モダンブリティッシュの心意気と粋で魅せるGough’s on Gough 2)食事の時間です

前回はオーナーのティモシー・オルトンさんとインテリアをじっくり紹介しましたので、今回はいよいよお料理の時間です!




実はつい最近、オープン時のシェフから新しいシェフに交替したばかり。新シェフのケイリー・ドハーティーさんは、カナダ出身ながら英国で長くシェフとして勤め、ジェイソン・アサートンの下で活躍したという経歴の持ち主。

以前は英国色の入ったモダンヨーロピアン、というのか無国籍感があったのが、彼に代わってから英国色がぐっと強まり、店のコンセプトがきっちり決まった感があって、私も紹介がしやすくなりました。前も嫌いではなかったのですが、何となくはっきりしない、もやもや感があったのです。

ケイリーさんは、英国色を維持するために、料理はもちろんのこと、食材もなるべく英国から持ってくることを意識しているとか。例えば爽やかなホタテ貝の葱ドレッシングのマリネ。香港だとホタテ貝と言えば北海道というぐらい日本産を使うことが多いものの、シェフは敢えてアイルランド産かスコットランド産を仕入れています。季節的にそれらがどうしても手に入らないときだけ、北海道産を使用することにしているとか。

こちらも、北海道ではなくて、英国の北海産の蟹を使ったクラブ・オン・トースト+ロシアのOscietra社のキャビア。蟹肉の食感がホロホロとしていて、サクサクの揚げトーストと絶妙なるコンビ! この日は贅沢にキャビアで潮の香りと風味がさらに加わって豪華さが増していましたが、キャビアなしでも十分満足感ありそう。

ふっくらしたムール貝のサラダは、ザクロやエルサレムアーティチョーク、青リンゴがサクサクした食感や甘酸っぱさなど、さまざまな魅力を加えてくれています。





秋らしい様々な茸を載せたトースト!

ここでいよいよ登場しました、シェフのケイリーさん! にこやかでフレンドリー。インスタグラムも大好きで、親近感を覚えます。目玉焼きにたっぷりピエドモント産の白トリュフを削ってくれました。これは正直、大サービスだったかも・・・・・・。

目玉焼きがもはや見えません(笑)。

「なるべく英国産でとは言ったけど、こんなゴージャスな旬のものが手に入ったら、やっぱり使わないとね!」と見せてくれた白トリュフさま。ありがたや。

さーいよいよメインの時間です。いつも優しくて素敵なジ支配人のジョンさんが、英国産のヒラメ、Dover Soleテーブルで取り分けてくれました♪

外側のカリッと具合や香ばしい風味と、肉質がしっかりしつつもふわっとした白身の調理具合が絶妙なり。

オリーブオイルやハーブを加えたソースで、カリッとした衣がしなっとしたところが・・・・・・たまりません。

実は4人で食べていたので、かなりのボリュームでした、こちらはフォアグラとマデイラソースの1品。リッチでホクホクとした秋冬の味。

そしていよいよ。本日の主役とも言えるメインのトリ。ビーフ・ウェリントン!! この出来映えには参りました。

ものすごくいい牛肉を使って、パイ皮に包んで、外はサクサクのパイ皮、中はこのミディアムレアな焼き具合。秘密は肉を冷やして温度差を付けることで、この見事な結果が生まれるそうです。開けてみないと分からないこのバランス。とても腕のいいシェフであることが分かりますよね! もうこれはたまらない美味しさでした。うっとり。

赤ワインを・・・・・・飲まないワケにはいかないような状況。

英国らしさが炸裂するのが、付け合わせの野菜達。

ほっくほくのジャガイモ。これはヒラメの付け合わせ。味付けの具合がまたいい。

ニンジンとサヤエンドウ。シンプルで説得力のある味わい。

感動の渦だったのが、このマッシュポテト。このクリーミーな舌触り、なかなか出せるものではありません。同席した英国育ちの女子があまりをすべてお持ち帰りしていました!

正統派だけれどもモダンに調理を進化させて、旬の野菜や肉をたっぷり使った、シンプルでホクホクとしてきて、心と体を温めてくる英国の味。

インテリアが迫力満点なので、記念日ディナー的な店と考えれてしまうけれども、ぜひもっと気軽に食べに来て欲しいと、こんなラインナップにしたのだそうです。

これ、いいです!!英国出身の夫を連れて行かなければと心に決めました。

もう見ているだけでお腹いっぱい? しかし実は夜はこれから。これまた大傑作デザートが山ほどテーブルにやってきました(笑)。

レモンタルトと、ヨーロッパのサワークリームの一種であるクレームフレーシュのシャーベット!

病みつきになる。今すぐまた食べたい。カラメル味が濃厚でたまらない、スティッキー・トフィー・プリン。ちょっと香港のスイーツ、八宝飯を思わせるモチモチぶり。アールグレイで似たナツメが載せてあって、クロテッドクリームのアイスが添えてあるのです。眼球が飛び出る美味しさ。

もうこの辺からはあまりにお腹がいっぱいで記憶が薄れています、ごめんなさい! 壮絶に美味しい英国スイーツの宴状態!

壮絶にお洒落なのに気取らなくてフレンドリー。最高の組み合わせですね!

デートにぴったりのイメージだけれども、家族や友だち同士でも来たい!と思わせる料理達。

英国に住んでいた時は、寒い冬にローストした肉や野菜を食べて体の芯から温めていたのを思い出します。香港はそれほど寒くはないですけど、それでも冬の気分にまた似合う料理です。

以前、ジェイソン・アサートンが香港に来たときに同行して、その時に香港に惚れ込んだというケイリーさん。念願叶っての香港生活をさっそく満喫しているそう。

そんなシェフのワクワク感が伝わってくる、美味しく楽しいディナーでした。あービーフウェリントンとトフィープリンが私を待っている・・・・・・。




 
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