さあ、いよいよTaste of Hong Kong 2017体験記も佳境に!!
本日は、福岡からやってきた恵比寿牡蠣をご紹介します♪
後から自分が撮った写真を見返してみたら、なぜか恵比寿牡蠣の料理の写真だけ1枚もない! 会期中、恵比寿牡蠣はたくさん食べたのに。
そうか、いつも殻から外してくれたのを、その場で食べていたからだ!(←役得5、自慢? やな感じ、笑)、と気がつきました!
こんな感じですw きょ、巨大な貝柱に目が釘付け!
ということで、とりあえずタトラーのビデオをご覧下さい♪
今回の料理は、ビーツと梅を使って、これまた爽やかに仕上げられています。
この恵比寿牡蠣は、すでにAmberで2年以上使われていて、お馴染みの一品になっています。でも、こんなストーリーがあったとは、なかなかレストランでもじっくりは説明できないですから、貴重な機会ですよね。
これはTV局の取材が入っていたときですね! 来場者の皆さんからもどんどん質問が来ます。
毎回ワークショップの終わりに、岡さんがその場で殻から牡蠣を外す技を披露。上の貝を外したときは、まだ牡蠣の心臓が動いているというのを皆さんにお見せしました。
神々しく並べられた恵比寿牡蠣! その奥には玄界灘で一緒に育ったわかめも!
恵比寿牡蠣のワークショップでは、いろいろなことをまた学びました!
-この牡蠣が育つ玄界灘は、プランクトンなどの栄養が豊富な代わりに、波も高い厳しい環境でもある。そのため、106本の孟宗竹を組み合わせて作った筏の各コーナーから150KGの錨を海底に打ち込んでいる!
-筏からつるしたロープに一定間隔につながれて、どんどん育っていきます。
-ある程度育ったら、今度は一粒ずつ籠に入れて、さらに大きく!
-牡蠣1粒で、1日300リットルの海水を浄化するという、海と自然には欠かせない存在なのです。
-時々、殻の付着物を除去する他、出荷前には、オゾンや紫外線を使った殺菌を施した後、特別な海水を入れた水槽で24時間以上入れて、不純物すべてをはき出させます。
毎回、来場者の方の目が輝くので、訳すのが嬉しかった一節がこれ。
「牡蠣の餌は人間が与えるのではありません。海が与えてくれるのです。すなわち牡蠣の味は、博多の海の味、海からの贈り物なのです」
素敵な言葉ですよね!
養殖と言われると、とても人工的で機械的なイメージを持っていたのが、今回このお話を聞いて、自然をサポートする形で手を貸す、こんな養殖の仕方があるんだ!と初めて知りました。
そんなこんなで、4日間のワークショップは大成功! リチャードさんからもこんな嬉しいお言葉が!
私にとっては、通訳して話すより、文章を書く方がずっと楽ですけれども、何かに深い情熱を抱いている方たちの言葉を、自分が媒体となって、他の方に伝えて喜んでもらう、という実は普段と同じことを、違う形でやっているんだなーと途中で分かってきた貴重な体験でした。