最近セントラルにシェアオフィスを借りたので、近辺でよくランチするようになりました。
思えば2年前に行ったきりで、久々に食べに行きたいと思っていた一楽焼鵝。もう2時過ぎていた遅めのお一人様ランチを、というときに近くを通り、おお、これだ、と飛び込みました。
外にスーツケースを置きっぱなしにして中で食べている猛者たちがいます! 香港の治安への絶大なる信頼・・・・・・裏切られませんように!
どうだー!とばかりぶら下がるローストグース様と、赤々と輝くミシュランのマーク。すっかり★の常連になってますね。
14時過ぎていてもこの込み方。あれ?ずいぶんお店の雰囲気が変わって、きれいになっているし、前みたいに荒っぽくない??? ミシュランの星がついて方向性が変わったのでしょうか。写真付きや英語のメニューもできて、敷居がちょっと低くなった?
前に入ったときは、ランチのピークアワーの鉄火場に、派手に足を踏み入れたので、ちょっときつかった覚えがあります。時間をずらしたからだけじゃなく、お店の人にも何となく外国人慣れした雰囲気がしています。
この日はローストグースをライスヌードルを載せた燒鵝瀨粉を頼みました! これ、もも肉付きだとがーんと値段が上がって、ちょっと前は88ドルだったのが、今は100ドルを超えるとか。この日は予想外の値上がりに勢いをそがれて、ついついもも肉なしタイプにしちゃいまいした。
うう、つまんない店で100ドル以上のランチとかよく頼んじゃうのに、この値上がり感に焦って、ついけちってしまいました。次回は絶対こちらを食べるぞ。
あーでも、グースをいざ噛みしめたときに、パリッとした皮を歯が突き抜け、皮の裏の脂身がじわじわっと染みてくるのを感じながら、さらにぐぐぐっと肉に歯を食い込ませていくときの感覚と、そこから伝わる風味って、本当に病みつきになります。やっぱり香港の焼き物は最高です。
あっさりめの米粉もいいけど、やっぱりご飯の方が合うかなー、次回はご飯かなー。
ここの店のファンはとても幅広くて、中でも一流シェフが熱心に通う店として、よく名前を挙げています。愛想悪いとは言われていましたが、リトルバオのメイ・チョウさんのインタビューを読んでいたら、彼女も随分毎日のように熱心に通って、やっとおばさんと話ができるようになったと書いてあって驚きました! 彼女でもそうなら、そりゃー多少邪険にされても仕方ありません!
そう言えば「足は2本しかないのに、みんなもも肉食べたがるから困るのよ」っておばさんが怒ってたという話を、他の香港人ライターさんから訊いたような。
緑がないと辛い私はやっぱり油菜も注文。幸せなり。
あちこちの店に行くのもいいけど、定点観測でいろいろなもの食べてみるのも楽しいなあ、と新たな中環ライフの楽しみができました。