日々続くデモに思うこと

連日続くデモ、日本でもかなり報道されていると聞きます。

私は現場に行って参加してはいません。連休だというのに仕事が相変わらず忙しくて締めきりに追われているのもありますが(かなり燃え尽き症候群一歩手前)、いろいろ思うところもありまして・・・・・・

とにかくたくさんの香港人のお友達が参加しているし、直接は知らない人たちや若い学生たちも、その無事がとても心配だし(今のところ初日を除いて平和なようですが)、これから香港はどうなるんだろう?とやはり考えてしまいます・・・・・・。

とはいえ、長い目で見れば、日本で今まで「所詮香港なんて中国と同 じでしょ」と思っていた方達が、その大きな違いに気付いてもらえれば、それは日本と香港の間には、ものすごくプラスなことだなと思っています。

そんなわけで、短期的に見れば、私のように香港への観光をお勧めしているような仕事には、マイナス面もこれから出てくるのかもしれないものの、数年前の領土騒ぎの時とは、全然心の持ち方が違います。あの時は日本では「香港=中国」と見られたために、大きな仕事が中止になったり、とにかくいろいろあって、「実際は全然違うのに」と苦い思いもありました。今回はそれとはまったく違う、何だか爽やかな思いを抱いています。

とても困難な状況の中で、香港人のいちばん素晴らしい面をたっぷり見せてもらって、改めてすごい人たちだと見直したり・・・・・・。とくに若者、素晴らしいですね。非暴力の力でどこまで実際、あの難しい相手を動かせるのか分からないけれども、そんな理想主義を貫こうと多くの人たちが手をつないでいる姿は美しい。

それで思い出したのが、日本の大震災の後のこと。本当にたくさんの香港人から「あんな大変な状況で、暴動を起こしたりせず、冷静に忍耐強くしている日本人は高潔で素晴らしい!」と励ましていただきましたっけ。そういう「民度の高さ」に価値を置いている人が香港人には多いのではないかと思います。

今回も、どさくさに紛れて暴れたりせず、水や食料でお互いに助け合って、ゴミ清掃隊まで組織して、という香港人の姿を見て、自らの香港愛を再確認する香港人をよく見かけます。

「民度の高さ」に価値を置く国って、世界にそんなに多くないですから・・・・・・日本とそういうところはとても共通していて、分かり合える部分じゃないかな、と。

もちろん香港への感情がプラスになったとしても、それが生かせる状況に政治的にもなっていないといけないので、本当にこれからの動きに目が離せないのですけど。

とにかく少しでも彼らの思いが叶えられますように、無事でいてくれますようにと祈るばかりです。







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