香港レトロ食器の楽しみ♪

最近、ついついあちこちで目を奪われてしまうのがレトロな食器。いわゆる骨董品のような芸術的価値は特にないけれども、10~30年前ぐらいに作られていて、100HKD未満のお手頃価格で集められて、ややヘタウマ的な手書きの味がある・・・・・・置き場所がないんだから、控えなければと思いつつ、手軽なだけについつい・・・・・・。

香港やマカオでお店を見ていると、同じ柄シリーズがあちこちのお店にあるのがまた楽しくて。

私がゆるーく集めていると言えば集めているのが、この金と龍/鳳凰のシリーズ。IMG_9417最初に買ったのは、香港の火炭にある骨董やレトロなものを扱う食器屋さんで見つけたこのティーカップ。細い持ち手がいい感じで、片面がとぼけた龍、反対側がカラフルな鳳凰という、ちょっとキッチュな華やかさにひかれました。手書きなので、龍の目玉がずれていたりして、ちょっと車海老っぽいところがまた、何ともw 1つ80HKDぐらいで買いました。

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これはフードフェアと併設だった国際お茶博覧会で見つけた醤油皿サイズ。
1枚40HKDぐらいだったかな?

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マカオで取材中に、創業100年の生活雑貨店で見つけたレンゲ。
1本10HKDぐらいでした。

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マカオ取材中に、丼や大皿などずいぶんこのシリーズを見かけて、「うわー欲しいけど荷物になるし」と躊躇して買わなかったのに、果欄街の露天マーケットでなんと、これ全部で40HKDってありえない値段で出ていて・・・・・これは買うしかないですよね~。

何となく、このシリーズを見かけると友だちに会ったような気持ちになるのでした。そしてなるべく車海老に見えない龍を探すのもお楽しみ。ああ~まともに飾るスペースを作らなければ(煩悩)
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銅鑼湾にコスパのよい新ホテル Hotel Pennington by Rhombus

最近、小さいながら立地が良くて、モダンで清潔で設備も必要なものに絞り込んでいて値段も抑えめ・・・・・・というホテルが香港の都心に増えています。

 

尖沙咀や湾仔などに上記のようなタイプのホテルを展開中のロンバスグループの最新ホテルが銅鑼湾のリーガーデン2の裏にオープン。この辺は個人的な用でよく通るので、「おー作ってる、作ってる」とずっと気になっていて、昨日ついに中を見学させてもらいました。

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外からよく見える3階までの部分はレストランで、ロビーは6階にあります。小さなスペースながら、上手に設計されていて、立ち飲みができるバルコニーが。テーブルにはミニビリヤードなどが置かれていました。

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最初に見たもっとも小さいスタジオスイートは18㎡の面積を少しでも広く使うためにいろいろ工夫がされています。たとえばバスルーム。バスタブはなくレインシャワーというのは、この手のホテルのお約束のようですが、扉を2面の引き戸のようにしてデッドスペースが出ないようにしてあるのに感心。昔、自宅のデザインを考える時に、「狭小住宅」というジャンルがあることを知って、いろいろ参考にしたのを思い出しました~。

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もちろん新しさがいつまでも続くわけではないですけど、やっぱりパキパキとした新しさって強い魅力ですね。色遣いも抑えめで落ち着いていて、なかなかいい独り暮らしの部屋~みたいな雰囲気です。

ちなみにアメニティはすべてTHAANというのは優秀!(^^)//゛゛゛パチパチ

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次にワンランク上のツインを見せてもらいました。ダブル希望の場合は、ベッドのベースはそのままで、マットレスだけ取り替えられるようになっているとか。これも賢い。

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窓際のスタディエリアの脇には、また狭小住宅的アイデアのワードローブが!お主、やるな。

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これらの部屋はオフシーズンで1000台前半香港ドル強(法人会員の場合はかなり割引される)とのこと。

ちなみにスタジオとツインのこの2つの部屋は、隣り合わせになっていて、2部屋をコネクティングルーム的に使えるように、共通の玄関風に外側のドアを使うことができます。

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最後に見たのが、最上ランクのSuperior。ここはお値段はぐっと張るそうですが、やっぱり広いし整っています。このタイプの部屋にはコーヒーメーカー(パシフィックコーヒーで売られているタイプ)があり、部屋に置かれたカプセルはすべて無料。また、法人会員用の無料のドリンク冷蔵庫も。

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壁にはここから近い、舞火龍の写真が。香港の文化をこうして活かすことを心がけているとか。

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スタディエリアは玄関脇に。ドアにはこんなのぞき窓??が(Superiorのみの設備)

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廊下にも香港らしいオリジナルアートがありました(写真がぼけちゃって残念。ドラゴンボートや十二支の柄です、なかなか素敵)。

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ホテルの朝食用のダイニングにも使用されるオイスターバー。雰囲気いいですね。

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入り口にはオープンし立てらしく可愛い獅子もいます。立地もいいし、かなり既に部屋は埋まっている模様。他のRhombusのホテルも見させてもらう約束をして出て来ました。

IMG_2860オープンおめでとうございまーす\(^o^)/

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最新レトロ&スタイリッシュ茶餐廳、南龍冰室

銅鑼湾の裏の方を歩いていて偶然発見したこの茶餐廳、何だか素敵ではありませんか!

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1961年創業の南龍冰室というお店。12月下旬にリニューアルオープンした(よく通るエリアなんだけど、前にここにあったか記憶は定かでなく・・・・・・)らしく、まだ店名が紙で覆われています(香港の習慣です。風水のいい日になったら外すのかな?)。

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青と水色のネオン看板のいい感じに引き寄せられて近寄ると、店頭にはエッグタルトやパイナップルバンが売っていて、いかにもという雰囲気。むむ?しかし中のインテリアが何とも言えないではないですか。天井からぶら下がる鳥かごなんてもう・・・・・・茶餐廳らしさは残しつつ、さりげなくスタイリッシュ! これは高度な技だ~。

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時間は10分しかないけど、とにかく中をチェックしたくなって、夕飯前でしたがw、香港ミルクティーとパイナップルバンを注文。相席の女性が食べていたチャーハンも美味しそうだったし、メニューもなかなか良い感じ。次回は食事に来なくちゃあ。

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鳥かごのデコレーションはやっぱり抜群。壁の1つがこんな引き出しになっていたり。客も店員も普通の茶餐廳風なのですが、店員さんがカラーコーディネイトされた青いサテンの制服を着ていました(写真撮り損なった)。

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2階も行きたかったな(時間なくて残念)。ローカル雑誌にもまだU-Magazineにしか取りあげられていない模様\(^o^)/今後、話題になりそうなお店です♪

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香港で美味しいイタリアンピザと言えば・・・・・・208 duecento otto

久々にやってきたこの店、208 duecento otto。最近は美味しいイタリアンが香港にも増えたので言い切っていいものか分かりませんが、香港でここのピザが一番美味しいと推す人が多い店です(私もその一人)。

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何しろ番地がそのまま店名なので、覚えやすくて、Openrice(こちらの食べログみたいなサービス)などで調べなくても「ハリウッドロードの208番行って」とタクシーですぐ言えるのも実は便利w

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インテリアもとても好み。イスタンブールのAutobanというデザイン事務所によるものだそうで、元々肉屋の倉庫だった建物を改装したことから、ニューヨークのミートパッキングディストリクト風をイメージしたとか。

何と言っても広い店内全体にたっぷり使われているアズレージョ(藍と白のタイル)がここのシグネチャー。トルコもアジアとヨーロッパの中間のようなセンスの国だから、East meets Westなデザインがお得意なのでしょうか。香港にぴったりですね(マカオっぽいけど)。

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さてさて、今日は2階席はいっぱいで、カフェ&バーになっている1階席で食べました。オープンカフェ風なのでベビーカーや犬連れのお客さんが大半。お洒落な店だけど気取っていなくて誰でも入りやすいのでした。

ここのお水はantipodesというニュージーランドのミネラルウォーター。これがとてもすっきりして美味しくて、これがあると私はドリンクがいりません。

 

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それぞれ好きなものを頼んでいたら、パスタは和牛のボロネーゼ、ピザはベーシックなマルガリータと、ハムやキノコのマルガリータって全然芸の無いオーダーになってしまいました。でも相変わらずもちもちっとした生地が美味で大満足!

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(すっかり食べ終わった後、娘が合流して、またマルガリータのピザを注文する羽目に・・・・・・w)

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カプチーノも飲んで気分のいいランチタイムを過ごせました♪




 

シーフードが美味しい最新ビストロLe Port Parfume

フランス語で「香る港=香港」を意味するこの最新ビストロに、香港人ジャーナリスト達に混ざって試食させていただきました。街歩きが楽しいエリアながら静かで落ち着いた九如坊(蘭桂坊酒店や大班樓と同じ通り)にあり、大好きなケネディタウンのビストロBistro du Vinと姉妹店ということで期待が高まります!

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オープンで気持ちの良い店内は、Bistro du Vinと同じくフランスのアンティークを多数使っていて、とても小粋。Bistro du Vinはワイン絡みのデコレーションが多かったのに比べると、こちらは海がメインテーマ。メニューの構成もシーフードがメインで、アバディーンの魚市場に専任の仕入れ担当者を置いているという気合いの入れよう!

 

実はこちらのお店、湾仔星街に最近まであったフレンチレストラン、セパージュと同じシンガポールのレザミグループの系列。セパージュ、なくなってしまって残念ですね、またやらないんですかとマネージャーに尋ねると、首を横に振り、「ファインダイニングはねえ、毎日同じメニューをきっちり保って、常に一貫の状態を保たないとなりません。でもビストロでは、その日の仕入れで入ったその日ベストなものを、その日思いついた調理法で作って、板書きして出せば良い。だからビストロはたまらなく楽しいんです」。なるほど~。

 

実はただいま香港はビストロブームで、次から次へと新しいビストロがオープンしています。フランス人が大量流入しているという事情もありますが、年に1回記念日に行くような位置づけのファインダイニングよりも、たしかに手頃価格のビストロは気に入れば何度でもいけるし、メニューも行く度に変わるのであれば飽きないし、私たちにはありがたい存在ですね。

 

さて、いよいよお食事タイム。メニューは2コース(120HKD)か3コース(138HKD)のフィックスメニューがメイン(選んだメニューによっては追加料金があります)ですが、今日は試食ということで、いろいろシェアさせてもらいました。

内観

まずは前菜。この小さめな小エビは香港近海で獲れたものだそうで、ほのかに甘みがあり、殻が柔らかくてそのまま食べられます。ガーリック炒めで素材の味が引き出されてます。

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一見お好み焼きのようなBaby Squid a la Plancha。イカのオムレツという感じでしょうか。火加減も絶妙なので新鮮なイカがとても柔らかくフレッシュさを保ったまま上手く調理されていて、見た目以上に美味しかったです。

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ブルーチーズの効いた、梨やクルミ入りサラダ、爽やか~

01e1e7451cdfa00dec33b8687a03be13a1a27bbd67コロッケのラタトュイユ添え

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リブアイのグリル、ギネスで煮込んだ牛バラなども肉類ももちろんあります。正直、どれもものすごく旨い! 若鶏のグリルは、キッチンにあるシェフ自慢のJosperという炭焼用の優れものオーブンを使っています。キッチンにはル・クルーゼの食器がずらり。

キッチン潜入!自慢のオーブンの前でシェフもにっこり♪

左がJosperで焼いた若鶏炭焼、左が牛バラのギネス煮!

 

こちらはリブアイステーキ

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さてデザートタイム♡ 食べずにはいられないプリン(フラン)は濃厚なお味で◎。他には、ふわっとしたメレンゲの食感が楽しいフロートアイランド、ほっこり美味しいイチジクのタルト、そしてユニークな大人の味で癖になりそうなブルーチーズのアイスクリーム。

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実はマネージャー様、ウィスキーやワインのコレクターでもあり、お宝が奥に並べられています。

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名前が示すように地元の魚市場で毎日仕入れる材料を上手に活かしていて、香港ならではの味をフレンチ仕様で、とても手頃に気軽に、居心地の良いインテリアでいただける、というわけで、これはもう流行るでしょう・・・・・・と思っている間に、たちまち満席になっていました。

 

香港人同業者の皆様との会話も楽しく、動けなくなるほど食べながらも、この日はその後、別のビストロの取材とホテルのメディアパーティにも行ってきました。しばらく体重計には乗らないぞ。







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男子心を鷲づかみ!? ペンタホテル香港

恥ずかしながらすっかり放置してしまっていたブログですが、ブログを通じてお問い合わせいただくこともなぜか増えてきた今日この頃。今年こそ、きちんと更新します(新年の抱負!!いつまで続くのか!?)

さて昨日、2013年にソフトオープンしたPentahotel Hong Kongを見学してきました!

最寄り駅は鑽石山(Diamond Hill)。有名な志蓮浄苑の近くで、工業ビルの一角にあります。実は我が家のボーイズが大好きなウォーゲームで遊べる某所のすぐ近くなので私にはお馴染みの場所でした。

入り口周辺はこんな。なかなかお茶目です。

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入り口すぐのところに石窯あるピザスタンドが! なかなか美味しそう!
シャトルバスはMTR駅の他に、尖沙咀のK11などに行く便もあるとか。和む感じのほどよくスタイリッシュなインテリアもいいですね。

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ロビーにはビリヤード台や、タッチパネルで好みの音楽を選んでヘッドフォーンで聴けるシステムがあり、2つあるゲームルームにはサッカーゲームやらWiiやらが設置されています。チェックインなどの待ち時間も楽しく過ごしていただきたいため、と広報の方。

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お部屋はシンプルで実用的ですが、香港の古い風景をアクセントにして、山とお寺と高層マンションと近所の工業ビル郡が立ち並ぶ風景を見ながら、窓辺で一杯というのも気分が良さそう。スペースを稼ぐために、あえてバスタブは付けずに、レインシャワーのみを設置してあります。お風呂なしでは生きられない私には向きませんが、確かに男子にはそれでもいいのかも。IMG_2738

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今回、食べる時間がなかったのが残念ですが、ロビー横に広がる屋台風オープンキッチンのレストランエリアがとてもいい感じ。お昼時には近所の会社員も押し寄せるというのも納得。

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一般の宿泊客には関係ありませんが、ビジネスフロアでミーティング会場があり、そこに付属の休憩エリアには、ポップコーンマシンからサッカーゲーム、食べ放題のグミキャンディ、カップヌードル、チョコレートまで、ビジネスマン向けと言うよりは、まるでうちの息子達に好きなものをアンケートして作ったかのような設備。ビジネスマンも休憩時間は少年に戻ってしまえるということなんですね!?

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G.O.Dとコラボしているそうで、あちこちにユーモアとレトロ感覚のあるデザインやグッズが見受けられます。自動販売機にもG.O.Dグッズが置かれているほか、これまた「うちの息子達のために集めたの?」と思うような、ポテトチップスにUNOに、とボーイズのためのスナックやらグッズがずらり。

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そうそう、さすがに倉庫街でスペースがとても広く、屋外プールやジムはとても余裕があって良い感じです。これは香港ではかなり贅沢かも。

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オープニングパーティで、アーティストとゲストがコラボしたという「落書き」。私の大好きな太平館だ! 昔ながらの香港の景色です。

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宿泊料が1000ドルちょっとということで手頃だし、設備はとても良いし、新しくてきれいだし、ということでさっそく人気を博していますが、この幅広い年齢層の男子ウケを狙いつつ、香港らしさを大切にして、モダン&スタイリッシュ―まさしくG.O.Dのノリを取り入れている、ユニークで愛すべきホテルでした!







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『生きながら火に焼かれて』読みました

ずっと積ん読状態だったこの本、iPad miniに入れてやっと読了。久しぶりに本を読んで泣けました。もっと早く読めば良かった!!

たまたま生まれた場所が違うだけで人の運命は変わるわけですが、彼女の生まれた場所は、女性であれば奴隷同然の人生しか送れない村。そして恋した男性に騙されて未婚で妊娠してしまった彼女は、家族の名誉を守るという名目で親族に殺される恐ろしき「名誉殺人」の犠牲者になりかけたところを、奇跡的に生存、献身的な協力者を得て国外に脱出し新しい人生を歩みます。

全身の火傷だけでなくあまりにも過酷な経験からの精神的ダメージに脅かされ続けるのですが、驚くべき芯の強さや勇気、小さな事でも感謝する心など、この人が生まれ持って大事に抱えていた資質があったからこそのサバイバルだったのではないかと思います。それと要所要所でうかがえる「きれいなものが好き」という気持ちは、やっぱり女性を元気づけさせる力の1つなんだなと思ったところで、彼女が自分と同じ天秤座と知りちょっと納得。

簡単に見捨てられてしまうはずだった一人の(ここでは二人の)命をがむしゃらに救うことの意味についても考えさせられました(Saving Private Ryanをなぜか思い出した)。

香港で「書籍の自炊」してみました♪②感想編

前編にてすっかり自炊ができる態勢を整えて、断捨離のつもりでせっせと本のスキャン中。とはいえ、まだ30冊そこらしか終わってないし、今のところ文庫本をひたすら自炊して、作業に慣れている段階。やってみると、やる前思っていたのとは違う、意外な展開がありました。

とにかく思ったのは「完璧にやろうと思うときりがない&手間はかなりかかる」ということ。一冊一冊、手塩にかけて手作業で扱うという感覚があります(夫には、ほんとよくやるよ、と呆れられている・・・・・・物好き向けであって、万人向けではないことは確か)。

かなり重なり検知の精度が高いScansnapですが、たま~に力技でページが一部折れたままエラーにならずにスキャンされてしまったりすることもあるし、自分のスキャンするときのミスで、原本を捨ててしまってから、1ページでも抜けたり読めないことに気づいたら悲惨です。ということで、結局ページ抜けがないかPDFを通してチェックしたりしているので、安心して原本を捨てられるまでの時間が思った以上に長いんです。省スペースの実感が湧くようになるまで、かなりかかりそう。

やる前は「読了していて、すごく好きではないが、まあ処分するほどでもない、まあまあな本を減らしたい」と意気込んでいたものの、何冊か終わってから本棚を眺めると「そんな本には、これだけの手間をかける価値がない、処分しちゃえ(といいつつ、古本屋に持って行くのが大変だから、結局袋の中)」と取捨選択が前よりしやすくなったのは、捨てられない女には思わぬ収穫でした。

また、思った以上に「今読んでいる本、これから読みたい本」を自炊したくなりました。これはリーダー用に買ったiPad miniがとても持ちやすく常に携帯するようになったので、読みたい本/読み返したい本は全部入れておきたくなったため。書籍自体に愛着があると、自炊用と保存用に2冊欲しくなるというのは本当でしたね。しかし新品の本はページがしっかりし過ぎていて、スキャンでよくひっかかってしまうのが難点。読み込んだ本の方がすいすいとエラーなくスキャンできます。カバーがなくなっていた本だと、ネットで探したカバーの写真を入れて甦らせるのも妙に嬉しかったりして。

下の写真は、お試しに自炊してみて電子化された本の数々。主に積ん読本(いつか読もうと積んどいた本)。「i文庫HD」という有料アプリとDropboxを組み合わせて、iPad miniに本棚構築中。なかなか使いやすいです♪2013-03-11 11.17.04

 

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Adam Lambertコンサート@香港で

アメリカンアイドルシーズン8だからすでに4年前、ローリング・ストーンズのSatisfactionをハイテンションで歌っているのを見て一目惚れ以来の大ファンなアダムが、今回2回目の香港でのコンサート。2枚目のアルバムでさらに飛躍してくれて、2回目はASIA EXPO(1万人クラス)だったらいいなと思っていましたが、残念ながらちょっと伸び悩んで?再びのスターホール(3000人クラス)でした。ま、まだまだこれからだよ、アダム君。次回はEXPOだ!あ、でもスターホールでもいいから、また来てね。

新曲からファーストアルバムの曲、なかなかひねりのあるカバー(ボブ・マーリーの”This is love”とかTears for Fearsの”Shout”、そしてQueenとのコラボを記念して”Dragon Attack”)まで幅広く取り上げて、楽しく盛り上がったし、生声はやっぱり強烈でいつまでも聞いていたい気分でしたが、欲を言えばちょっと短いかな。かなり高音も出していたし、喉を大切にしつつのツアーだから仕方ないとは思いつつ。

おっと思ったのは「自分のやっていきたい音楽と方向性が違うから」といって、わりと触れない感のあった「Time for Miracle」を歌っていたこと。映画『2012』のサントラでデビュー曲を出す前に世に出したので、すごく意識して境界線を引いていたのでしょうけど(アメリカンアイドルの流れで行ったら、この路線で最初行った方がいきなりメジャーになったような気はしたりして)。アジアで映画『2012』の知名度が高いので、今回アジアツアーに入れているとか聞いた気はします。

それから、前はライブで歌いにくそうに聞こえた”For Your Entertainment”がすごく完成されていたのは嬉しい驚きでした! あれもアメリカンミュージックアワードの事件?のせいで中途半端に扱われてしまった不運のシングルだったので、もう一回シングルにして欲しいぐらい。ビデオも格好良かったのに勿体ない~

それにしても「アダムらしい!」と大受けしたのが、下のリンクのビデオに映った出来事。いつもは写真やビデオ撮影が野放しな香港にしては珍しく、数人のセキュリティが撮影している人のところに一人ずつ詰め寄ってカメラ取りあげていて「へーなんか厳しいな」と思っていたら、アダム本人が「写真撮影オッケー、取りあげるのやめてくれ」とセキュリティにもの申したんですね。

この性格もいいんだよな~あはは。

さあ、次回の生アダムはいつになるのだろう~!?

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