日本からのお友達がちょうどこの前・日航ホテルのニューワールドミレニアムホテルに泊まっている、ということで、久しぶりにお邪魔しました。
前回もこの桃里でOld Hong Kong Menuをいただいたのですが、今回もそこからいくつかのメニューと、その他の飲茶や一品料理を選んでもらっています。
広報のカレンさんがお店の人と一緒に選んでくれた料理をいただいて感じたのが、さすが長年の経験から(ホテルのオーナーは変わっていないし、シェフ、スタッフの多くもそのまま働いているそう)、本当に日本人の味覚を理解してるんだなーということ。もちろん正統的な広東料理はそのままであって、別に日本人向けに中味や調理を変えているということではないのですが、数ある料理の中から、これを日本人が好む、というものをバシッと選べる、というのでしょうか。
というわけで始まった今回のランチ。1つめはこちら!
こちらは点心盛り合わせ。最近人数に合わせて、一人ずつ盛り合わせてこうやって持ってきてくれることが多いですね。籠がぞろぞろ出てくるのも楽しいですが、これも確実に人数分が揃うので安心と言えば安心。焼き餃子の中がモチモチしていて絶品でした!
幸せな叉焼豚! 美味しい! と言うと、お店の人がみんな「おいしい?」って喜んでくれます。日本語上手だったり、何となく分かるという方が多いのです。
これがもー本当に美味しかったスープ。同席したお友達は香港通なので、いろいろなものを食べてきている中、このスープは今まで食べた中で一番美味しいかも!との意見。まさに日本人好みで、シンプルな鶏の出汁がしっかり効いていて、くせや臭みがなくて、海鮮類の出汁も一緒に濃厚に出ています。水餃子風の柔らかい餃子もいいし、貝柱がものすごーくいい感じにほぐれていて、ふむ、最後の一滴まで飲み干したくなりました。香港の味を学習してから理解できるとか、そういうことなく、いきなり楽しめる味なのかもしれません。小籠包に添えるような赤いお酢と生姜を加えるとまた味わいアップ!
こちらも昔ながらの海老トースト! 海老がぷりぷり。写真撮り忘れたけど、添えてあったソースがまた美味しい。
こちらはアラカルトから。銀ダラのスモークで、トマトのカップの中に入ったソースには、キンモクセイが入っていました! スモークした風味がしっかり味わえて、ソースとの絡みもばっちり。銀ダラはとても新鮮で柔らかくて言うことありません。
前回もいただいた、オールド香港メニューのスター的存在の麵。醤油とラードをそれぞれかけて混ぜ合わせるので、油麵という感じでしょうか。れんげの上に載っている豚肉のでんぶのようなものがまた味わいと食感に加わって美味しさが増しています。
もちもちふわふわのマンゴー餅!毎日キッチンで手作りしているから、この柔らかさが出るのだそうです。冷蔵庫に入れた途端に固くなってしまいますよね。
オールド香港メニューを目当てに、若い香港人がご両親を連れてやってきて、ご両親は「昔食べたねーこれ」と喜び、若い人にとっては「へーこんなのあったんんだ」と発見があるそうで、とても好評なのだそうです。9月末までの予定が今年末までに延びています。ぜひお試しください。
決して目立つ存在ではないお店だけれども、地元の人に知れ渡っているのか、いつも満員。落ち着いていて、とてもいいです! 満喫させていただきました♪
日本人のお客さんが来ると張り切って日本語で対応してくださって良い感じでした。