観塘で東日本大震災後の三陸・福島を写した田代一倫写真展&イベント

香港人の心優しきフォトグラファーやアーティストの3人組が運営する独立系写真ギャラリーThe Salt Yard(以前にフィガロで紹介させていただきました→過去の記事はここ)。観塘(最寄り駅は牛頭角)の工業ビルの真っ直中にある素敵な空間で、いつも意欲的で海外からの社会性のあるテーマの写真展を開いています。

↓Salt Yard。日本の小学校の、机の天板の廃材を使って作られているとは思えない(でもよく見ると落書きが見つかる!)センスのいいインテリアで雰囲気たっぷり。

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このThe Salt Yardで3月1日~4月13日まで、若手作家田代一倫さんによる展覧会「はまゆりの頃に 瞬間の対話/三陸・福島/2011~2013」が開催されるという案内をいただきました! 2011年の4月から2013年の春まで、三陸と福島に住む人々と会話しながら撮影を続けて来たポートレートのシリーズを、今回香港で展示するそうです。出展作のいくつかを下でお見せしますが、被災地には悲惨さや爪痕も残っていれば、新しい生活も確かに始まっていること、いろいろな方がいろいろな思いを持って日々暮らしていること、被災地の現状などが一枚一枚の写真から伝わってきます。

3月1日には田代さんご本人も出席して、この3年間の東北での撮影中に遭遇した、さまざまな出会いや出来事についてのトークイベントや、パーティも開催されるとか。私もなるべくうかがいたいなーと思っています。皆さん、ぜひ日本人でも香港人でも他の国の人でも、お誘い合わせの上、ご参加ください、とのことです!!

<田代一倫写真展の作品より>

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写真/田代一倫 16/4/2011 岩手県陸前高田市高田町 「仕事の合間に見に来ました」 北海道から救援のため派遣されてきたお医者さんです。震災以前に来たことがあった、岩手県立高田病院がガタガタになってしまった姿を見て、呆然とされていました。
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写真/田代一倫 3/1/2012 岩手県遠野市小友町 「家に来て休みなさい」 自宅周辺の雪かきをしていた女性です。雪が積もっているので私が寒い思いをしているだろうと、温かい言葉をかけて下さいました。
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写真/田代一倫 28/6/2011 宮城県気仙沼市本吉町今朝磯 「3月末から来ています」 ボランティアに来ていた男性です。この日は、公民館で過ごすボランティアの解散式が行われていました。ここは、4月の時点では、道路が封鎖されていたために訪れることができない地区でした。

 

写真/田代一倫 仮設住宅に暮らす女性。孫の写真を撮って~とお願いされたとか。
写真/田代一倫 0/10/2012 宮城県石巻市 「この子も撮ってあげて」 仮設住宅に暮らすこの女性は、洗濯物を干す合間に、仮設住宅の中にある談話室でお孫さんと遊んであげていて、私にお孫さんを撮るように勧めて下さいました。
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写真/田代一倫 20/4/2013 青森県八戸市鮫町鮫 歌手の女性です。蕪島祭りには、たくさんの方が参加されていました。お祭りの雰囲気が、私が子供の頃に楽しみだったお祭りに似ていました。

普通の人、それからちょっと変わった人も、何だか目が釘付けになって、話しかけたくなるような写真ばかりです。

この3年間、私たちも日本人として香港にいながらして、震災直後には遠くて何もできない焦燥感にかられたり、いろいろな国の方の優しさに触れて、考えさせられましたよね。とても素敵な会&展覧会になる気がします。お知り合いにもどんどん教えてあげてくださいね\(^o^)/

詳しくはSalt Yard ウェブサイトをご覧下さい →こちら






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