十二支の動物たちが可愛い、ifcの旧正月デコレーション

ifcは一番よく通るモールなので、いつも季節のデコレーションが楽しみなのですが、今年の旧正月は近年稀に見る・・・・・・というか私が香港に来てから見たifcのデコレーションの中ではナンバーワンなのではないでしょうか!?

自分が蛇年なので、真っ先にチェックしてしまう蛇。なかなか可愛く作られた蛇ってないのですが、これは合格! 鶏も普通に考えればとぐろ捲かれちゃって絶体絶命なはずなのですが、安心仕切った様子から「僕たち、友だち同士だから大丈夫」というメッセージが伝わってきます(笑)やっぱりデザイナーはそういうことを意識したのだろうか? 蛇が首をひねって鶏をじっと見つめてたら、緊迫感が出ちゃいますよね。うちの両親が鶏なので、何となく嬉しい組み合わせ。

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やっぱり最高傑作はこの龍! 空間を見事に生かして迫力たっぷり、でも何だか可愛く飛んでいます。

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豚を近くで見ると! 豚だけではなく、すべてが造花や葉を組み合わせて出来てるんですよ!

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今年の主役・・・・・・の割には存在感が薄かった羊と、猫、じゃなくて虎。

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牛の頭の上には鼠が♪ 鼠ばっかりは大きくできないんですね、やっぱり。

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猿が危ない! と言いたくなるアングル(笑)大丈夫です、彼ら友だち同士ですから。この馬も楓で出来ていてとても素敵。

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それぞれの動物がちょっと丸っこくて、可愛らしくて和みます。次回は上の階から見て見よう。

 

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銅鑼湾の小蝶(Zen Too)でアフタヌーンティー

日本から来ていたお友達と会うのに、アフタヌーンティーにしようかという話になり、そういえばこのお店で始めたらしいとのことで、昨日行ってきました!

場所はジェイミーズ・イタリアンやペントハウスなどの話題店がずらりと入った、銅鑼湾の登龍街Soundwill Plaza II – Midtown。以前から新しい広東料理店として存在は気になっていたのですが、どうも私の周りで「ここは素晴らしい!行くべき」という声が聞こえてこなくて、「まあまあ」という感想ばかりだったので、取材でもプライベートでも今まで機会がありませんでした。

なので、どんなものだろうと楽しみ。

アフタヌーンティーはわりと最近始まったので、空いているかと思ったら、お店はいきなり満員で、とっても賑やか。来ているのも香港人っぽい方ばかりなので、これはいいサイン。

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お隣の席で歓声が。これとっても有名なメニューらしく、堅焼きそばみたいなものに熱いソースを店員さんがかけると、穴が開いて湯気がボーボーと・・・・・・楽しいですね。今度食べてみよう。14:30~17:00のアフタヌーンティータイムはアラカルトもオーダーできるそうです。

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さて、アフタヌーンティーには2種類あって、燕の巣のデザートやワインが選べたり、アワビの点心が入っているプレミアムが138ドル、普通が68ドル・・・・・・ということで、お茶がついてこれなのでとてもお手頃です。3人でお昼ごはんがわりでもあるので、普通を2人前、プレミアムを1人前頼むことにしました。

こちらがメニュー。 2015-02-07 16.56.55

最初に来たのが普通コース。蝦餃や春巻き、エッグタルトなど、香港らしい人気の点心やお菓子がちょっと可愛く並べられています。

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こちらがじゃじゃーん、プレミアム。どうだ!とアワビがしゃちほこのように飛び出しています(笑)しかし小さなお椀を裏返して台にしてたりして、とっても庶民的な雰囲気だなあ。

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味は正直、値段なりという感じで、やっぱり聞かれたら「まあまあ」と答えちゃう気がして、どうして「素晴らしい、絶対行って」という声を聞かないのか分かった気がします。でもお店の雰囲気は明るくきれいで、場所も便利だし、わりとお手頃だし、人気があるのも分かります。ときどき「新世代の広東料理の代表」みたいなことが書いてあるのを見るけど、うーん、これだけだと、ちょっとそこまでのお店には思えないなー。そういうのを狙って、上手にまとめたお店という印象です。今度、普通の時間帯にも一度来てみようかなと思います。

まあ最近アフタヌーンティっていうと、まあすごい技を尽くしたみたいなものが増えてきた代わりに、値段も1人300ドルとかだから、気軽なおやつタイムの下午茶♪ということで、これはこれでいいですね。

お友達とも言っていたのが「アワビってそんなに日本人的には、そのためにお金を何倍も出してまで食べたいかって言われると、そうでもないけど、香港だと高級の象徴みたいに扱われているよね」ということ。日本人向けには何か別の物がお立ち台に載っている方が良いかも知れません!!

一つ嬉しかったのは、ウェイターさんがとっても感じが良くて、1つ1つ丁寧に説明してくれて、様子を見に頻繁に席を訪ねてくれたりしたこと。これでお店の印象がすごく良くなりました。銅鑼湾でのお買い物の途中、小腹がすいた時に良さそう!

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チャイナテイストの磁器に目移り!Heather & March@Prince’s Building

昨年ハーバーシティのお店を取材したHeather & March。ヨーロッパの磁器が豊富で、目の保養にとてもいいお店なのです。

先日そのプリンスビルのお店に立ち寄りました。

旧正月前ということもあるのでしょうが、チャイナ柄だったり、レンゲや蓋碗のような形がチャイナ風だったりするタイプの磁器がいろいろあって、とても素敵でした!

たとえばこんなデザイン! フランス・リモージュのリモージュ焼きの名門であるレイノーの食器。Marquises et Mandarins(・・・・・・中国のマダム、みたいな意味でしょうか)というシリーズです。ちょっとロートレックを思わせるようなアンニュイな雰囲気が素敵です。

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お茶も美味しさが倍増しそう!! イメージ的には普洱とか黒っぽいお茶が似合いそう~小皿には月餅??

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これもレイノー。色合いが旧正月ですね!優雅だ~

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こちらもレイノー。Verduresというシリーズで、葉っぱや枝などがあしらわれています。とても使いやすそう。こういうのに叉焼飯なんかを入れて食べるのも、またオツなのではないでしょうか!?

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これはフランスのジアン! 日本ぽい感じのする柄ですね。日本に売っているのかな。これは素敵!!可愛くて目が釘付けです。楽しい気分になりますね。

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こちらもジアンのコーナー。明るくて心が弾むような柄が多いです!

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こちらはとてもヨーロピアンな形状ですが、柄がチャイナ。

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こういうシンプルデザインもいいですね! 色がものすごく好みです♪

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モダンなコーナーながら、どこかチャイナを感じさせるコーナー。これぞEast Meets West!

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こちらは完全旧正月対応ディスプレイ。蓋碗が素敵~♪ 緑茶や白茶が似合いそう。

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色合いが私のためにあるコーナー♪ あのネックレスもいいなー。

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最近アクセサリーも扱っているそうで、迫力がありつつ可愛らしさもあるデザインがとってもいいです。1つつけただけで、ものすごくアクセントになりそう!

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このティーバッグ置き(?)はプレゼントに良さそうですね。

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こんな感じですっかりお店を堪能させていただいてしまいました! EastからWestに寄ったものをよく見ていたので、こういうWestからEastに寄ったものを見るのもとても新鮮です。スキッシャキッと端正なラインがたまりませんねー。

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ちなみにこちらのカレンダーをPRの方にいただきました! ジャカード織りでしっかり作られた今年のカレンダーなんです。色合いもとてもいいですよねー♪

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美しいものを見る度に、物欲は湧きますが、その前に家を片付けないと飾るところもない(ーー;)、せっかくきれいなものを置いても、ごちゃごちゃの中だときれいに見えない、ということで、断捨離しない限り、リビング雑貨をこれ以上増やさないぞ、というか、今年こそ要らないものを減らすぞ! と自分に言い聞かせる日々。洋服やアクセサリーだととりあえず外で良い格好してればいいから、いいんですけどね~(笑)あ、余計なものを買わないということで節約になって、悪くないのかも♪(ポジティブなんだかネガティブなんだか良く分からない)







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またまた潜入シリーズ!? 牛バラ麺の九記の二階席

取材やプライベートで何かとお世話になる機会が多い、歌賦街の九記。最近は大将のネルソンさんがいる時は、二階にいけいけ、と入れてくれるようになりました。

行くとだいたい、店員さんが食事中だったりします。

この2階席にはいろいろ飾ってあって、常連だという台湾の有名な俳優さんからプレゼントされたという写真があったり、

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これはアーティストのお友達からプレゼントされたという面白いCG。ビーフを扱うレストランから牛が逃げてくる???ところで、吉野屋やマクドナルドなどと一緒に九記が入ってます。

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実はこんな風に上の階から下の様子が見えるんです!

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これは、「まあ飲めや」と出てくる、お馴染みのアイスミルクティー♪

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麺の写真は下で撮ったもの。

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こんなの書いていると食べたくなりますねー!

ちなみに最近この手のお店で「最低消費」などメニューに出るようになったのは、大陸からのグループが大人数でやってきてテーブルを占領しつつ、全員で麺1杯しか注文しないでそれをシェアして食べるというのをやるからだそうなのです・・・・・・単価の安くて混んでる店でそれをやられるのは、キツイですよね。

 

マンダリンオリエンタル マカオの優雅なSPA体験!

フィガロブログの更新です! East Meets WestなSPA体験@マカオ

先日お仕事でマカオのマンダリンオリエンタルに宿泊したときのSPAでの体験を赤裸々に(笑)書いております。

私のトリートメントは昼間でしたが、夜の雰囲気も最高!!

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トリートメントルームは、ゲストがいるときは下のように赤、いないときはこれを裏返して緑になっています(豆知識)

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これはお部屋からの景色! マカオタワー、なかなかのイケメンです。

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ロビー階にあった素敵なアート!

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レストランや客室のことなど、書きたいネタが山ほどあるので、また次の機会に!!

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キッチン潜入!雲来軒@尖沙咀

取材裏話シリーズ、何だか書いていて楽しくなってきましたw

実は昨日の裏道迷路からの目的地は、雲来軒だったのです。

若手シェフながら経験豊かなポールさんの率いる、とっても人気のある広東料理店です。ポールさん、とっても取材に協力的でいつも助かっているのですが、この日はフィガロでユニークな点心を紹介するという撮影。

朝からよれよれになってやって来た私を見て、「朝ご飯食べた?これ飲んだら?」と、撮影用ではなくて、食べる用にいきなり出して下さったのがこの広東スープ。ゴミ箱通りで消耗した心身にじわーーーーっと染み入りました。人情の味だ!

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ポールさんは、とても研究熱心で、「こんなのやってみてるんだ」といろいろ見せてくれるのですが、これこれ、日本の青森の方でやっているのを見たという、黒ニンニクというもの。※検索してみたら出て来ました、青森の黒にんにく。

小さいにんにくを炊飯器に入れて、保温にして20日だったかな、相当長い期間置いておくとできるのだそうです。これを気に入って、こちらのレストランでも自家製で作って使っているのだそう。わざわざ炊飯器を持って来て見せてくれました!

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ほら、こんなになっています!「ちょっと持ってて使ってみたら」と何粒がいただいたのですが、今1つ使いこなせなかった私(--;)でも風味があって美味しいです!

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「なに、お腹空いてるの? じゃあもっと食べたら、はい、これ」と、こんなものを出されて、すっかり餌付けされたところで(笑)撮影開始。

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今回は「面白くて美味しい点心」がテーマなので、まず声をかけたきっかけになった左の「マカロン叉焼」や、黒トリュフや帆立貝の点心をいろいろ出してくれました。

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で、もう一品出してくれたこれ。パリパリの皮の下にご飯が貼り付いている??「写真でよく分からないから、皮ずらしてもいい?」など聞いていると、「いや、この料理はね、こうやってああやって作るものだから、皮を外すと意味がない」「???でもこれだと何だか見えないし、???」。言葉で説明してくれるのですが、イマイチ私もよく意味が分からない。

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「分かった、後でキッチンで作ってるところ見せてあげる、そうしたら僕の言ってる意味が分かるよ」!

おおっそれはぜひ♪ということで、キッチンに入れて貰いました。やった潜入だ!
最初はここから始まって。卵の超薄焼きのような感じ(何が入っているかは、取材ノートを引っ張り出せば分かるはず)で、穴も開いてきます。

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その上に、肉を挟んだご飯が載りました!

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で、ほら、ご飯と皮が完全にくっついて、それをこうやって裏返して盛りつけるわけです。

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なるほど! これを上手に作るのには技術がいるし、とにかく皮を外しちゃったら意味がないということで、有り難みと意味がよく分かりました! もちろんとっても美味しかったです。

しかし残念ながら、やっぱり写真で見てもよく有り難さが分からないということで、記事には掲載できませんでした(涙)ごめんね、シェフ。

しかしポールさん、結構お調子者なので、「じゃあほら、君もそこで作ってる振りして写真撮ったら」って言われ。なぜか私が作ってる振りした写真を撮ることに。誰も信じないって。

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そしてそのままなぜか記念写真を撮ることに(笑)たまたま数日前に、ある老舗で「神聖な厨房に女は入れん、今日は特別だ!」という撮影をしたばかりだったので、そのギャップたるや!

でもいいんです、ちょっと軟派ながらものすごく研究熱心&仕事熱心&親切なポールさん、ますますのご活躍を! とっても美味しいお店ですから、ぜひ行ってみてください&ポールさんに声をかけてみてくださーい♪

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どきっとさせられたストリートアート@尖沙咀

とても治安のいい香港で、あまり冷や冷やした経験はないのですが、去年の夏、取材先に朝向かう時、ちょっと変な空間に入りこんでしまったことがありました。

尖沙咀で、裏通りにある店に行くのに、どうしてもぐるっと遠回りしないと着かない。でも地図にほそーーーーーーい線が入っているから、ここ通れるんだな♪と軽い気持ちで、ビルとビルの隙間に入っていったところ・・・・・・

その細い通りには多数の商業ビルの裏口が全部そこに向いていて、ずらっと巨大なゴミ箱が並び、すでに蒸し暑い香港の夏の朝、すえた匂いが漂い、なぜか道路に汚いマットレスが敷かれていて寝ているおじさん(ホームレスじゃないみたいだけど)がいたり。

朝だったからものすごくいっぱい作業をしている人がいて、まあ普通のレストランなんかのオジサンたちだし、何だか異様なほどの活気があって、冷静に考えれば危なくはないんですけど、DVFの紫のワンピースなぞを着ていた私が、ものすごい場違いで浮いていたことは確かです。

「うわ、しまった、元来た道に戻るか、でもその辺から抜けられるかな」と先に進んでしまったら、目が合ったおじさんに「しっしっ」、早くここから出なさいと言う感じで追い立てられました。私も早く出たいのよ~

それがまるで細い迷路のようで、なかなか外に抜けられる場所がない。嫌だなー早く出たいなーと思って道を曲がった時、バーンと目の前に出て来たのがこれでした!

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何だかものすごい迫力で、度肝を抜かれました。たぶん焦って小走りしてたから余計そう感じたんだろうけど。ちょっと近未来SFのスラムに入り込んだ気分(ブレードランナーとか12モンキーズとか)。Free Your Mindだからマトリックスか!

お洒落な通りにアートを育てなくっちゃ♪という政府公認の生ぬるい落書きっていうのがあちこちある香港で、誰も通らないような場所に描かれたこの絵に、これぞストリートアートじゃっ!というような気合いを感じさせられました。

あともうちょっとだ、というところまで来たら、ものすごく細い通りで、写真に写ってるような手押し車に荷物を載せてきた人たちが、狭くてすれ違えなくて、お前が下がれ、いや、お前だ、って道の真ん中で大げんかをしている。その辺りまでくると、ここを近道に使っているらしき出勤時間のサラリーマン風の人もぽつぽついて、ちょっと安心しましたが、確かに下がるとなると100mぐらい元来た道を戻らないといけないから、なかなか両者引きません。

どんどん通せんぼされた人が詰まってきて、結局どちらかが手押し車を斜めにして無理矢理すれ違ったんだったかな。

やっと表通り(と言っても、まだ裏通りだけど)に出たときは、現実世界に戻ったようでほっとしましたっけ。すっかりゴミの匂いが全身に染みついて、汗から流れ落ちているような気はしましたが(苦笑)

教訓:無茶な近道はもうしません。

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太平館餐廳でちょっと切ない恋バナ(笑)じゃなくて、取材の思い出





雑誌の取材って、すごーくいろいろな話をうかがって、いろいろな写真を撮ったり、試食させていただくのに、最終的に載るスペースが小さくって、やった内容の1/10ぐらいしか出せないってことがよくあります(だいたい、元々私は何でも過剰にやり過ぎるタチなので、ますますそうなりがちで)。

これも去年のハナコの香港特集の一環。取材の時にiPhoneでちょこちょこ撮った写真を整理していて、あー楽しかったな、と思い出す取材です。

佐敦の太平館は香港で一番古い洋食屋さんで、広州で最初に創業したときから数えると170年以上経っているとか。「うちの実家はだいたい創業100年位」って一応言ったら、「ふ、まだまだ若いね」と余裕でかわされた気がします(笑)

香港に来て間もない頃に取材に来たことが有り、今回は7年ぶりぐらい! やはり代替わりしたのか、前回にはお会いしなかった5代目(! 香港では古くてもだいたい3代目な気がします)のオーナーが取材に来てくれました。

この昭和な雰囲気・・・・・・昔うちの実家(銀杏堂というハンコ屋なのです、いまだに活版印刷もやってますよ、皆様どうぞごひいきに)は、建て替え前の丸ビルにあったので、こういう雰囲気を見ると超絶レトロだった丸ビル内をチビまる子ちゃんみたいな頭と服装で走り回った子ども時代を思い出して、ツーンと胸に響きます。
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これが一番有名な「スイスチキン」。スイスとは全然関係なくて、食べていた西洋人が「スイート、スイート」と叫んでいるのを聞いて、「スイス風なのか」と勘違いしたのか、スイスチキンと名付けられてしまったとか(笑)緩くて大好きな逸話です。こんな濃い色ですが、味は決して濃すぎず、やっぱり懐かしくて美味しい胸キュンな味。香港風レトロ洋食照り焼きチキンという感じでしょうか?

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これも有名なポルトガルチキン。全然辛くなくてココナッツがたっぷり入って優しい味なんです。マカオっぽいお料理ですよね。

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これも超有名メニューのスフレ!四人分で巨大です。何か面白いメニューを作ろうって相談して、これを考えついたそうなんですが、もう何十年も前に出来たメニューにしては、とても現代的ですよね。注文してから30分かかりますが、ふわっふわで美味しいんですよ-。

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ちなみにランチタイムに来ている方達、子どもの頃からここで食事をしている常連さんが多いようなのですが、正直言ってみんなちょっとぽちゃっとしてるんですね(笑)確かにカロリー控えめではないんだろうな。

本当はここの鳩のローストが大好きなんですが、日本の雑誌だとちょっと抵抗があったりする食材なので、今回は撮影せず。

そうそう、こちらの五代目オーナー、とても太平館の古い歴史を誇りにしていて、古書蒐集家でもあるということで、面白いものを見せていただきました。

昭和18年に、広東省に駐在していた日本人の方が書いた、旅行ガイドのような本なのです。そこにしっかり、太平館の名前が入っている!ということで、見つけて感激されたそうです。日本人が取材に来るというので、わざわざ持って来てくれました、嬉しい♪

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私もこういうの大好きなので、じっくり読みたい本でした。しかし日本語は読めないそうなのに、よく見つけましたよね!!

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『広東の現状』というタイトル。

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みなさんものすごく親切で、もう次の取材に行きたくなくなるような、お店の中では時間が止まっているような、まったり楽しい取材タイムを過ごしてしまいました。

そして、本題(笑)。何が「切ない恋バナ」と言いますと・・・・・・恥ずかしながら前回取材に来た時、対応してくれたのが、この人は若い頃、とてもかっこよかったはず&私のモロに好みのタイプだっただろうという長身でスラリとしたお爺ちゃまで、ここだけの話(笑、ブログだし)、私は今回、そのお爺ちゃんに会うのを楽しみにしていたんですよ。若い頃は船乗りだったんですって(はーと)きっと港港に女を作って泣かせてたんだわ~www

前回取材した直後にお店に行ったお友達が、私の取材のことを彼と話してたら「美也子さん、きれいだよね」って、聞いてもいないのに、わざわざお友達に言ってきたそうで(きゃー)、うわ、それってやっぱり両思いだったんじゃないか(._’☆\ バキ タイムマシンで50年ずれて出会っていたら、恋に落ちていたかも知れない、なんて妄想しちゃったりなんかして!

それが7年ぶりに、密かにワクワクお店に入っても、どこにもお爺ちゃんの姿が見えない。たぶんもう80歳超えてると思うし、絶対転職なんてしないだろうから、ま、ま、まさか・・・・・・と最悪の事態まで考えて、がっかりしていたら、たまたま見せてくれた昔の雑誌記事に、あのお爺ちゃんが写っている!

あくまでもさりげなく(笑)「あ、このお爺ちゃん、もういないんですか?」って聞いたら、「あー去年とうとう退職したんだよ」って! しまった、1年早く来ていたら・・・・・・。

私たち、やっぱりそうやってすれ違う運命だったのね←完全脳内妄想

なんだかお馬鹿な長文失礼いたしました~o(^^o) (o^^o) (o^^)o キャアキャア♪

 

 



お茶好きにお勧め! Loveramicsの新ティーポット

何かしら新製品やショップが出るたびについ反応してしまうのが香港ブランドの食器屋さん、Loveramics。

記事やブログでもよく取りあげていますが、(こちらや、こちらや、こちら)、先ほど新製品のお知らせと写真が届きました。

3種類のティーポット。

大きめ、小さめのティーポットと、蓋付きマグの3種類。すべてにしっかりしたステンレススチール製の茶こしが中についていて、どうも蓋を裏返すとそこに茶こしが置けるデザインになっている模様! すっきりしていて使いやすそう~。

色遣いもほんといいですね。普段黄色があまり好きでない私も、ここの黄色は何だか許せる。買うんだったらどれかなー。

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旧正月前だから赤でしょうか? 深みのある赤がいいですね。普洱茶に何だか似合う気がする。仕事机に置いても邪魔にならなそうなサイズと要領です。

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小さめのティーポットもいいですね♪ この色もきれいだ! なんとなく緑茶や白茶が似合いそう。

 

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旧正月前に、こんなお得なセット販売もあるそうです。Weaveの青が欲しいなあ。でもいけません、物欲よ、さようなら。今あるものを処分しなければ、これ以上新しいものは何もおけないんだから。

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ということで、写真を眺めて呟くだけで、我慢、我慢。

 







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旺角・奇趣餅家の風情と厨房





だいぶ取材&出版から時間がたったから、そろそろブログ化してもいいかな、という取材裏話編、ただいま発掘中!

昨夏に旺角の古いお菓子屋さん、奇趣餅家を取材させていただいた時のこと。こちらも昨年夏に取材したハナコの「香港エリアガイド」の一軒でした。

焼きたてホヤホヤの昔ながらのお菓子が並ぶこのお店。観光客が押し寄せたりする派手さはないけど、いかにも近所のオバちゃま達が「焼けたかな?」といそいそ嬉しそうにやってくる姿がとても可愛くて、ほのぼの感たっぷり。

あーこの紅豆焼餅・・・・・・アズキのお焼きみたいなやつなんですが、焼きたてがもうメチャうまでした。そしてその後ろの香蕉ってバナナのお菓子もとっても素朴!

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これは腐乳入りのお菓子。塩辛いのがなかなかいい感じ。

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さて、古いお店を取材すると、代替わりして若いオーナーが登場することがよくありまして、こちらもそんな1軒。たしか取材時は26歳! 実はここは直接取材をお願いに行ったら、最初行った時にオーナーがいなくて、ものすごい剣幕でおばちゃんに「今オーナーいないんだよ、しっしっ」とやられて一度退散。後でめげずに戻って来たら、彼が戻ってきていました。「あーいいよ、いいよ」ととても親切に対応してくれるオーナー。



そういえば、さっきの怖いおばちゃんは、と言えば、オーナーがいる時は、人が変わったようなスイートな笑顔で乙女対応になってます(別人か!?)ったくもー(^^;)

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とっても親切なオーナー、厨房も見せてくれました! なんと香蕉を作っているところ。この道何十年の職人さんが、するするするっと見事に粉をあやつっています。あたりは粉だらけ。

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「僕は店をついだばかりだから、今、これを教えてもらってるんだ」と素直なオーナー。やる気ありそうだから、きっと何年か後にはばりばり香蕉を作っていることでしょう。ちょっと胸熱になりますね。

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ちょっとしたコーナーが何となく可愛い。

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こちらがお店で使っている粉類。タイ産なんですねー。

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セルフィーではありません(笑)古いお店の雰囲気って懐かしくて落ち着くんです。仕事で扱うのは新しいところが多いんですけどね。何を隠そう、私の東京の実家はもうすぐ創業100年になるふるーーーーーーーーいお店で、育った家もふるーーーーーーい家だったので、古い空間に身を置くと先祖返りしたような変な感覚になります。

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久しぶりに食べに行きたいな~♪

 




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