ヒトサラ「食の都・マカオのトップレストランTOP 5」のコーディネイトをしました♪

ご無沙汰をしてしまいました!インスタやツイッターでフォローしてくださっている方は、ちらちらと目にされたと思うのですが、実は先月、手術&入院しまして、先週退院して、ただいま自宅療養中(まあオフィスも自宅ですからいつもと変わらないんですけど、笑)なのです。

おかげさまで手術はこれ以上望めない大成功、その後も大変順調にスピード回復していて、あまりもう心配しなくて良さそうです。いったい何の病気だったとか、何の手術をしたとか、この一連の話、詳しくブログに書こうかどうしようか、迷っているところです。なかなか面白い話かもしれないです・・・・・・気が向いたら書きますね(笑)。




さてさて、ワーカホリックで休めない性質なのを知っている友だちから「真面目に休め!」との大合唱が聞こえてくるので、真剣にダラダラしている今日この頃ですが(東京喰種、2シーズン分見ちゃいました、最高)。

私の中では「病気発覚前/後」でもうこれは、違う世界の、ものすごく昔の出来事のような、不思議な感覚なのです。

そんな「発覚前」の3月末、「アジアのベストレストラン50」でマカオに滞在した直後に続けてのお仕事だったのが、グルメサイト「ヒトサラ」のこの記事。昨年に香港編をやりまして、そのマカオ編です。私は今回、コーディネーターとして参加しました!

TOPページのリンクはこちらです↓↓↓↓

食の都・マカオのトップレストランTOP 5

ちょうど「アジアのベストレストラン」とイースター休暇の間の連休もあって、とにかくマカオはものすごい混雑。

あんまりすごいので一度ビデオを撮ったとき。もう香港のフェリーターミナルは足の踏み場もないカオス状態。日帰りで通ったものの、毎日状況が悪化して、チケットが買えなくなってきて冷や冷やものでした。

そんなわけで、取材ができない店も多かったため、最初に話をいただいたときとは違うセレクションになったものの、それでまたかえって新鮮な内容になったかもしれません!

詳しくはぜひリンクを辿ってください! ちょっとずつハイライトを。

やはりマカオのファインダイニングを語る上で欠かせないのが、ジェードドラゴン。

記事はこちらです↓↓↓

「Asia’s 50 best restaurants 2018」に、マカオで唯一ランクインした【Jade Dragon】

現在唯一、アジアのベストレストラン50にランクインしています。このジェードドラゴンがあるシティオブドリームスは、開業時(2009年ぐらいだったかな)によく取材に訪れていて、シェフ・タムにも何度もインタビューをしていました。それがかなり間が開いていたんだけれども、覚えていただいていて感動。

ちらっと試食のときの喜びを。疲れた体にしみ通る最高級の広東スープほど幸せになるものはありません。そして豪華な器にもうっとり。

もう一つ一つに手が込んでいて、マカオの華やかさとゆったり感いうのは、メガトン級(古い、笑)。何ですか!このスプーンは。次回はゆっくり食を楽しみにプライベートで行きたいですねー。

そしてお次は、アルティラ・ホテルにあるオーロラ。

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高層階からマカオの摩天楼を一望できる人気の地中海レストランが【Aurora】

こちらもホテルが元々クラウンだった頃から取材でお世話になっていて、当時はフレンチでした。今は、ポルトガル人の素敵なシェフ・ヘルダーが率いる地中海料理。とても繊細で美しく、日本人の口に合う優しさに溢れています。

こちらは試食したタルタル。シェフは円を可愛らしく使うのがお得意です。チーズやクラッカーのデコレーション、冴えてますよね。

このとき、つい数日前にアジア・ベストペストリーシェフに選ばれた香港カプリスのニコラス・ランバートさんが遊びに来てたんです。ハーイと挨拶はしたけど、また香港でゆっくり話せばいいやと油断していたら・・・・・・なんとすぐにセントピーターズバーグに転勤になってしまいました(涙)写真の1枚でもご一緒しておけば良かった!彼のデザート最高でした。

アルティラ・ホテルはロケーションが絶妙で、他のホテルと離れていて隠れ家的ながら、景色が最高。特にマカオ半島のホテル群がこうやってパノラマで見えるというのは貴重なのです。落ち着いていて密かな名ホテル。

かと思えば、今回初めてお邪魔したのが、MGMコタイ!まだオープンほやほやでした。MGMコタイ! MGMマカオのパティオが元々大好きだった私には懐かしい造り。しかしこちらはさらにスケールが大きい。今はもっと店がオープンしているのでしょうね。早くこちらもチェックに行きたい!

こちらで取材したのが、オープン仕立てだったAji! 世界のトップレストラン2017で8位にランクインしているペルーのMaidoのマカオ店ということで注目の的!

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世界の食通が注目するペルー生まれの”ニッケイ”料理がマカオの【雅吉Aji】で味わえる!

この紫芋とタコのグリルは見た目からインパクト大! 和食をベースにしたペルーの日系料理、長い歴史と独自の発展からしっかり芯があって、ただの思い付きで生まれたのではない頼もしさがありました。そしてマカオという地にあることで、たとえばコーンの代わりに米を使うなど、アジア食を強めたアレンジも加わっているとか。やっぱりまたゆっくり食べに行きたい一軒です。

今回の5軒の中で、私にとっては一番おなじみだったのがウィンマカオの京花軒。

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中国料理の巨匠が魅せる、譚家菜を味わえるのが【GoldenFlower】

マカオにいると、こういうインテリアにもびっくりしなくなり「ちょっと控えめ」なんて思ったりして、感覚が狂います、笑。

こちらと言えば、やっぱりスープ! 濃厚版とクリア版、両方のスープの撮影や試食は過去に何度もしていたけれども、今回初めてシェフから作り方のお話を聞き、ものすごい手間のかけ方に驚くばかりでした。

そして初めてちゃんとシェフにもお会いできました!この大物感!またスープの話を聞きにうかがいたいです。

そしていよいよ取材最終日は、再びシティオブドリームスのThe Tasting Room!

記事はこちら↓↓↓

マカオで王道フレンチを味わえるのが、ワインも充実の【The Tasting Room】

ずっと前に来たことがあったけれども、今回は改めて感動しました。この余裕のある空間。

今回執筆された食楽編集長の大西さんと、ヒトサラ編集長の小西さん♪ 写真を撮ってくださったカメラマンの鈴木さんも加えたナイスガイ&ジェントルマンチームの中の紅一点で、楽しく笑いっぱなしの取材の日々でした!

この優雅な空間、取材最終日、きもちのいい光の中、ドンペリを飲むバブリーな時間。たまにはこういうのもいいですねー。まさかこの後、数週間後には坂道を転げるように手術なんて受ける羽目になろうとは、何も知らなかった私(遠い目)。

ちょうどグリーンアスパラガスの旬でした。完璧に火を通されたアスパラに、寸分の狂いなくあしらわれたソース。添えられているザリガニもサーブ直前に調理しています。

こちらが生前のお姿。元気いっぱいでした。

シェフのファブリスさん、以前には香港で取材して面識がありました。ちょっとごっついけど、料理がもう麗しくて繊細でポエティック、そして美味しい。これぞフレンチという正統派なところも、アジアの影響を受けたフレンチが当たり前になってきた昨今、逆に新鮮。

ということで記念写真!

まだまだマカオには美味しいお店、たくさんあります。香港からわざわざ行って食べる価値ある店も多数。もっと紹介していけるように頑張りまーす。

そして最後に。ヒトサラ名物なのが、シェフがお勧めするレストランのご紹介!

今回取材したシェフたちが、プライベートでお気に入りの店を教えてくれました。これも店選びの参考になりますよ♪

記事はこちら↓↓↓

トップシェフたちがオススメする店

ということで、思い出街道を辿る記事ご紹介でした!

・・・・・・闘病記、やっぱり読みたいですか?(笑)どうしようかなー!

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Restaurant de Chineで華やかで誠実なる広東の味(2)点心

前回はたっぷり一品料理をご紹介したRestaurant de Chine。

今回はこれまた素晴らしい点心をずらりとご紹介しましょう!

まずは点心盛り合わせ。このときは、衣のタロイモがサクサクに仕上がった海老フライ・・・・・・と言うと変ですね、笑。茶美豚の叉焼豚も載っています。



いちばん右がアヒルの卵。黄身も白身もとろとろーでキャビアも載っていいアクセントに。

プリンプリンの蝦餃!

薄い皮に技術を感じさせられます、小籠包!

フィガロにも登場しているホタテ貝とシャンパンソースの餃子。フィガロの点心ページの店選びをするとき、すぐこの点心が頭に浮かんだんですよ♪ 可愛さとシャンパンソースというひねりが効いた風味でキャラが立っています。

鮑丸ごと載せたタロイモコロッケとキャビア! さまざまな食感の違いを一度に楽しんで。

とても珍しいホタテ貝のチーズ入りタルト! 東西の味を組み合わせた新感覚点心です。




こちらは巷で流行した椎茸風包。中にはトリュフとさまざまな茸の餡が入っています。

壁のモザイクも涼しげです♪

このときは、日本から遊びに来ていたライターの大澤さんと点心ランチ <3

プライベートルームもいくつかあって、ビジネス需要が高いそうです。

一回目の一品料理も組み合わせたら、本当にバラエティ豊かですね。街中でのしっかり美味しいモダンで本格的な点心タイムにぜひご利用ください。

 

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Restaurant de Chineで華やかで誠実なる広東の味(1)一品料理

昨年のフィガロ「24時間、香港中毒」で、点心のページで紹介していたThe Chin’sが最近Restaurant de Chineと改名。ホテル以外で本格的な広東料理が食べられて、点心も華やかで、香港駅や中環駅至近と立地も便利で、落ち着いた一軒ということで、プライベートでもちょこちょこうかがう機会があったり、友人に紹介したりしています。




改めてみたら、どっさり、料理の写真が溜まっているのに、まだブログを書いていませんでした! せっかくなので2回に分けて、今回は一品料理、2回目は点心をご紹介します。

実はこの店には、私が香港で歴代いちばん好きな鳩料理があるんです。

その名も、鳩の紹興酒漬け! 伝統的にはチキンを使うメニューですが、こちらでは鳩を使っています。そして鳩肉ならではの美味しさを生かすためにシェフがいろいろ工夫をしているとか。

私が大好きな潮州料理、滷水鴨に使う滷水に2日間漬けこみ、サーブする前に25年ものの紹興酒(花彫酒と呼びます)と玫瑰酒(ローズワイン)を使ったソースをかけるそうで、そのソースを作るのに、新たに麹を加えて1週間再度発酵させるという手間をかけているのだそう! 鶏肉のように長く紹興酒に浸けると香りが強くなりすぎて鳩の美味しさを殺してしまうから、というのがシェフのお言葉。

その手間は見事に生きています! 肉部分を噛んだだけで、なんたる美味しさ!見た目は地味なこのお料理、幸福度120%が約束されています。滷水鴨も鳩も酔鶏も大好きな私にはツボとしかいいようがありません。

他にも美味しいものがたくさん。こちらは鹿児島の茶美豚を使ったジューシーな叉焼豚。

大好物のクラゲはやっぱり食べたい。コリコリです♪

一見デザートかと思うこちらは松茸の芳香漂う豆腐のスープ! 包丁技が冴え渡っていますね。

コラーゲンたっぷりの美容健康食、豚足の干し梅煮込みです。梅の酸っぱさと甘めの醤油味が混ざり合っています。

3回分の訪問からの写真なので、品数多いですね(笑)。四川風の麻辣味のスープに入っているのはふんわりしたガルーパ!

大好きな豆苗の上湯煮!シャキシャキ、ショリショリ、食感最高。

青を基調にした落ち着いたインテリアと、趣味のいいデコレーションやプレート。シェフがこだわって選んだものが多いのだそう。

こちらがシェフのリンゴさん♪ かつてはチャイナ・タンでシェフを勤めていらして、その頃に取材でお話したことがあって、あーそういうことだったんだと納得しました。その頃から彼の料理はとても好きでしたから、口に合うはずです。

ちょうど陸羽茶室の真向かいにあるので、よくスタッフ同士雑談しているんだとか(笑)。

さあ、次回は打って変わって、こちらの美しくも美味なる点心をご紹介します♪お楽しみに!

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地産食材も巧みに生かした評判のイタリアン Theo Mistral by Theo Randall

この3月、尖東にあるもう一軒のインターコンチネンタルであるグランドスタンフォード地下に、イギリスのセレブシェフ、テオ・ランダルさんが初の香港店をオープンして、早速人気を博しています。

その名もTheo Mistral by Theo Randall! オープン時に香港に来ていたテオさんに、じっくりお話を聞く機会がありました。とてもフレンドリーで、ハキハキと分かりやすくお話してくださるテオさん。

「香港に到着した翌日は一日、新界の農家を回りました。ほうれん草、ズッキーニ、アーティチョーク、ポルチーニなど、思った以上に高品質の野菜が育てられていることが嬉しい驚きでした!さっそくこのレストランのために野菜を作ってもらうことになりました」とテオさん。

メニューの半分はロンドンでも出している代表的な料理、残りの半分は香港の嗜好に合わせたオリジナルだそう。

「香港の方は、食卓を囲んで大皿をシェアすることを好みますし、シーフードがとにかく大好き。その点を考慮し、ローカルの食材も取り入れて、香港オリジナルメニューを作り上げました」

テオさんの長年の代表的な料理の一つが、Cappelletti de Vitello。

パスタの中には、5時間煮込んだ子牛のすね肉とパンチェッタ(イタリアの塩漬け肉)、セロリ、ニンジン、タイムなどがくるまれていて、これは美味しい! パスタと餃子の親戚関係を感じさせる一品です(笑)。

丁寧に作られた具とともに、自家製パスタも愛情たっぷり。実は1kgの小麦粉辺り、全卵4個、黄身14個分と、たっぷり黄身が使われているのだそう。

と、説明してくれながら、つい近くにあったナプキンをカペレッティ型にたたんでしまうテオさん(笑)。長年作っているメニューだけのことがあります。

一方で、ロブスターの芳香に包まれるLinguine con Aragostaは、香港だけのメニューです。ベースになっているトマトソースには、テオさんが気に入ったローカルトマトに、イタリア産のSan Marzanoトマトを使ったパサータ(未調理のトマトピューレ)を加えてバランスを取り、ガーリックとバジルを加えて何時間もかけて煮ているのだそう。さらにボストン産ロブスターやオリーブオイル、チリ、パセリなどを加えて仕上げたソース、食欲が湧いてしまいます。

モッチモチの生地がたまらないピザは早速評判。これがなんと意外にも、ロンドン店にはなくて香港のみのメニューなのだそう。それにしては何とこなれた美味しさ!?と追求したところ、香港を任されているシェフのファビオさんはナポリ出身で、このピザ生地はファビオさん秘蔵のレシピをベースにテオさんと一緒に開発したのだとか。水、小麦粉、オリーブオイルの調合がすべて適切で、こね方も絶妙だからこそ、この食感が出せるのです。

香港ローカル食材を柔軟に取り入れるテオさんですが、「これはイタリア製じゃなきゃダメ!」とこだわるのが、パスタに使う小麦粉やオリーブオイル。そんな食材の使い分けが味を保つキーになっています。

このピザ「レッジーナ」には、パルマ産プロシュートに、トマト、オレガノ、ロケットなどの新鮮野菜とハーブがたっぷり。

こちらもシーフード大好きな香港マーケット向けのシチュー。ムール貝やアサリ、ボストンロブスター、海老、ホタテ貝、鯛など山盛りのシーフードの風味がしっかり引き出されつつ、さらりと軽くて優しい味に仕上げています。テオさん曰く、ロンドンで似たものを出したことはあるけれども、それは遙かに濃い味だったとか。新鮮素材を丁寧に調理するポリシーはそのまま、食材のタイプや味付けの濃淡を地元の好みに合わせるというのがテオさん流。

とはいえ、すべて好みに合わせるだけではなく、ひと味違うものも試して欲しいとの思いから取り入れたのが、ヨーロッパではおなじみの食材Guinea Fowlことホロホロ鳥のロースト。ホロホロ鳥をパンの上の載せて、マスカポルネとレモンジュース、プロシュートを皮の下に入れてローストするので、肉汁やうま味がすべてパンに染みこむという二重の美味しさが楽しめます。

センス良く丁寧に美味しくまとめられた料理が揃っていますよね! そして最後はやっぱりテオさん名物のレモンタルト! イタリア・アマルフィ産のレモン7個分の果汁が1つのタルトに使われているのだそう!

「匂い嗅いでみて」とテオさんに言われてレモンを鼻に近づけると、なんとも爽やかな甘い香りがします。ノーワックスなので2週間しかもたないけれども、フレッシュさが際立ち、酸っぱさが減り、ジュースがたっぷり出せるのだとか。このレモンがタルトだけでなく、さまざまな料理に使われているほか、テーブルにもこうして飾られていました。目から香りからビタミンC吸収!できそうです(笑)。

イギリス人ながら、アーティスト一家に育ち、毎年イタリアでホリデーを過ごすうちに、すっかり「魂はイタリアン」と言うほど、子どもの頃からイタリアの食に魅せられていたというテオさん。

食材へのリスペクトが彼の料理哲学。

「たとえば素晴らしいほうれん草があったら、茹でて、オリーブオイルとレモンスライスで和えたら、クリーンでヘルシーでとにかく美味しいから、もうそれだけで十分でしょ。だからレモンタルトならレモン自体の味が良いことが前提になる」

プレゼンテーションも良いにはこしたことがないけれども、フレーバーと味を最重要視した田舎料理だね、と自らの料理を語るテオさん。香港には年に3、4回訪れて、お客さまの反応を見ながらメニューをブラッシュアップしていく予定だそう。

ということで記念写真も、やっぱり笑顔になりますね♪

今回香港で発掘した美味しい食材もたっぷり使った、山海の幸と太陽の恵みに満ちた地中海の味。やっぱり日本人にとってイタリアンって、もはや外国料理を超えた国民食的な存在ですから、「美味しいイタリアンがどうしても食べたい!」という気分になったとき、これは使える一軒です! 次回の訪問が楽しみになりました(レモンタルトが今すぐ食べたい、笑)。

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次の香港旅の参考に!電子書籍「香港ときどきマカオ Vol. 1」(サンプル記事入り)

当ブログの人気記事と新規記事を織り交ぜて1冊にまとめた電子書籍「香港ときどきマカオ Vol.1:香港在住ジャーナリストが出会った美味しいもの、素敵な人たち、そして日々のつれづれ」を発売しました!

すでに入手いただいた方、ありがとうございます♪ まだ見ていないという方のために、内容を再び紹介させてください!

こちらが表紙とリンクです! 表紙は超級香港迷でおなじみの小野寺光子さんに雰囲気たっぷりのイラストを描いていただいた、街歩きする筆者(かなりマギー・チャンを混ぜて美化していただいてます、笑)です。場所は、石板街ことThe Pottinger Street!

電子書籍やKindle版って、Kindleの端末を持っていないと買えないのでは、と考える方が実はとても多いのですが、必要ありません。スマホ、タブレット、パソコンなどにKindle無料アプリをインストールすればOKなのです。

<Kindle無料アプリダウンロードはここから!>
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さて、中身はいったいどんな内容かと言いますと! 目次をこちらでお見せします(パスワードは隠しています、笑)。

自分が食べに行ったり取材したりで、ここはいい!と気に入ったお店ばかりを掲載しています。「一つ一つのお店に関する情報がとても濃い」と感想をいただいているように、普通のガイドブックでしたら、さらっと概要をまとめて終わるところを、こちらでは1店に最低2ページ、だいたい4ページほど割いて、写真もたっぷり、オーナーやシェフの熱い想いもじっくり愛を込めて書いています。

もしかして、記事によっては読んだ後に、何となくオーナーやシェフを知っているような気分になるかもしれません。とにかく情報は濃厚で範囲は広い! 執筆も写真もすべて私ががんばりました~。

いくつか記事をチラ見せしますね♪

こちらは広東料理の章の「Mott 32」の記事です。記事の濃度が伝わりますでしょうか。

ブログからの転載記事も、そのままではなく、なるべく情報をアップデートして掲載しています。

計193ページの濃密な香港&マカオへの旅、ぜひぜひお楽しみください。

定価は1250円。

そして日本以外のアマゾンをご利用の皆様、世界各国のアマゾンからも購入可能です。

Amazon.com(アメリカ)https://www.amazon.com/Hong-Tokidoki-Macau-sutekinahitotachi-soshitehibinotsurezure-ebook/dp/B07CN574DK/

他の国のアマゾンへのリンク:http://hk-tokidoki.com/amazon/ ここからどうぞ!

最後にもう一度! どうぞぜひご覧ください♪

 

 

 

 

 

 

陸羽茶室でさらっと点心ランチタイム

遅ればせながら去年初めて行ってドキドキしていた癖に、昨年秋のフィガロ「24時間香港中毒」で、レストランページの取材や水原希子さんの撮影だと何度もお世話になっているうちに、有り難いことにすっかり慣れたというか、次回行くのがいつも楽しみな一軒になったのが、陸羽茶室です。

先日は何年かぶりに会える昔からの友だち夫婦との早めランチをこちらでいただきました! だいたいランチタイムって開店12時~が多く、たまに11時30分~というところがあるかな、というのが一般的。この日は中環の駅周辺で11時~で香港らしい軽めランチという縛りがあったので、朝からずっと開いているこちらがまさにドンピシャでした。



いつものように普洱(プーアール)茶でスタート!

毎週変わるメニュー。トランジットなので短時間しかいないし、香港もすごく久しぶりの2人だったので、いかにも、というのが食べたいというリクエストでした。

左が焼売で右はスープ入り蒸し餃子、中身は蟹肉だったかな。ここの点心は昔ながらのスタイルでも、とても丁寧に作られていて、シンプル・イズ・ビューティフルな味わいで大好きです。

まだ湯気が立っていた可愛らしい蝦餃と、奥は黒ごまロールと言うのが近いでしょうか、こちらは昔ながらのデザート。

サックサクの春巻き!!!

超定番の一品料理を、ということでやっぱり酢豚! お肉が柔らかく仕上がっていて、本当に好きなバランス!

あまり全員お腹が空いていない時間だったので、あっという間に締めの炒飯。楊州炒飯だったかな。これがまた丁寧で薄味でさらさらで、幸せでした。

最後に記念写真~。この日はいちばん好きな一階のボックス席に座らせていただきました。

さくっと頼んでさくっと食べて、と調節がきくこの感じ、空いている時間の寿司屋のカウンターで好きなもの何皿か、ぱぱっと食べるような感覚で、便利なんですよね。大満足の早めランチタイムでした♪

 

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5/15&16、香港トップバーQuinaryがフォーシーズンズ東京に登場!

今日と明日の夜、予定が空いている方は丸の内へ!!!香港トップバーQuinaryから、オーナーでナンバーワンバーテンダーのアントニオ・レイ(左)と、ヘッド・バーテンダーのサミュエル・クウォック(右)がゲストバーテンダーとして登場します。




アントニオさんはこのブログにも、私の担当記事にも、たっくさん登場しています→こちらとか

サミュエルさんはQuinaryオープン時からずっとアントニオの片腕として頑張って来た人!

Quinaryのカクテル、食べる感覚というのでしょうか。ときにお酒であるとかカクテルであるとか忘れて、とにかく口に入れるものとして「美味しい」と感じさせてくれるのが特徴的。

私が書いたのではありませんが、フィガロの特集「24時間、香港中毒」を一緒に作って、アントニオの大ファンでもある編集者のAさんが書いた今回のイベントに関する記事をぜひご覧ください↓↓↓↓

香港トップのバーが、2日間限定で東京にやってくる!

Quinaryと言えば! この2つのカクテルは外せません!おそらく今回もメニューには言っているのではないでしょうか。左がアールグレイマティーニ、右がラベンダーメレンゲパイ。

2人とも気さくな人ですから、行かれたらぜひぜひ話しかけてみてください!

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フィガロブログに後閑信吾さんインタビューを執筆しました♪

誰かに頼まれたワケでも、何か直接利益があるとかでも何でもないけれども、何となく頭の中に常にある勝手な私的プロジェクトというのがいくつかあります。




 

その一つが「レストランやシェフ、料理の話をするみたいに、バーやバーテンダー、カクテルの話を普通にする世の中になったらいいな」という思いから始まって、「当たり前にバー、バーテンダー、カクテルのことを書いた記事が目に入る環境」作りのほんの末端の一端、微力中の微力として、機会があれば業界向けだけではなく、一般向けの記事やブログを出すということなのです。

ただいま発売中の電子書籍「香港ときどきマカオ Vol.1」でも香港の素敵バーを大きく詳細に取り上げています。カクテルも、「色がきれい」「甘くて飲みやすい」とかそれだけじゃなく、面白いコンセプトを巧みにカクテルという形に作り上げる一流バーテンダーの匠の技というのがある、ということを、「へー」ぐらいの感想でもいいですから、ときどき目にしていたら、徐々に目にするのが当たり前という感覚になっていくかもしれないじゃないですか。

そんなプロジェクトの一環として(笑、と言うより自分が書きたかっただけかな?)フィガロのブログに世界ナンバーワンバーテンダーの後閑信吾さんの記事を書きました!

↓↓↓↓↓↓↓↓リンクはこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
後閑信吾さん、まもなく渋谷にバーをオープン!

世界で活躍し、これから渋谷にThe SG Clubをオープンさせる後閑さんに、NYでの修業時代なども織り交ぜてお話を聞いています。そして香港ネタとしては、1年前になりますが、フォーシーズンズ香港のブルーバーにゲストバーテンダーとしていらしたときのエピソードと写真を取り入れています!

↓↓↓一番自分で気に入っている写真です。「私のカクテル来た!」というワクワク感が皆さんに伝わるでしょうか?

食でもカクテルでも、本当に国境がなくなりつつあって、才能とやる気を併せ持った人たちが、縦横無尽に世界を渡り歩くようになりました。バーカルチャーの楽しさがすごい才能だらけの日本でもっともっと知られるようになるといいですね!

ぜひブログご覧ください!

 
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食いしん坊な週末は、Rhodaで月イチ「Whole Hog」美味ポークローストランチ

ただいま発売中の電子書籍「香港ときどきマカオ Vol. 1」でも紹介している熱血シェフ、ネーサン・グリーンさん率いるRhoda!

ネーサンさんも出身のイギリスでは、週末と言えば「サンデーロースト」など、ローストビーフやポークを中心にした食事で、家族が食卓を囲むという習慣があります。私の夫の家族は特にやっていませんでしたが、親戚が集まって週末のランチというと、ちょっと香港の飲茶ランチのような趣もありました。



Rhodaで昨年から、月一回開かれているスペシャルなランチが「Whole Hog」。今回はイギリスのWicks Manor Farmから仕入れた豚まるごとを使って、豚がなくなるまで食べ放題という企画なのです。もちろんローストポークだけではなくて、優れもののサイドメニューもたっぷりあって食べ放題。

4月の開催日に家族で行って来ました。まあ食べ放題と言われても、食べられる量には限りがあるので、私自身はあまり惹かれない今日この頃ですが、育ち盛りのボーイズにはぴったり!

食事前の一カット。もうこのブログをご覧の方にはお馴染みかもしれない、毎回同じポーズ。こうなったら、ひたすらこのポーズを追求し続けさせます(笑)。

さあ、ローストポークがやって来ました! ど、どっさり!!(笑)

Wicks Manor Farmという養豚場、ウェブサイトを見てみたら、とても素晴らしい環境で豚を育てていることが分かる、家族経営でほのぼのいい雰囲気が伝わってきました→http://www.wicksmanor.com/

見た目からしてすでに清らかなお肉で、食べてもすっきりと優しく、これは食べやすいですね。上手にローストされていることもあって、ギタギタ感ゼロ。

息子達が頑張って、ローストポークは2皿目に行きました。すごいです。

ちなみにこの日はネーサンさんが残念ながらお休み(涙)。

さて、サイドには、Rhoda名物のサワードウ、こちらはミニバージョン。

ピリ辛のポテトウェッジ・・・・・・いわゆる大きめにカットされたフライドポテトです。奥はとっても気に入った、クリームスイートコーン+中東のハリッサペースト。コーンの甘さが逆にハリッサで引き立つ感じの具合がとてもよろしい。

サイドは野菜たっぷりでバランスいいですね。面白かったのがキムチのコールスロー。キムチの味が強すぎなくてアクセントという感じで食べやすかった! 日本のお子様が燃えるポテトサラダ、うちの子らにもツボでした。日本での日々を思い出す味らしい、と思ったら、これはネーサンさんのお母さんのレシピなのだそう!





2皿目のお肉!コラーゲンたっぷり入っていそうな良質な豚肉。ちょっとごまダレも付けたくなりました(笑)。

デザートは、ジンジャービスケットトライフル♪ 生姜の風味がよく効いていて絶品!

娘が大学に行って以来、すっかり男子チームになった我が家にはぴったり!とはいえ、お肉も良質でサイドもバラエティ豊か、雰囲気はのんびりした週末の午後らしく、1人340香港ドル、ということで、とても人気があるようです。

息子達、たくさんお肉を食べてますます育ちます(笑)眼鏡の次男、15歳ながら、すでに180cmを超えました! 座っていると分かりませんね♪

ということで次回はいつでしょうか。この月イチ企画、とてもお勧めです♪

久しぶりのRhoda満喫しました!

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中環のすっきり爽やかクイックランチ@Brass Spoon

「食欲があまりない日に、軽く美味しくお腹に優しく、さくっと食べたい」

日本にいたら迷わず蕎麦屋でおろしせいろなどを注文しているような日、香港では何を食べますか?

そこで浮かんだのはフォーでした! 湾仔の月街でもいつも大行列で、この中環店も、いつも行列を横目に見ながら通り過ぎていたBrass Spoonに挑戦することになりました。

中環のランチ激戦区のまっただ中、ということで開店と同時にうかがうことに。ちょうど5分前くらいに着いたら、ほぼ一番ノリ。

12時になったら、すでに私達の後にも人がいて、中に通されるとあっという間に広い店内が埋まっていきました。

ここに好感と興味を持ったきっかけは。私この真鍮の色が大好きなのです。そして木材との組み合わせも好き。

店員さんの人数も多くて、「さあ来い、ランチタイムの激戦よ」というような気合いが皆さんから発せられていて、こちらも身が引き締まりました(笑)。

お友達はライチーソーダ、私はフレッシュライムソーダ。ごろんとしたライチーが可愛い <3

そしてやって来ました。本日はもう迷う余地なくフォー。お肉は迷わず生肉タイプ。普通のフォーは88HKDでしたが、プレミアムは125HKD。ここは大人にプレミアムを注文してみました。一点豪華主義です!(笑)生タイプが嫌という方のために火を通した状態で出てくる肉も選べるし、トッピングもいろいろ追加できるようになってます。

そしてやって来ました・・・・・・プレミアム感、漂っているでしょうか! パクチーに葱にと香味野菜たっぷりで爽やかで。麺はつるりんと優しく。スープもしっかり作られていてお腹に優しく。満足至極。

さらにミントやモヤシ、ライムなどが再度に添えられてきました。もちろん迷わずすべて入れました♪ この緑のものにまみれる感、幸せです。

お肉は、プレミアムではないタイプをここで食べたことがないので、比較ができないですが、もちろん美味しくいただきました! もしかして脂がもっとのっている部位という意味だったら、普通タイプでも次回はいいのかもしれません。

フォーが来る前の幸せそうな私を、同席した山口真里子さんが撮ってくださいました♪

普通に並んでも、回転は良いのでそれほど待たないかもしれません。とは言え12時きっかり入店がお勧めです。香港のランチタイムは13時始まりが標準だから12時は空いている、というのはこの激戦区では通用しないので、5分後に来たらすでに行列ですね。

次回は他のメニューも食べてみたいもの!

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お勧めの広東料理店、クリエイティブ点心、ローカルご飯など、香港ならではの食に加えて、美と健康、老舗での買いもの、最新バーなど幅広くカバーしています。ぜひ次の香港の参考にしてください。

 

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