美貌の香港人デザイナー、レニーKさん、ご存じですか? かつてよく日本の雑誌の香港特集に登場していました。
私が香港に来た頃、ゴフストリート、その後はアバディーンストリートに彼女のショップがあって、何度か取材をして、その時お買い上げした服は今でも気に入っていまして、着る度にすごく褒められます。
お子さん二人のママになってからライフスタイルがすごく変わって、ショップはクローズしたけれども、デザイナーとしての活躍は続けているとの噂だけをちらほらと聞いてはいまして、彼女の服、また見たいな~とときとき考えていました。
そんなレニーさんに偶然再会したのが、昨年秋に香港のPMQで開かれたARTNEXTというグループ展に、お友達のイラストレーター、小野寺光子さんが出展したとき。
レニーさんは、チョンサム・コネクトという、チョンサム本来の素晴らしさを伝えていこうという女性達のグループに属していて、ご自分でもモダンなチョンサムのデザインが得意。このグループが小野寺さんを見出して、香港での展覧会開催のサポートなどをして下さっていたそうです。
実は右の絵のモデル、レニーさんらしいですよ!
そのオープニングパーティに行った時、あーレニーさんだ、と恐る恐る「すごーく前にときどき取材させてもらいました」と話しかけたら覚えていて下さいました♪
その時のセルフィーがありました(笑)。
そんなわけで、小野寺さんが次回香港に来たら彼女のアトリエに行きたいね、などと話をしていて、それが実現したのが今年の1月。
小野寺さんは、レニーさんにチョンサムを作ってもらう約束をしていたし、私は私で、電子書籍の表紙に、私がチョンサムを着ているところを描いてもらうお願いをしていたので、一緒に行って、チョンサムのイメージを膨らませようということに。
彼女のアトリエがあるのが、黄竹坑。とても広くて素敵なのです!
置いてある服はほとんどが彼女のオリジナル。もうひたすら目移りしちゃいます。
こんなエッジィなデザインのチョンサムもいいですね! ちょっと琵琶法師っぽいかしら、というのは以下自粛w
まさかのユニオンジャック柄もかっこいい!
カジュアルで可愛いチョンサムの奥には、立体的でエレガントなドレスも!
昔のショップにもどっさり置いてあった、彼女が集めたビンテージなどの素敵な布地が、今はこんなに広いスペースに置いてありました! ものづくりに最適ですね。
素敵な布地の山にときめきます!!
こんなマンダリンカラーを生かしたドレスも素敵ですねー! レニーさんセレクトの帽子も密かに人気アイテムです。
こんな陰陽風デザインもシンプルでかっこいい。
最近のデザインもいろいろ見せてくれました。
最新デザイン「Zai Zai」コレクションのこんなドレス、「これあなたに似合いそうよ」と見せてくれました。着てみたい!
さてさて、この日の主目的は小野寺さんのオーダーです。
「ドレスもいいけど、こういうジャケット、似合うんじゃないかしら」とレニーさんからのアドバイス。確かに普段着やすくて出番がとても多そう!
布地はどうする?気に入ったの探してみて!と言われて、小野寺さんも私も最初に飛びついたのがこれでした。
艶やかな鳥の刺繍柄!
この日の第二目的が、電子書籍の表紙のイメージを考えようということで、レニーさんのチョンサム着た絵でもいいかもしれないということになり、私も試着させてもらいました。ちょっとわざとらしく上目遣い♪
恥ずかしながらレニーさんと一緒の全身写真も♪
小野寺さんのスタイルが決まり、さっそく採寸が始まりました。
二人が採寸に忙しい間、私は、また目移りして写真を撮りまくり。こんなドレスも素敵ですね!
ちょろちょろ、ちょろちょろ、していた私(笑)。
お宝だらけで楽しい空間です!
才能豊かなレニーさん、なんと彼女が描いたイラストもあちこちに飾られています。す、すごい!
彼女のイラストを前にして3人で記念写真!
しかし私が抜けて小野寺さんとレニーさんが二人になると、どこかアーティストのユニットっぽい雰囲気が流れるんですよね!!!やはり通じ合うものがあるんですねー。
実はこの日の成果が先日完成!ということで、小野寺さんが受け取ったときの写真をお借りしました。ものすごく素敵ですよね!!!!アーティストユニット再結成。
レニーさんがお友達と新しく始めた銅鑼湾のレストラン「一登龍門」で。インテリアデザインもレニーさんの手によるものだそう。次回は私もぜひうかがいたい!
レニーさんのアトリエで服を注文したいという方、詳しくはFacebookのこのページからメッセージして問い合わせて下さい♪
そしてこの日イメトレした結果の素敵なイラストが、すでにおなじみのこちらです 。
冒頭に出てくる、レニーさんがモデルの絵の左にあった、スターフェリーに乗っている女性の姿もヒントになりました(美化して細長ーくしてもらいました、笑)。
膝下丈で少しゆったり目の、こんなチョンサム欲しいですねー! 次回は私も作っていただきたいものです。