2017年の麗しき月餅たち

中秋節も、香港のゴールデンウィークも、子供の学期中休みの1週間休暇も終わり、明日から世間は通常営業。




ことしの中秋節と言えば、もう舞火龍が思い出に深く刻まれていますが、やっぱりお見せしないではいられないのが、今年いただいた月餅たちの麗しい姿。

私の場合は、普段おつきあいがあるのがレストランやホテルなので、限られてはいるものの、毎年まあ本当に、よく考えるなあというほどバラエティ豊かでした。

香港の月餅というとすぐに頭に浮かぶのが、ペニンシュラ香港。広東料理店スプリングムーンのカスタード味ミニ月餅は、いま人気が高いタイプのまさに元祖ですね。温めて食べるとまた美味しさアップ!

ペニンシュラ香港では、これとは別にペニンシュラブティックの月餅もあって、こちらがまたとても美味しかったのです。アールグレーとジャスミンティーというお茶の味の月餅。

オレンジのレザーケースに目が釘付けになるのは、ランドマークマンダリンオリエンタル。毎年とてもスタイリッシュなんです。中はやはりミニサイズのカスタード。

面白くて美味しい組み合わせだったのは、ハイアットリージェンシー沙田のShatin 18。紹興酒とチョコレートや、生姜とポメロなどの材料を上手に使っています。

カスタード味の月餅は、ミルクティーやコーヒーなどがとても合う気がします。こちらはダドルスの月餅。アートに強いダドルスらしく、箱はいつも有名アーティストとのコラボ。今回は台湾出身の若手アーティストCheng Ting Ting! 中身はカスタードのミニサイズでした。

保存料など入れていないので、冷蔵庫に入れて早く食べてねと言われるものばかり。

まさにジュエリーボックス!という感じのインターコンチネンタル香港の欣圖軒。さすが名店の出来たての味! 今年はカスタードをいただきました。

お月様風にお皿に置いてみましたw

蓮の実餡と塩漬け卵の伝統タイプも健在です。これもまたとても美味しくて、こちらは中国茶によく合います。フルサイズなので、少しずつ切って食べるのがちょうど良いですね。




華やかさ満点なのはウィンマカオ!小さなフォークまで添えられていました。

マルコポーロホテルの伝統タイプも素敵です。やっぱりこの堂々たる漢字に惹かれます。

毎年個性豊かなのがMott 32。去年に続いてピエール・エルメとのコラボです!

そして今年のびっくり賞はギャラクシーマカオ。この時期にこの箱で贈り物をいただいたら、あ、月餅だって思いますよね!

中身はなんと! アメニティに使っているブルガリのトイレタリーセット! 月餅は嬉しいけど短期間に食べきれないのが辛いので、これはこれでとても嬉しかったです♪

ちなみに私は食べていませんが、今年話題になったのがマキシムグループの流れるカスタード月餅だそうです! 来年これが流行るかもしれません!?

 



中秋節は大坑・舞火龍で興奮のるつぼに!(2)お着替え編

※まとめてアップしたら長すぎたので、記事を二つに分割しましたm(__)m
さあ~舞火龍のつづきです!




5)とぐろ、ぐるぐる巻き

私たちがいた浣紗街では、ぐるぐる巻きが見られるんです。

それほど広くない通りで、この長さと100人近い持ち手が、徐々に円陣になっていきます。

はらはらするほどの火花が散る中、注意深く幅を狭めて行く持ち手たち。

そして一瞬間をおいてから、龍が起き上がり、紙吹雪が!!!(鳥肌!)

続いて胴体も持ち上がる! すごい迫力!!

6)生お着替え

そうなんです、途中で一度、龍につけられた10000本近い線香をすべて取り替えるんです。これも浣紗街で行われます。

そしてこれもすごい見応えでした。とにかくまず線香をぬくときでさえ迫力が。

てきぱきと手際が良い!

黙々と線香を抜いているおじさん。その様子を見つめる若者。

いなせなお兄さんが線香を抜いていた後で、

せっせと写真を撮っていた私に、「はい!」と線香を差し出してくれました。ちょっとドキッとしてしまいました(バカ)

そしてやっぱり目玉は頭のお着替え! すっかり線香を抜かれてしまった頭部ですけど、もうこの前見た時の頭じゃありません。すっかり命が吹き込まれていて、ぎらぎらとした生命力。「早く線香つけろ!」といきり立っているような!!

少しずつ。少しずつ。丁寧に。愛を込めて。

一方で、通りの少し先では、せっせと線香の束に火がともされています。

もうこの火まで生きている感じ!!!




炎がすでに龍になっている!!

灰と火花が落ちてくるから、取り付けてる人の頭をカバーする役割も必要という!

そして龍が完全にまた目覚めました! ものすごい雄叫びを上げているような瞬間!

炎と熱気と灰と汗とみんなの思いをすべて吸い込んで、龍は完全に復活! ぶるっと来るほどの瞬間でした。

気がつけば胴体も準備完了!さーーーーーーまた行くぞー!!

7)クライマックス

気がついたら、もう私は龍と一緒に練り歩いていました(汗)

正直もう、訳が分かりません(笑)

滝のような汗! この人達、これから毎日これをやるのに、体が持つのか?と心配になるぐらい。

ちゃんとイケメンもいます(笑)

西洋人の持ち手もちらほら。

いくら尾っぽが目の前に来ても、焦らなくなりました(笑)

ああ、本当にいくら見せても見せたりないほどの写真たち。江戸っ子の血が騒いだっきり。

実は女子もちゃんと活躍していて、太鼓チームの多くを女子が担当していました!かっこいい!

 

この日ご一緒した、ルシャスデリシャスの櫻井景子さんとブロガーの山口眞里子さん。すごく楽しんでいただけたようです <3

アドレナリンラッシュのまま、帰路へ。静かな提灯飾りにも胸がキュー―――――ーンと締め付けられました。

幸せな中秋節の始まりになりました!




中秋節は大坑・舞火龍で興奮のるつぼに! (1)ポメロを追う龍に釘付け編

中秋節快樂!という挨拶が街に飛び交うこの時期。先日大坑の舞火龍の製作現場も見学し、中秋節前日の10月3日には、いよいよ本番を見に行きました。

ここで懺悔。私は「一度、舞火龍を見に行ったことがある」と公言していましたが、前回は正確に言えば「舞火龍を見るヒュー・ジャックマンを見に行った」だけだったんだ、ということに改めて気がつきました(笑)。




今回、道路目前のとてもいい席に座らせていただいて、最後まで完全に満喫してきました。いまだに興奮冷めやらず。

大坑の街に着いたのは約1時間前。

会場に向かう地元の子供たちがあちこちに。

小さい子達も自分の役割があって、どきどきしながら参加している感じが何とも言えません。

ギラギラとしたお仕着せのイベントじゃない、歴史と地元愛に満ちていることがすでに伝わってきました。

太鼓の音が響き渡る中、ついにやってきました、舞火龍の完成形! 場内騒然!

来た来た来た来た!!!!

さあ始まった、舞火龍!50kgの頭!67mの胴体!あの日皆さんが丁寧に作っていた龍が元気いっぱい駆けていきます。

街をぐるぐる回って、また戻ってくるを何回も繰り返す龍君。今回、しっかり見学して、見所がつかめました(笑)。

1)おい、ポメロ待て。

やっぱりこれが最高の見所。ポメロに線香をさした球体2つをめがけて、食らいついてくる龍!逃げるポメロ!連携がしっかり取られていて、それはそれはダイナミック。

待てと言っているだろう!? 頭と胴体の間はロープで少し距離を置いています。




からかうのはいい加減にしろ!とばかりの形相!!龍、生きています!!

最初の頃は、龍に釘付けで持ち手が目に入りませんでした!

2)見事な持ち手

しかし見慣れてくると、ほら!この龍を翻弄するかのような、持ち手の見事な動きが見えてきました。

3)第2の主役はしっぽ!

頭とポメロが通り過ぎて、胴体がどどーーーーーと流れていき、ちょっと気を抜いたときに突然客席に飛び込んでくるのが、しっぽの先! ここにも上手で元気な持ち手がつくようです。この日のナンバーワンは何と言ってもこの人!

ダンサーのような身のこなしと長身で、迫力と格好良さがピカイチ!!!持ち手は次々と入れ替わって行くのですが、後で頭を持っていらしたときもこの人すごかったです!!

4)火花

散る散る!!! 前回は「舞火龍じゃなくて、線香龍だなあ」などと思っていましたが、いやーよく見るとガンガン火花も散ってます。持ち手はさぞかし熱いし、やけどもするのではー。

また先ほどの名人が、ほら!!龍の体同士があたるとそこに豪快に火花が散るんです!

※長くなりすぎたので2本に分けました!!




いよいよ中秋節!大坑・舞火龍の製作現場を目撃♪

今年の中秋節は10月4日。いよいよ迫ってきましたね。




食いしん坊にとっては中秋節といえば月餅!でもありますが、香港で有名な伝統行事というと、大坑の舞火龍。ビクトリア公園での提灯(というにはあまりにも大きい)展示とともに、毎年楽しみにしている方がたくさんいます。

私は数年前に、なぜか映画撮影で香港にいたヒュー・ジャックマンがゲストという豪華版を見学にいきました。ブログはこちら→舞火龍に現れたヒュー・ジャックマン!!!

そのときの私のベストショットはこれ!

今年は舞火龍の本番を見に行く前に、その製作風景を見学できるという幸運に恵まれて、もうワクワクが止まりません。皆さんにもその様子をお伝えしますね!

さて、見学ができたのが日曜日。大坑の駅前には、すでにこんなゲートもできています。

あとは本番を待つばかり、という感じで、すっかり準備ができている感じです。

街のあちこちにも旗がたなびいています。

この中で舞火龍が作られているそう!

おおーやってます、やってます! 辺り一面に、龍を作るための草(い草のようなもので、以前はこの辺にいくらでも生えていたそうですが、最近は中国本土から取り寄せているそう)の香りがむせかえるように漂っています。1頭の龍を作るのに1トンの草が必要なのだそう!

そうです、入り口におかれているのは、今年の龍の頭部。奥には去年の物がありました。

一見軽そうに見えましたが、籐で作った枠に、草をまきつけていて、ここだけで50kg近くあり、とにかく重いのだそうです。

いろいろな作業が同時並行で進んでいます。まずこの人は、草を一定の長さに整える係。大きな包丁でずた!ずた!っと、大胆に切っていきます。

切った瞬間、枝が飛び散る!迫力満点。

奥の方で、やっています!まずは草を重ねた上に、持ち手になる竹をつなげてあるロープを通します。

ロープの上に、どんどん草を載せていきます。

そして針金を巻きつけます。

針金を巻き付けたら

ぐー~~っと引っ張り、よく引き締めます。

とても根気がいる作業を丁寧にもくもくと続ける皆さん。




巻いたばかりのところはこんな感じなのですが。

これをまた、はさみで切りそろえて、きれいに仕上げます。

特に丁寧に仕上げられるのが、持ち手の部分。

ここには特に強度が必要になるようですね。

丁寧に草の束を加えて、しっかり固めています。

できた部分をまたきれいに切りそろえているおじさん。

ある程度できると、完成部分を奥に運んで、またその先につなげていきます。

「もうだいぶ出来たのですか」とうかがうと、まだまだだよ、まだこんなにあるよ、と。竹は32本あって、最後には67mほどになるそうです!

お話をうかがったのは、舞火龍を毎年行っている地元の大坑夜龍の方。龍の頭の担ぎ手の方です!!!

「もう子供の頃から30年やってるからね、地元民としての義務だから」とややツンデレ気味に、でも火龍への愛がにじみ出て仕方ない様子。

いよいよ明日(10月3日)の夜から始まる大坑舞火龍。このお祭りの前の高揚感って、日本でも同じですから、香港で味わえるのがとても嬉しいです!

そして毎年、こんなに丁寧に愛情を込めて龍が作られているんだということを、目の当たりにして知ることができてラッキーでした。

大坑夜龍の皆さんの勇姿を見せていただくのが楽しみ!!皆さんもぜひ大坑にお出かけください。

詳しい情報は、香港政府観光局のウェブサイトにあります→舞火龍情報



 

 

ビンテージに囲まれた愛すべきカフェHalfway Coffee

街歩きの途中にふらりと立ち寄りたい素敵なカフェが続々とオープンしている香港。

中でもコーヒーの美味しさとフォトジェニックな雰囲気で最近人気が高いのが、ガラクタ街として知られるキャットストリートことUpper Rascar Row (摩羅街)の脇道にある、このHalfway Coffee。




とにかく目を惹きつけられるのは、何と言ってもずらりと並べられた香港のビンテージ食器の数々。

もうこういう食器好きにはこれだけでたまらないものたち。そして大切にされていることが何となく伝わってきます。

かつてビクトリアハーバーに浮かんで大人気を博したアヒルちゃんも、香港では、今ではちょっと甘酸っぱい思い出になっています。

さてさて、このカフェがこんなにビンテージ愛に満ちているのは、オーナーのトミーさんがビンテージコレクターだからなのです。

こちらがトミーさん!実は前号のフィガロでこちらを紹介していまして、取材を申し込もうと見つけた電話番号に電話をかけたら、あれ?番号が登録されてる?前にあったことがある???と一瞬考えて、「あーーーー!」と思い出しました。

そうそう。前はこれまた人気カフェのCommon Groundsの店長さんだったんですね、トミーさん。フラウで取材したときに対応してくれて、「前にほら、日本の雑誌に出てくれたよね」と言ったら「これ?」ってすぐ自分の写真が出てきました(笑)。

Common Groundsにも素敵なビンテージカップ&ソーサーが置かれていて印象的だったのに、数ヶ月前にCommon Groundsに久しぶりに行ったら、ビンテージカップおかなくなったんだ~と、そう言えば思っていたんだっけ。独立して、ついに自分の思い通りのカフェをオープンさせたんですね、と合点がいきました!

なんてばかり言っていないで、コーヒーをいただきましょう! いやーこれがまた、丁寧に淹れてくれてとっても美味しいんです!そして絵になりすぎる!

愛犬を連れた方がよく座るという裏側の席。なんとなく黄色いチャイナドレスを着た物憂げな女性がここに座ってコーヒーを飲んでいる姿が目に浮かびました。美人に撮れること間違いなし!

こちらは、とにかく暑い別の日に別の取材で周辺をうろうろしていて、コーヒーブレイクに入ったときに淹れてくれたコーヒー。スペシャルなカップを使ってくれたそうで、なんだかゴージャスです。




このにじみ出てくる温かさと感じの良さは、オーナーの人柄でしょう。本当に食器愛が強くて、ベンチ席の下に、割れてしまったカップを捨てられずにしまっている箱があって、これも何かに使えるといいなと思ってと、少し悲しそうに見せてくれました。

そしてトミーさんはビンテージ食器愛だけじゃなくて、香港の文化への愛も深いのです。手作り感満載の店のなかで、お会計のところを、昔ながらの商店にあった集金バケツ?のようなものを取り付けていました。

こちらはオリジナルではないけれども、お店の雰囲気と最高にマッチしているテイクアウト用カップ!

カップが足りなくなったら隣のビンテージ屋さんで買い足せて便利だよ、とトニーさん。そしてシルバーの看板も、すぐ近くの老舗の金物屋さんで作ってもらったとか。

週末には行列ができたりもする人気店。私はだいたい午前中早めに行ってのんびりしています。コーヒー以外に、ハーブティーや中国茶、スムージー、デザートなどもあって、どれも美味しいのです。

愛さずにはいられないカフェ、ぜひ訪ねてみてください。




 

香港発Loveramicsの新作Sancaiのモチーフは唐三彩!

太平山街の近くに小さな店を出していた創業間もない頃からファンだったLoveramics。当時はよく取材もしていたのに、気がつけばしばらく疎遠になっていました。




最近そういえばチェックしていないな~と思っていたところに、ちょうど新作発表のメディアイベントのお誘いメールが。何となくご縁を感じて、久しぶりに銅鑼湾のコンセプトショップへ。

昔は毎週子供を日本語塾に連れてきていたので、この辺でうろうろしていたんだっけと懐かしい思い出が。あれ? Loveramicsの前に何かありますよ。

いるいるいる。唐三彩の馬が。実家にこれがあったので、とても懐かしい

ここで気がつきました! Sancai=唐三彩だったんですね。唐三彩をテーマにしたコレクションってどんなの?

「こんなのだよ!」と馬君も言っています。うわーこれは素敵です。透明感とツヤと温かみが!たまりません。

ミックス&マッチが楽しめるデザイン。白いお皿を釉薬に浸けて色をつけるため、ほんの一部を浸けたり全体を浸けたりで変化がでるし、薬の集まり具合で微妙な濃淡が生まれるのだそう。

素朴さと洗練が混ざり合って、何ともいい感じです!!

ブラスのカトラリーとまたこれが、ぴったりマッチ!

この日案内してくださったグレースさんは夫婦でLoveramicsを創業しています。月の満ち欠けのようにちょっとずつ柄が変わる壁の展示もいいですねー。

ほら、こんな風に!




展示にも使われていたブラスのカトラリーは、オリジナルではなくて、ポルトガルのブランドからセレクトしたもの。見た目だけでなく使い勝手がとてもよく、人気があるそうです。こ、これは欲しい。

ブラスとグリーンの組み合わせ、今の気分なんですね。ちょっとファイヤーキングぽいこのシリーズは、確かフィンランドのデザイナーのもの。この魚のグラスジャー、水を入れたり、花瓶にしたりといろいろな使い方ができてこちらも人気だとか。

しかしやっぱりLovermicsといえば素敵なオリジナルコレクションが出色!

このフレンチの伝統柄にユーモアを加えたA Curious Toileは、上環にお店があった頃からの定番柄。日本人の方がよく買っていくわよーとグレースさん。

そしてこちらのWillow柄は、あちこちのカフェで使われていて、特に3段トレーはあちこちのアフタヌーンティーでお馴染みです。

2つの人気シリーズが並ぶと壮観!

繊細な花鳥風月的Flutter柄。今は色つきのタイプもあるんですね♪

シリーズ名は分からないけれども、最近ソースでお皿にこういう筆模様を描くシェフが多いから、手間が省けるかも(笑)。これに合わせた盛りつけを考えるのが楽しそう。

すっかり私のLoveramics愛が再熱? そう、香港のあちこちのカフェでも使われているので、一度覚えると「あーここもLoveramicsだ」と気がつくようになりますよ。

プロ向けカフェ仕様のシリーズ。発色が本当にきれい!

プロ仕様というのは、たとえば底が丸くなっていることで、きれいな泡ができるようになるとか。そして厚さや重さ、丈夫さなど、あらゆることに配慮して作られています。

最近人気というのがこのシュガー&ミルク入れ。上下で重なって、とってもスマート。

PMQなどでも見たティータオルはセレクト品。香港ならでは!という柄がセンス良く。

やっぱり愛せるLoveramics。実は自宅でも、こちらのすでに廃盤になったシリーズを使っていて、とても丈夫で、食器洗い機だろうが電子レンジだろうがOKで、形も使いやすく、どんな料理でも合わせやすいという良さを実感しています。

ウェッジウッドのデザイナーとコラボしたりしていたのは知っていたけれども、こちらのヘッドデザイナーのサイモンさん、元ウェッジウッドのトップデザイナーだったのだとか! ウェッジウッドラバーとしては、すごく納得しました。

そろそろ家の食器を刷新したいなと思っていたところ。こちらのシリーズで揃えたいけど、迷って迷って決められません! Sancai+ブラスのカトラリーってかなり惹かれています。

ぜひショップで、またはウェブサイトでご覧ください。

※実は来年夏に完成予定(延びに延びています)の大館に、ワークショップもある大きなショップをオープン予定だそうです。それで以前にレパルスベイにあったワークショップ はクローズしたとか(ショップは今もあります)。そちらも楽しみですね!!

改めて、香港発で、かつては香港の一大産業だった陶磁器を今の時代に寄り添わせながら、伝統を受け継ぐという誇るべきブランドなんだなーと愛が深まりました♪

 



 

NOBUで青森の美味を取り入れた美食メニュー体験

海外にいると、日本人だから日本のことは何でも知ってるでしょ、という扱いを受けて冷や汗をかくことがしばしば。東京で生まれ育ってあまり国内旅行をしていなかったから、恥ずかしいほど知らないことばかり。




逆に香港に来てから、日本がいかに広くて、地方ごとに特色のある素晴らしい食材の宝庫であることが、実感できるようになりました。

そんなことを考えさせられる機会の一つが、さまざまなレストランでのプロモーション企画。

実はインターコンチネンタル香港では、今年の1月から、2ヶ月単位で、沖縄、九州、京都、神戸、と日本各地の食材を中心にした「NOBU GOURMET TOUR OF JAPAN 2017」という企画をやっていまして、9月と10月は青森! 先日その特別メニューを体験してきました。

ここで私には一つ障壁が・・・・・・なんと青森名物のりんごにアレルギーがありまして(涙)りんご抜きというちょっと情けないお願いをすることになってしまいした。

ちなみにこの日のメニューは、特別にディナーメニューをランチタイムにいただきました!

いやー一品ずつが美しくて美味しくて。格別!

最初にいただいたのがこれ! 左が、蒸したアワビがシジミのゼリーに包まれて、そこにウニを載せています。右側は、しめ鯖、そして一番右にあるのが菊のマリネ。ちょっと酸っぱくて爽やかな菊の美味しさに驚き。菊っていうと飾りに使う花というイメージでした。東北ではよくこうやって食べるのだそうです。

次は私の大好きなあん肝+イカ刺し+酒粕ソースになんと青森名物の南部煎餅、あぶりホタテ+フォアグラ味噌が上段。まーとにかくしっくりくる、はっとする、味のコンビネーションの確かさと食材の良さが混ざり合い、幸せ一杯。下は、本来ならトロとリンゴソースだったのですが、私のは牛肉+トリュフソースに変えてくれていました。

ちなみにこの文句なく素晴らしい料理の数々、作っているのは総料理長のショーン・メルさん!基礎がしっかりしているからもう、とにかく舌鼓打ちっ放しでした。

そしてそして。NOBU名物の鱈には、なんと青森名物の黒ニンニクとの組み合わせ。これはデリシャス(笑)。青森の黒ニンニクは香港のシェフにも大人気で、広東料理やフレンチなどで、使っている人がいましたっけ。添えられているものすべてが斬新でほれぼれしました。

バターで煮たロブスター、リンゴとハラペーニョソースという組み合わせ(私のはリンゴ抜きでした)。バターで加わったマイルドさと辛さがいいコンビネーション。




そしてお次はなんと十和田バラ焼き・・・・・と言いながら元ネタを知らないのです、私。こちらにはリンゴも使って味付けがされています。すごく庶民的な食べ物なので、このゴージャス版を見たら青森の人は目を丸くするかも、と聞きました! 

ちなみに私はリンゴ抜き(後々思えば、こんなに煮込まれているなら食べても大丈夫だったかも)なので、中身が違いました。ご飯に載せて食べたら食べ過ぎてしまいそうな味!

一つだけ材料を抜くのではなく、味のバランスを考えて新たなメニューを作ってくれるところがさすがです。

そしてそして。見事なお寿司もやってきました! NOBUでは寿司専任の料理長がいて、香港では荒木料理長が担当しています。ぼたん海老がもう甘くて美味しいったら。

こちらはゴージャスな海鮮ラーメン。見てください、あの巨大ホタテ貝!もはやラーメンの域を超えた麺料理ということです。

デザート、私は別のを食べたものの、せっかくだからこちらのリンゴスペシャルを見てください。リンゴのムースにフィナンシェのスポンジ、メープルアイスクリーム。ああ、私も食べたかった(涙)

ディナーは8コース(1488香港ドル)、ランチは6コース(658香港ドル)。こちらの写真はディナーコースです。

青森プロモーションは10月22日まで! ひと味違う食材や、その土地の名物料理を取り込むという縛りがあると、また面白い料理が生まれてくるようです。

青森の美味しいもの尽くし・・・・・・幸せでした!




 

無事終了!ツーリズムEXPO2017ご報告♪




先日から騒いでいます、ツーリズムEXPOが無事終了! 昨日の夜に香港に戻ってきました。

何しろ有明の国際展示場周辺にまったく土地勘がなく、思った以上に連日よく歩くし、会場はものすごい熱気で、ちょっとエネルギーを吸い取られた感があります!!

歌有り、踊り有り、大道芸人あり、クイズあり、民族衣装での撮影サービスあり、どこの国のブースも華やかで賑やかでした。

そんな中、香港政府観光局のブースは!!!

都会的なメインステージのエリアがまずあり。

後ろには、ストリートアートを再現した壁や、板橋にある茶餐廳「香港時間」さんがミルクティーとミニエッグタルトを出すコーナーがありました。

数ある中で、選び抜かれたストリートアートの1つは、ブルース・リー。

太平山街から下に降りて来る時に通る、四方街の脇にあります。私もそう言えば先日セルフィーしてました。




もう1つはやっぱり一番人気のグラハムストリートのG.O.Dの壁。

そしてそして。別の壁には、香港の有名シェフたちの写真が。

ボンバーナさん、龍景軒の陳シェフ、Mott 32の李シェフ、それからフィリピンの有名女性シェフで、この前香港のイベントでお会いしたマーガレットさんもいますね。

と言いながら、私とトラベルライターの岩佐さんと参入!!!

こちらはMott 32で取材したときの記念写真w シェフは蝋人形や写真じゃなくて本物です♪

たくさんの方が写真撮影を楽しんでいました。

会場には、幼なじみから元同級生に元同僚、自分の母、そしていつもブログを読んでくださっているという方、そして通りすがりの方もたくさん足を留めてくださいました~ <3 皆さんありがとうございます。

ここからは超級香港迷の永田さんが撮ってくれた写真です。4種類のプレゼンを用意しました。資料を作り始めたら、つい凝ってしまって、かなり盛りだくさんだったのではないかと。我ながらどれだけ写真を持っているんだとびっくり。

いろいろなお店を紹介していますが、まだお店の人たちには話していないのです。このプレゼンを見て、行ってくださる方がいたら嬉しいです。ほら、Mott 32もこんな風に。

ヤンシャンキーでお借りしてきたチャイナドレスに、本当は別の靴を合わせるつもりが、なぜか足が痛くなってしまって、持ってきていた赤いブーツ(あんまり普通履きませんよね、笑)を合わせてみたら、結果オーライで、なかなか面白い感じになりました。

 

こちらがたくさん写真を撮ってくださったカメラマンの永田さん。

この日は永田さんに加えてAruco編集長の富永さんや、香港と言えばの有名ライターの池上千恵さんも来てくださいました!

 

会場に来ている方が、プレゼンの写真を撮ったり、メモを取ったりしてくれているのが見えて、嬉しかったです♪ 作った資料、何かしらの形でまた皆さんに見せられるようにしようと思います!

そんなこんなで、あっという間に、でも濃密に過ぎた東京での2日間、本当に温かく応援していただきありがとうございました\(^O^)/ 大役を任せていただいた香港政府観光局の皆様にも感謝、感謝。

自分がわりと人前でぺらぺら話す方だったということが、よく分かりましたw またこんな機会があったらいいな~と思いつつ、再び私にとっての現実=香港の日々へ戻ります。




ツーリズムEXPO 香港政府観光局ブース 一日目無事終了!! 明日も出演します♪

本日は香港政府観光局ブースでゲストスピーカーという大役を仰せつかりましたツーリズムEXPOの初日でした!

実はこの日のために、以前にCNN×HKTBの撮影で着たヤンシャンキーのチャイナドレス、まったく同じのをお借りしていたのです。




この時のドレスです!

約半年ぶりに着るので入らなかったらどうしようと心配しましたが(笑、食べ過ぎ)無事着ることができました。本当に日本と香港の、初めての方から古い友だちまで、いろいろな方に会うことができました!

こちらはいつもお世話になっているPMQやオーシャンパークの広報さんや日本の香港迷の方と一緒!

ツーリズムEXPOどころか、東京ビッグサイト自体に行くのは今回初めてで、その規模の大きさ、ものすごい活気と賑わいに驚きっぱなしでした。

実は「出番じゃないとき、こんな格好して歩いてたら変かしら」と思っていたら、おお!と目を惹く華やかな民族衣装の方がたくさんいて、私はもうまったくの普段着レベルでした(笑)。

さてさて、本日1回目はオールドタウンセントラル、2回目は香港グルメのお話をしました。これは一回目の開始前。この後、どんどんとお客様が増えて、びっくり!いやー皆様、足をお運びいただいて、本当にありがとうございます!!




2回目のときには、そろそろシーズンが来る上海蟹のお話を!

皆様、興味津々で聞いてくださって感動。そう、これ美味しいんですよ!!ブログにも書いています→ 大満足♪ 上海蟹セット@滬江飯店

あまり歩き回る時間が今日はなかったものの、ツーリズムEXPO、とっても楽しいです! 世界中の国から観光局などが集まっているので、これに来て、今まで思ってもいなかったような国にこれから行きたくなることがあるのではないでしょうか。

明日も2回、11:15~11:35と14:45~15:05に出演しますので、ぜひぜひお越しください。

今日の嬉しい驚き。今年、香港で一緒にお仕事したしばさきちゃんの香港プロモビデオが流されていましたー可愛すぎです <3

そして楽屋裏でこっそり激写した、エッグタルト! 日本にある人気の茶餐廳、香港時間さんが作っています。ミルクティーも本当に美味しくって、これは食べに来ないと!!

そんなわけで本日ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!一応4回すべて内容は違うように(重なる部分もありますが)していますので、会場にもしいらっしゃることがあったら、またぜひお越しください。

明日も皆様にお会いできるのを楽しみにしています~

 



 

不思議な森のカクテルバー、The Woods 3周年記念パーティ




ハリウッドロードにあるバー、The Woodsご存じですか?

私は先日ディプロマティコの競技会になんとジャッジとして参加したときに会場であるここにうかがったのが初めて。そのときご一緒して美人オーナーのビクトリアさんと知り合うことができました。

「3周年パーティがあるからぜひ来て」とのお誘いを受け、立ち寄ってみました!

素敵な入り口から地下に潜っていくと

おおお!!いきなり別世界。いつも優雅なんですが、今日はまたさらに「森」の雰囲気に満ちています。

とりあえずシャンパンから(笑)




カウンターのところにブランコのようなテーブルが!

なんて素敵なんでしょう! さりげなく香港らしいシャッターも使われているインテリア。今日はさらにパワーアップ。

ビクトリアさん、センスが良すぎる! これだけ女性らしさがあるバーっていうのもいいなーと改めて。

まあ飲めや、じゃなくて、優雅で美味なるカクテルがやって来ました。

この日は、麗しきビクトリアさんが、ちょっとしたゲームよー、と言いながら、褐色系のお酒のブラインド?テイスティングに挑戦コーナーを設けていました。4種類飲んで、ウィスキーだ、バーボンだ、って当てるんですが、意外なほど難しく。それでも2種類当てた自分を褒めてあげたい。

するとパン食い競争・・・・・・ではなく、ビクトリアさんが手がけている缶入りカクテルのKwoonがこんな風に登場!

もう一カ所のカウンター。

おとぎの国のようなデコレーション、うっとりです。

「次回は普段のときにも来てね」、はい、そうですね!!! ビクトリアさん、Kwoonの後ろに新しいカクテル&ドリンク教室のようなものをオープンさせたと聞いています。そちらにもうかがわなければ。

しばし街の喧騒を離れて不思議の森の浪漫を満喫いたしました!



 

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