の香りがかすかに漂うデザインです。

実はこんな写真が100枚以上あるんです・・・・・・変な人だと思わないでね♪ (遅い?)

その1だなんて、続ける気まんまんですね・・・・・・
ちなみにフェースブックのグループでは、ヨーロッパやアメリカ、日本などに広がるゴミ箱隊員のネットワークのおかげで、さらにすごいコレクションになりつつあります。どうしても見たかったら(笑)そのうち皆さんにお願いしてアップさせてもらいましょう~




香港人はどこへ行く?




来たばっかりと思っているうちに2006年に香港に来て早6年。短いようでいて、香港もそれなりに変化を遂げていることをひしひしと感じます。

幸運にも比較的すぐフリーライターの仕事を始めることができて、最初の頃に担当したのが「返還10周年」に関係する記事。この頃は2003年におきたSARSパニックの名残が今よりも香港に残っていて、「SARSの時、どうしていた」という話題が周囲で頻繁にかわされていました。別格に長い方達は別として、その頃いた駐在員のメンツもかなり入れ替わりました。

★そういえばこんな記事を書いたのが出てきました 2007年7月16日付け朝日新聞国際版リーマンショック直前でかなりイケイケドンドンな頃でしたっけ。

SARSでどん底まで落ちた香港経済を救ったのが、実は中国中央政府。ビザ取得を容易にしたことで、憧れの大都会香港に中国本土人観光客が押し寄せ、一方で香港企業の中国本土での事業展開を優遇する仕組みも作られ、景気回復に一役買ったそうです。

その頃から香港人と中国人の文化の違いから来る軋轢は始まっていましたが、かつての英国植民地の面影というのは相当薄まってきており、英語が通じない/話せない香港人もどんどん増えています。愛国教育など導入を慌て過ぎて大きな反発にあってはいますが、尖閣問題のテレビでの報道の仕方など見ていると、社会システムとしては着実に香港と中国本土の融合が進んでいるのを感じます。

その一方で、最近取材を通してとても強く感じるのが、中国や香港に根を持たない無国籍な香港人が活躍している、という印象。とにかくここのところ「国際都市香港」を体現するような新しくて突き抜けて洗練されているレストランやショップを訪ねる度に、若きオーナーは20代で、海外で育って働いて、最近香港に戻ってきて事業を始めたと、聞くことが多いこと、多いこと。また仕事で会う人達も、6年前と比べて広東語よりも英語が得意な外国帰りの香港人が非常に増えた気がします。

どうも彼らは、返還時に大挙してカナダなどに移住した家庭の子供たち世代のようで、ちょうど彼らが社会の第一線で働く年頃になってきたのでしょうか。

内側が中国化する一方で、今まで以上に無国籍な感覚が一部には広がっている。そこから生まれるうねりは正のエネルギーになるのが、負のエネルギーになるのか? あと35年を残すだけになった一国二制度の猶予期間も終わりに近づくにつれて、ますますうねりが激しくなっていくはず。

今後、香港の着地点はどこにあるのでしょうか? 先行きは果てしなく不透明なままですが、日々、歴史が着実に動いている感覚があります。実際のところ可能なのか分かりませんが、香港の良さが失われないことを願ってやみません。




清潔自慢な香港のレストラン、マッサージ、ホテル




最近たまたま「香港で現地のサービスや仕事の仕方が、日本に比べていい加減で腹が立った」という意見をブログなどで連続して目にして、確かにそういう面は大いにあるものの、そうではない面を目にすることも頻繁にあるな~と思って、こんなお題で書いてみることにしました。

香港で一番多い取材は、やはりレストラン。混んでいる時間にはできませんから、大抵はランチの後でディナー前の15:00~18:00位の間に店を訪問します。これから夜勤となる従業員さんがソファで毛布かぶって寝ていたり、やたらに美味しそうな賄いをみんなで食べていたりと、営業時間中とは違う姿を垣間見られるところがなかなか面白いのです。

先日取材した尖沙咀の映月楼は一日中営業しているのですが、お客は数組というこの時間帯。2名の店員さんが手袋でせっせと細長いシャンデリアを一本一本拭いていました。やっぱりこういうことをしないとシャンデリアってたちまち埃だらけになって、豪華なはずがかえって貧乏くさく見えたりしますよね~(我が身を振り返って、汗)。さすがマキシムグループだと感心してしまいました。



庶民的な店であっても、だから必ずいい加減とか不潔だとかいう訳ではありません。以前に取材した銅鑼湾のローカルな海鮮料理店・越華會では、開店前の時間にキレイ好きなおじさんが隅から隅までピカピカに磨き上げていて、円卓に載せたガラスの回転台まで裏返して拭いていました。そういえば壁の鏡に指紋1つついていないぞ! 料金は安くて美味しくてしかも清潔というのは嬉しいですよね。

レストラン以外でも、キレイ好きに遭遇することはあります。るるぶなどでよく紹介される足マッサージで有名な尖沙咀の康達。ここは四角い部屋を丸く掃くことが当たり前な香港では珍しく、すみずみまでピカピカ。取材中にも店長さんが、畳んで積んであるタオルが曲がっているのに気づくとすっと立って直したりしていたので、彼が潔癖症なほどキレイ好き&整理整頓好きなのではないかと思います。その前に取材した巨大なマッサージ店が、目を背けたくなるほど不潔だった(ムーディな薄暗い照明なのでよく見えないというのがまた・・・・・・)ので、ここを訪ねてつくづくほっとしましたっけ。

そして最後にあげるのは、清潔なのが当然といえば当然な最高級ホテルのプール。リッツカールトン香港のプールを撮影中、プールの水質チェックをしているお兄さんに遭遇。聞いてみると1日4~6回はこうして水質チェックを行っているのだそう。高級ホテルのプールが気持ちいいのは、インテリアがきれいだからだけじゃないんですねー、とまたこれも感心してしまいました。

超ゴージャスなリッツカールトン香港のプール。IFCの頭が窓から見えますね。

たまたま遭遇した水質検査の様子。

そして日々つきあいのある香港やマカオの高級ホテルやレストランのPRさんたち、もちろん中には例外もいますが、ほとんどの人が本当に熱心に働いています(あまりに忙しくて燃え尽きてしまって他業界に転職というのもあるようですが)。

香港で残念な想いをしている人達も、彼らに会えば少しは気分がよくなるだろうに、と思ったりするのでした。




南ランタオ長沙ビーチで、プチリゾート気分満喫♪




空港があり私が住むランタオ島には、いいビーチがたくさんありますが、最近のお気に入りは長沙ビーチ。香港にいながらにして、ちょっとしたリゾート気分を味わえる場所です。香港では10月でも十分温かくて泳げます。

8月のビーチはこんな感じ!激暑だけど爽快!

我が家のあるディスカバリーベイからだとなんとも古めかしい小型フェリーで、セントラルからだと六番のフェリーピアから直通フェリーで行ける梅窩(ムイオー)をまず目指します。ここでラッキーにも空車タクシー(水色のボディ)を見つけたら迷わず止めてましょう。

営業区域でライセンスがくっきり分かれている香港のタクシー。このランタオ島のタクシーは広いランタオ島全体でありながら台数がとても少なく、待っても来ない、予約しようと思っても電話がつながらないことで悪名高いのです。

確実で頻繁に出るのがバス。昨日は4番の塘福行きのバスに乗りました(他に1、2、A35も停車)。だいたい乗車時間は15分ほどで、正直、どこで降りるのかは慣れないととても分かりにくいので、運転手さんの近くに座って、「チェンシャビーチ?」としつこく聞いておくのが一番。下長沙村というバス停です。休日であれば多数の欧米人が降りますし、近くなってくると「ここか?」「いや次だ」とワサワサし出すので、それについていくのもいいでしょう(少し前の貝澳ビーチでも多数降りるので要注意)。




 

バス停より先の道路脇にある道を降りて長沙ビーチへ。最初に目に入るのが南アフリカ風バーベキューで有名なSTOPE。休日のランチタイムは予約をしておいた方がいい人気店で、ビーチにまではみ出したテーブルまで、常にいっぱい。シーフードや肉類のありとあらゆるバーベキューや、フィッシュ&チップスなどがあり、一品が70~130HKDほど。「ビーチに面したこの環境だから美味しく感じるのかな」といつも少しうがって考えつつも、やっぱり最後は満足してしまう店なのです。

気持ちのいい店内席。

鮮やかカラーが南国風。

ビーチ沿いにはSTOPEの奥にも多数の飲食店が並んでいますので、STOPEが混んでいたら、他にも挑戦してみてください。

近くにはボロ可愛いこんな店の窓!

香港は南国だったんだなーと思わせる不思議装飾もあります。

さて、我が家のいつものパターンはSTOPEで食事をして、その後子どもたちは海へ、大人は遠くからその様子をながめながらのんびり。日差しの強い日でも木陰に入ると潮風が涼しくて何ともいい気持ち。

昨日は来ませんでしたが、ランタオ名物の野生の水牛がビーチを群れで横切ったり、海水浴客のまっただ中で座り込んで和んでいたり。ビーチ沿いにあるB&Bでは、さまざまなマリンスポーツにトライできる宿泊パッケージがありますが、人気が高くてなかなか週末に空きがなく、まだ試していません。近いうちにぜひ一泊して遊んでみたいもの。

のんびりビーチを横切る水牛の群れ。

全く人を恐れずに日向ぼっこする水牛。すごい角ですが、とても大人しい。

活気溢れる都会・香港とはまた違う、自然豊かでかなりワイルドな香港の魅力を満喫できる小さなリゾートです。



 

 

香港期待のデザイナー、スザンナ・ガオとS. Nineに注目!

エレガントでセクシーさもあって、でも甘すぎずアクティブで知的――香港人デザイナー、スザンナ・ガオさんのオリジナル・ブランド、S.Nineのテイストをまとめると、そんな表現がぴったり。パキパキと第一線で活躍する香港のお洒落な女性たちがまさに「こう見られたい」という理想像とぴったりマッチするのか、PRの女性が自ら主催するプレスパーティなどで彼女の服を着ていることに気がつくことが最近何度もありました。

左がスザンナさん。DVFやAnne Valerie Hashなどに勤めた後、2009年からオリジナル・ブランドS.Nineをスタート。

ニューヨークのパーソンズ(プロジェクト・ランウェイの舞台ですね!)で学び、DVFことダイアン・フォン・ファステンバーグの元で働き、業界賞の受賞でパリのクチュリエであるアン-バレリエ・ハッシュにも師事する機会を得て経験を積んだスザンナさん。2009年に独立してS.Nineを設立し選んだ道は、路面店やモールなどへの出店ではなく、中環ハリウッド・ロードのビル内にある落ち着いたショールームでの販売とオンライン販売。

落ち着いたショールームでは、お友達といろいろ試着したりしながら、デザイナー本人のアドバイスも聞いてじっくり選ぶことができます。しかも価格帯は3000HKD~
8000HKDと、品質からすると非常にお得な価格に抑えてあります。

「ファッション誌のスタイリスト、セレクトショップのバイヤーなどの間で、口コミで評判になってきたのよ」と、いろいろな掲載誌を見せてくれるスザンナさん。香港以外にも、ニューヨークや上海、ドバイなどのセレクトショップでも取り扱われているそう。華麗なキャリアから想像していたよりもずっと若々しくて可愛いらしい雰囲気の中に、しなやかな芯の強さが感じられます。

さてさて、今日はせっかくショールームを訪ねたので、2012年秋冬の新作をいろいろ見せてもらいましょう!

★S.Nine 2012年秋冬コレクションより-アクセントになる素材を一点ずつ丁寧に集めて

 

●とても着心地の柔らかいウールに、すんなりとした肌触りのレザー遣いがアクセントになっているジャケット(下左)は秋冬のオフィスで爽やかに目立ちそう。「このフェイクレザーは日本製。ものすごく品質がいいの」とスザンナさん。

 

●黒のレース遣いが巧みなブラウス(上右)は、赤だとドラマチック、白だと清楚、黒だと落ち着いた女性らしさが醸し出されて、まったく違う表情を見せてくれます。オーソドックスなスカートやパンツに合わせてもいいし、トレンドを意識してS. Nine大人気定番商品のフェイクレザーのホットパンツと合わせるのもよし。このきれいなレースは台湾で見つけたとか。

 

●左は大人気商品のホットパンツ。これも日本製の柔らかなフェイクレザー製。
●同じレースを使ったスカートでは、ビーズを柄に合わせて刺繍してあり、ゴージャス感たっぷりに。

 

 

●トラディショナルなアイテムも、面白い工夫がしてあって平凡にならないのがスザンナさんのデザイン。きっちりめのジャケットも後ろを振り返ると、こんな風に!

 

 

●さすがパリの最高級クチュリエの下で修業したスザンナさん、ロングドレスも大得意。肌見せの具合は実は少ないのに効果的で、上品なセクシーさがいい!

 

 

●スザンナさんのシグネチャーでもあるのが、ダイビングスーツに使う素材を使ったドレス。ボディラインをキレイに見せて、ドレスアップしてもアクティブな雰囲気をどこか残してくれる不思議な存在感があります。フェイクレザーのアクセントがここにも効いてます。

 

 

 

 

11月には秋冬の第2弾がショールームに並ぶ予定。クリスマスを控えたパーティシーズンに向けたゴージャスなドレスが中心だそう。スザンナのドレスが多くの香港女性を華やがせてくれるはず!

★実は日本語を3年間勉強していて、日本に住んだこともあるというスザンナさんからのメッセージ――「しばらく使ってなかったから日本語忘れちゃって、また練習中です。ぜひ日本の方もショールームに遊びに来てお話して下さいね」

Information
S. Nine Showroom
17/F, 37 Hollywood Road, Central, Hong Kong
10:00~12:00、13:00~19:00(月~金)※土日は予約のみ。
852-2815-0884
http://snineonline.com



新感覚テイクアウェイBeautifoodが湾仔に誕生

Bo Innovationのアルヴィンが仕掛け人

湾仔のShip Streetに入り口がある「Bo Innovation」と言えば、広東料理の枠に収まりきらない超個性派チャイニーズ。ミシュラン香港マカオの星付き常連として2012年には2つ星獲得。その他にもSt. Pellegrinoの世界のベスト100レストランランキングで52位に入るなど、欧米からの評価が非常に高いことでも知られており、ロンドンのメイフェアにもまもなく2店目がオープンします。昔イギリスにいた時の記憶を辿ると、どちらかというとロンドンの実験的な料理店が香港に来たという方がしっくりくる雰囲気ですから、成功するのではないでしょうか。

Ship Street側にある小さな店舗だがインパクトのある外観そのBo Innovationが、10月9日に新たなテイクアウェイフードのBeautifoodをオープンするというので、興味津々オープニングランチを訪問させていただきました! しかもオーナーシェフで「厨鬼(キッチンデビル)」との異名を保つアルヴィン・ランが今日は来るそう。3回ほど取材に来ていますが、新しい味を求めて世界中を飛び回る彼に会う機会は今までなかったので、それも楽しみ!
Beautifoodの場所は、Johnston RoadからShip Streetに曲がったライフデリの斜め向かいで、今まではワインショップだったりギフトショップだったり、あまり特徴のないテナントが何度か入れ替わってきた小さなスペース。テイクアウェイのカウンターの脇には4席ほどの小さなイートインスペースもあります。Bo Innovation本体の厨房のメンバーは、アルヴィンと似た雰囲気の、どこかハーレー乗りぽいというのか、黒いノースリーブで鋲ツキの皮ベストを着た、中華料理のシェフとはとても思えないマッチョな兄さんたちでしたが、こちらBeautifoodには、すっきりしたいわゆるイケメンなお兄さんたちが入っていました。ふむふむ。

いよいよテイスティング!

さて、今日のイベントはBo Innovationのテラスで開催。広報で爽やかテニス青年のディノさんに挨拶してからテーブルへ。試食ではBeautifoodのシグネチャーディッシュになる「スシ・ブリート」全種類とサラダをいただきました。

スシ・ブリートのテイスティング用盛り合わせ。左からいわゆる寿司には一番近いCantonese Steamed Fish(蒸し魚、グリーンオニオンライムソース、おろし生姜、にんじん、きゅうりなど入り)、サンドイッチ感覚のBLT(ベーコン、レタス、トマトなど)、クリーミーで洋食っぽいVegetarian Taco Trio(南瓜のクリームチーズ合え、ナスの味噌和え、ポルチーニマッシュルームなど)、本格的に辛いHot Sichuan Chick(チキン、にんじん、胡麻、チリ、四川風ソースなど)、がっつりとボリューム感のある3B(USアンガス牛、ピーマン、豆椒など)

アルヴィンの料理の特徴は、斬新で見た目では味が分からないようなプレゼンテーションと食材と調理法に、しっかりと香港ならではの味を巧みにミックスさせること。今回のメニューにもさまざまなアイデアがうかがわれています。

たとえばサラダドレッシングには老舗八珍の酢を使って独特の風味を出してみる。シグネチャーの「デーモン・ブラック・シーザー」サラダのガーリックドレッシングは、蟹味噌の強い風味が効いています。

スシ・ブリートーには、生姜とネギの香りが食欲をそそる広東風蒸し魚や四川風チキンなどをネタに、それぞれを生かすパンチのきいたソースを絡ませ、玄米や五穀米などで包み込んだ、寿司というよりはライス・サンドイッチとでも呼びたい組み合わせで、かなりしっかりとお腹がいっぱいになります。

フレッシュさを食べる直前まで保つように工夫された自慢の容器に入った「Umami Nicoise」サラダ。

テイクアウェイで食べやすく味を最大限に味わえるようにする工夫もされており、サラダは具やドレッシングを食べる直前にトスできるようなドーム型容器、スシ・ブリートーはスルスルと中身の出やすいラッピングと、これもすべてアルヴィンが考案したものだとか。

「以前から周辺のオフィスからケータリングの要望が大きかったんだ」と、各テーブルを回って話してくれるアルヴィン。悪魔とか鬼とか恐ろしげなあだ名とは違い、とてもにこやか(笑)。「フレッシュで、栄養があって、ヘルシーだけれども、味と利便性に妥協はしない」ことをモットーに、一口

ずつにある驚きはBo Innovationから受け継いだ上で、すべて50ドルというテイクアウェイならではの手頃価格を実現しなくてはならないため、相当頭をひねった上でのメニュー作りだったそうです。

ブリートーの食べ方を説明するアルヴィン。

私がいただいたのは、スシ・ブリート各種と、プリプリの海老やチェリートマトなどのサラダに香港らしいシュリンプパウダーが効いたアルヴィン特製「うまみ」ドレッシングが面白い「うまみニース風」(Umami Nicoise)。この「うまみ」は、日本由来の味覚で、昆布のグルタミン酸やかつおぶしのイノシン酸などが呈する味として、国際的に使用されている基本味。これがドレッシングの中でしっかりと存在感を発揮して、うまくニース風サラダらしい中にもどこか今まで食べたことのない意外性を生み出していました。

アルヴィンの強い個性の一端を楽しめる健康的な食事を50ドルから気軽に体験できます(Bo Innovationであればランチ250ドル位~、ディナーは1000ドル位~)から、ぜひ試してみて下さい!

Information
Beautifood
Shop3, G/F, J Senses, 60 Johnston Road (入り口はShip Streetにあり)
Delivery: 2860 0012
www.beautifood.com.hk

お酒の肴にも良さそうなブラックシーザーサラダ。

リンキンパークと香港の学級委員達




基本的に洋楽&ロック好きなので、香港に来てからも年に数回はいわゆる外タレのコンサートに行っています。ここ1年はRed Hot Chili Peppers、Linkin Park、Evanescence、Maroon 5に行ってきました。

香港でコンサートに行くたびに面白いなと思うのは、同じ国の中とは思えないほど、ミュージシャンによって客層がはっきりと分かれること。

今まで行ったコンサートで、例えばTears for Fearsなら、いかにもイギリス人の40~50代超の男性が多く、Keaneはヨーロッパ系でティーンの子供連れが目に付きました。一方Craig Davidは意外なほど香港人の男女ともにヤンエグ(死語?)風が主で、香港人女子の黄色い声が響き渡っていたのが印象的。老若男女と人種がきれいに分散していたのはAdam Lambert、おそらくこのコンサートを見るためにわざわざ香港まで来ていたらしい台湾やシンガポールの人が多く目に付いた&小中学生も多かった&歓声はなぜか野太い男性の声が大きかったのはMaroon 5、などなど観客ウォッチングが習慣になっています。

また、ミュージシャン側の取り決めも毎回異なります。日本と比べて撮影にうるさくないのが香港では一般的ですが、一眼レフ+三脚+巨大な望遠レンズを堂々と客席においてキャーキャーいいながら撮影している女性がいるかと思えば(Craig David)、入り口で一眼レフだけが禁止ということでバッグの検査をしたり(誰だったかな)。

そんな中で、続けて行ったこともあって、その対照的な様子に驚かされたのが、レッチリことRed Hot Chili PeppersとLinkin Park。

ビール片手にご機嫌な人が多くて、欧米人比率が6~7割、緩くて自由な雰囲気と、(この人達、お酒じゃないもので盛り上がってないか?)みたいな面々もいなくはなかったけれども、とにかく明るいレッチリ。

一方で、8割以上が10~20代香港人ではないかというLinkin Park。香港で私が行ったコンサートの中でローカル率が最大。アルコール持ち込み禁止でしっかり入り口で検査され、何だか整然とした印象。とにかく黒い髪に黒縁眼鏡がずらり(香港の若者に多いスタイル)。前列がモニターに映ると「おー学級委員長達、今日は思い切り盛り上がってるなあ」とつい思ってしまいます。

昔ながらのハチャメチャなロッカーと、ある程度管理された中で楽しみたい今時の真面目なロッカーの違いなのかな、などと勝手な想像をしつつ、ふと思い出したのが、子供を連れていった香港政府主催の健康診断でのこと。




「ママ―、なにこの質問?」

当時は8歳~12歳だった3人の子供が「絶対答えてね」と渡された質問票を見て、目を丸くしています。え? なになに、と見ると、もう出るわ出るわのすごい質問のオンパレード。

「両親は私をダメな人間だと思っている」

「いくら頑張っても親に誉めてもらえない」

「自分のことを親身に心配してくれる人はこの世に誰もいない」

「生まれてこなければよかったと思う」

「自分の体をわざと傷つけたことがある」

「死のうと試みたことがある」

親への質問票も「子供への過大な期待と愛情不足」を測るような質問が確かにありましたが、とにかく8歳の息子への質問までがこんなのばかり。

実際に悩んでいる子が親と一緒に検診を受けて果たして正直に答えるかどうかは別として、学校教育が非常に厳しく、幼稚園から試験続きのスパルタで、競争が激しい中、親も教育熱心で過熱気味、小学校低学年がプレッシャーに耐えられなくて自殺してしまったり、などという問題が香港にあるとは聞いていたものの、質問票の赤裸々な文面はかなりショッキングでした。

そこで流れた、Linkin Parkの大ヒット曲「Numb」。まさに親の過剰な期待に反抗して自我に目覚める若者の心情そのもの! こういう曲に心を寄せることで、救われる子がたくさんいるのかもしれないな、「ブラック・スワン」の彼女もNumb聞いて発散すれば呪縛から逃げられたかも知れない・・・・・・。

思い込みかもしれませんが、「Linkin Parkによる学級委員達の解放」に1人納得した夜でした。

(ちなみにレッチリもLinkin Parkもコンサートは最高でした、笑)




いよいよ上海蟹シーズン♪

日本と比べて暑い時期の長い香港ですが、少しずつ秋の空気も漂い始めました。

香港の秋と言えば、上海蟹! 秋だけ食べられるという限定感がくすぐるのでしょうか。さあ、今年はどこで食べようかと考えるだけでワクワクしてきますね。

しかしどうも、香港在住歴が長い日本人だとか、グルメ自慢の香港人だとか、少しうるさい人に「どこで食べるの?」と聞くと「レストランのは全然ダメ」というつれない言葉が必ず返ってきます。

何でもあまりにも香港で上海蟹が人気になってしまい、産地に残らないぐらいの勢いで売れるため、大量生産=抗生物質たっぷりの養殖が増えていて、昔と比べて味が確実に落ちているのだとか。

ちなみに昨年は、上海系香港人でお料理上手の友人が、家でご馳走してくれました! 彼女も「レストランのは高い割に全然ダメ」派。市場で元気の良さそうな蟹を選び抜いてきたそうです。

お料理上手ではないけれども、蟹を自分で選びたい派は、自分で買った蟹を馴染みのレストランに持ち込んで料理してもらったりするのだとか。

 

 

 

 

 

↑こんなお肉もりもり、蟹味噌たっぷりの上海蟹(広東語では大閘蟹)、1杯で250HKDでした!
ちなみに右端は、この日の他のメニュー。お料理上手の家庭料理は、やはりどこの国に行っても最高ですね。



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