キッチン潜入!雲来軒@尖沙咀

取材裏話シリーズ、何だか書いていて楽しくなってきましたw

実は昨日の裏道迷路からの目的地は、雲来軒だったのです。

若手シェフながら経験豊かなポールさんの率いる、とっても人気のある広東料理店です。ポールさん、とっても取材に協力的でいつも助かっているのですが、この日はフィガロでユニークな点心を紹介するという撮影。

朝からよれよれになってやって来た私を見て、「朝ご飯食べた?これ飲んだら?」と、撮影用ではなくて、食べる用にいきなり出して下さったのがこの広東スープ。ゴミ箱通りで消耗した心身にじわーーーーっと染み入りました。人情の味だ!

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ポールさんは、とても研究熱心で、「こんなのやってみてるんだ」といろいろ見せてくれるのですが、これこれ、日本の青森の方でやっているのを見たという、黒ニンニクというもの。※検索してみたら出て来ました、青森の黒にんにく。

小さいにんにくを炊飯器に入れて、保温にして20日だったかな、相当長い期間置いておくとできるのだそうです。これを気に入って、こちらのレストランでも自家製で作って使っているのだそう。わざわざ炊飯器を持って来て見せてくれました!

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ほら、こんなになっています!「ちょっと持ってて使ってみたら」と何粒がいただいたのですが、今1つ使いこなせなかった私(--;)でも風味があって美味しいです!

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「なに、お腹空いてるの? じゃあもっと食べたら、はい、これ」と、こんなものを出されて、すっかり餌付けされたところで(笑)撮影開始。

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今回は「面白くて美味しい点心」がテーマなので、まず声をかけたきっかけになった左の「マカロン叉焼」や、黒トリュフや帆立貝の点心をいろいろ出してくれました。

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で、もう一品出してくれたこれ。パリパリの皮の下にご飯が貼り付いている??「写真でよく分からないから、皮ずらしてもいい?」など聞いていると、「いや、この料理はね、こうやってああやって作るものだから、皮を外すと意味がない」「???でもこれだと何だか見えないし、???」。言葉で説明してくれるのですが、イマイチ私もよく意味が分からない。

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「分かった、後でキッチンで作ってるところ見せてあげる、そうしたら僕の言ってる意味が分かるよ」!

おおっそれはぜひ♪ということで、キッチンに入れて貰いました。やった潜入だ!
最初はここから始まって。卵の超薄焼きのような感じ(何が入っているかは、取材ノートを引っ張り出せば分かるはず)で、穴も開いてきます。

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その上に、肉を挟んだご飯が載りました!

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で、ほら、ご飯と皮が完全にくっついて、それをこうやって裏返して盛りつけるわけです。

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なるほど! これを上手に作るのには技術がいるし、とにかく皮を外しちゃったら意味がないということで、有り難みと意味がよく分かりました! もちろんとっても美味しかったです。

しかし残念ながら、やっぱり写真で見てもよく有り難さが分からないということで、記事には掲載できませんでした(涙)ごめんね、シェフ。

しかしポールさん、結構お調子者なので、「じゃあほら、君もそこで作ってる振りして写真撮ったら」って言われ。なぜか私が作ってる振りした写真を撮ることに。誰も信じないって。

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そしてそのままなぜか記念写真を撮ることに(笑)たまたま数日前に、ある老舗で「神聖な厨房に女は入れん、今日は特別だ!」という撮影をしたばかりだったので、そのギャップたるや!

でもいいんです、ちょっと軟派ながらものすごく研究熱心&仕事熱心&親切なポールさん、ますますのご活躍を! とっても美味しいお店ですから、ぜひ行ってみてください&ポールさんに声をかけてみてくださーい♪

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