旺角・奇趣餅家の風情と厨房





だいぶ取材&出版から時間がたったから、そろそろブログ化してもいいかな、という取材裏話編、ただいま発掘中!

昨夏に旺角の古いお菓子屋さん、奇趣餅家を取材させていただいた時のこと。こちらも昨年夏に取材したハナコの「香港エリアガイド」の一軒でした。

焼きたてホヤホヤの昔ながらのお菓子が並ぶこのお店。観光客が押し寄せたりする派手さはないけど、いかにも近所のオバちゃま達が「焼けたかな?」といそいそ嬉しそうにやってくる姿がとても可愛くて、ほのぼの感たっぷり。

あーこの紅豆焼餅・・・・・・アズキのお焼きみたいなやつなんですが、焼きたてがもうメチャうまでした。そしてその後ろの香蕉ってバナナのお菓子もとっても素朴!

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これは腐乳入りのお菓子。塩辛いのがなかなかいい感じ。

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さて、古いお店を取材すると、代替わりして若いオーナーが登場することがよくありまして、こちらもそんな1軒。たしか取材時は26歳! 実はここは直接取材をお願いに行ったら、最初行った時にオーナーがいなくて、ものすごい剣幕でおばちゃんに「今オーナーいないんだよ、しっしっ」とやられて一度退散。後でめげずに戻って来たら、彼が戻ってきていました。「あーいいよ、いいよ」ととても親切に対応してくれるオーナー。



そういえば、さっきの怖いおばちゃんは、と言えば、オーナーがいる時は、人が変わったようなスイートな笑顔で乙女対応になってます(別人か!?)ったくもー(^^;)

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とっても親切なオーナー、厨房も見せてくれました! なんと香蕉を作っているところ。この道何十年の職人さんが、するするするっと見事に粉をあやつっています。あたりは粉だらけ。

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「僕は店をついだばかりだから、今、これを教えてもらってるんだ」と素直なオーナー。やる気ありそうだから、きっと何年か後にはばりばり香蕉を作っていることでしょう。ちょっと胸熱になりますね。

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ちょっとしたコーナーが何となく可愛い。

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こちらがお店で使っている粉類。タイ産なんですねー。

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セルフィーではありません(笑)古いお店の雰囲気って懐かしくて落ち着くんです。仕事で扱うのは新しいところが多いんですけどね。何を隠そう、私の東京の実家はもうすぐ創業100年になるふるーーーーーーーーいお店で、育った家もふるーーーーーーい家だったので、古い空間に身を置くと先祖返りしたような変な感覚になります。

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久しぶりに食べに行きたいな~♪

 




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