日本でペニンシュラ香港というとまず頭に浮かぶのは、アフタヌーンティーでしょうか、スプリングムーンの飲茶でしょうか。
香港に行ったら必ずこちらのSPAへというのもよく聞きます。
スイス料理のチェサや最上階のFelixなど、質の高い素敵な店がたくさんあるわけですが、特にあのクラシックなロビーの雰囲気が好きでアフタヌーンティーをよく利用するという方なら、気に入ることが確実なのがフレンチレストランのGaddi’s。
今年7月に、新シェフのXavier Boyerさんの就任記念に香港のメディアのランチパーティがあります、と招待していただきました <3
専用エレベーターで地上階から1階分昇るとき・・・・・・中に飾られている開業当時の尖沙咀の風景の写真を眺めながら、悠久の時が流れます(笑、本当にゆっくりなんですよ、これは必ず体験して欲しい!)。
家具もカーペットもシャンデリアも、エレガントで落ち着きつつ、居心地のいい雰囲気。壇上でお話されているのは、総支配人のレイニー・チャンさん。とても有名なキャリアウーマンです。
最初はカクテルのおつまみをこんな風にブッフェスタイルで。こちらが新シェフのザビエルさん。きりっと気合いが入っています。
あれもこれもとつい・・・・・・とっても贅沢な、おつまみです。
フリーランスな私は、こういう席に行くと、いろいろな雑誌名がその時々で肩書きにつけられるのですが、今回はマダムフィガロにしていただいていました♪ (時には書いたことのない雑誌のタイトルがついていたことも)紫のデコレーションがたまりません!
新シェフのザビエルさんのセンス!! フランス出身で世界中のロブションで活躍してきたそう。アーティスティックで繊細なプレゼンテーションと、北海道のウニ、スペインのムール貝などのフレッシュな美味しさが冴えています!
とても印象的だったのがこの料理「Pen Egg」。どっさりキャビアに編笠茸のピューレが飾られて、スクランブルエッグの上にフリーレンジのゆで卵・・・・・・と呼ぶにはあまりにエレガントな卵様が鎮座しています。
このものすごく美味しかったビーフは、オーストラリアのレンジャー・バレー産の、その名も「Black Market Beef」。最高級のブラック・アンガスで、無いときはない、たまたまできた時だけ出荷するという、知る人ぞ知るビーフなのだとか。そして黒トリュフの濃いソース、パルメザンとコンテチーズのソースというリッチで食欲倍増するものたちが添えられてるのです!
そしてこの後、液体窒素を使って目の前で作り上げるアイスクリームが登場。
色合いが何とも詩的なデザート! 長ネギみたいに見えるのがリンゴだったりして、面白いプレゼンテーションです。バニラムースや野いちごのシャーベットなどもう、言うことありません。
プティフールまでがこの美しさ。抹茶エクレアも味わい深かったです♪
最後に各テーブルを回っていたシェフをパチリ! 毅然としたムードを漂わせつつ、あんな華やかでポエティックな美味しいものたちを次々と繰り出すんですね。本当にシェフってすごい仕事です!
ひたすらエレガントで素晴らしいランチタイムでした <3
カラースキームも最高(笑)ツボを押さえられましたっ!!
アフタヌーンティーの一歩先の体験として、クラシックの極みのガディスのランチやディナー、ぜひお試しください♪