伝説のスクリュー・ドライバー@ペニンシュラ香港 The Bar

昨日、ペニンシュラで撮った写真があるかな~と古いフォルダーを見ていたら、2年ほど前の、こんな写真が出て来ました!

ザ・バーの伝説のカクテル、スクリュー・ドライバーです。この時は、雑誌の記事のために、これをテイスティングさせてもらいに立ち寄りました。実はこの時、まだ3時頃で外は明るかったのですが、ザ・バーに足を踏み入れたら完全に時間の概念が飛びました。

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何が伝説かというと、1950年代に映画撮影のために香港に滞在していた大スター、クラーク・ゲーブルが、灼熱の夏の撮影の後にバーを訪れて、「スクリュー・ドライバーちょうだい」と注文したことが、そもそもの始まり。

注文を受けたバーテンダー、ジミー・チョンさんは「スクリュー・ドライバー???」と大混乱。ここで本当に工具のドライバーを持って来てクラーク・ゲーブルに渡したとか、持ってくるように手配していたところをクラーク・ゲーブルが聞いていたとか、いくつかのバージョンを聞いたことがありますが。

とにかく「そうじゃなくて」と気付いたクラーク・ゲーブル、なんとバーカウンターに入っていって、手取り足取り作り方をジミーさんに作り方を教えてあげたとか。よっぽどこれが飲みたかったのか!? でもそんな逸話から、気取らない兄貴な雰囲気が漂って来ますよね。

クラーク・ゲーブルといえば『風とともに去りぬ』のレット・バトラーが有名ですが、私は『或る夜の出来事』というコメディ映画を昔名画座で見て、すごく可愛くて面白い&クラーク・ゲーブルがあまりに男前で!!! 惚れました(注:もちろん同時代ではありませんよ、念のため、笑)。久々にまた見て見たくなりました~

ちなみに、この時香港で撮っていた映画は『一攫千金を夢見る男』というのだそうで、映画サイトを見たら、何だかコテコテそうで、ものすごーく面白そうだし、その頃の香港の様子が見られそう!→ 例えばこんな。

なんとなく今の俳優さんだと、ジョージ・クルーニー的な大人の男、男が惚れる男的なキャラの印象があります。

さて肝心のスクリュー・ドライバー。贅沢に絞られた数個分のフレッシュオレンジジュースと、最高の水を使って丁寧に作られた氷にウォッカのカクテルです。飲んだ途端にスカーッと目が覚めるような爽やかさが広がり、真夏の長時間にわたる屋外撮影のあと、どんなにこれが美味しかったんだろうと想像できます。

そうそう、私が行った時には、普通のメニューに入っていなくて、「スクリュー・ドライバーある?」と聞くと出してくれた気がします。

こんな説明用のメニュ-もありました!

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このジョニーさん、今も現役のシニアバーテンダーなのだそうです! 一度彼の作るスクリュー・ドライバーを飲んでみたいものです。

ちょっとしたコーナーも絵になります。外界から遮断されて落ち着きたいような時にも完璧な空間です。

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ちなみに、一緒に付いてきたおつまみが美味しすぎて、バクバク食べ尽くしていたら、おかわりを持って来てくれまして、かなり恥ずかしかったかも(←お一人様だったのに)

美味しく爽やかに伝説の味を堪能しながらも、外はまだ明るいし、私は顔が真っ赤で千鳥足。なんて辛いお仕事なんでしょう(._’☆\ バキ

こんなアートがここにあったんだと、酔っ払いの目にはいつもは見えないものが見えました♪

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