先日は本当に久しぶりに尖沙咀のランガムホテルでお仕事。唐閣でご飯を食べるのも、6年ぶりかもしれません!
唐閣を取材したときのシェフは今、ダドルスにいらっしゃって、そちらにには何度も取材や食事でお邪魔していたのですが。
いいお店があり過ぎる香港、気がつくとしばらく行っていない/まだ行っていない名店がまだまだあるのです。
ということで、この日は日本からのメディアの皆様と会食♪ こういう機会があると、舌は肥えているけれども、広東料理はそれほど食べていない方や、久しぶりに食べるという方の意見が聞けるので、とても楽しく勉強になります。
さあ最初に運ばれてきたのが自家製XO醤。お茶は鉄観音だったかな? 貝柱たっぷりのXO醤、あまりの美味しさに場内騒然(笑)。
夜だけど点心盛り合わせが出て来ました!どれも繊細で美味しい! 焼売だけでも、金華ハムとクワイ、きのこ、豚肉、海老が入っていて、どれも肉厚でプリプリです。春巻きは鶏肉の細切り、皮が透明な蒸し餃子は干し海老、ヤム芋、ピーナッツ、葱、豚肉入り!!ワインと点心、よく合うんです。
お次はこれもプリプリの海老を蟹の卵と一緒に炒めた金銭鮮蝦球という料理。ボールみたいに丸くなるから蝦球なんですね。そしてサイドにある謎のUFOのような物体は、蟹の脂肪と蟹肉を一緒に揚げたものなんですって。これがもう妙に美味しくて。円卓の各所から「UFO美味しい!」との声が上がっていました。
ダドルスでは何度もいただいていた、和牛のわさび炒め。元々唐閣の名物料理だったんですね。名前だけ聞くと和食か?と思ってしまうかもしれませんが、わさびの風味はほんとうに薄らアクセントになっているくらいなのがとても良くて、しっかりした広東料理なのです。
海外だと最近「オーストラリア和牛」とか「韓国和牛」とかいう言葉がよく使われて、ものすごーく日本から来て聞くと違和感があるんですよね。「これは日本の和牛です」と説明を受けて、「それは頭痛が痛いってやつじゃないか」と物議を醸し出しました(笑)。私も最近はもう慣れてオーストラリア和牛と言われても流しますが、初めて聞いた5年ほど前には「Wagyu のWaって日本って意味なんだから、それ変だよ」と説明してくれたシェフに詰め寄ったことがありましたっけ・・・・・・(遠い目)。シェフの「面倒臭いやつにつかまっちまった」という表情が忘れられない(笑)。
スープのような揚げ出し豆腐のような美味しいお料理!
とっても盛り上がった一品。蟹の入れ物に入った料理はよく食べましたが、ここの器はゴージャスさが格別。シーフードドリア風なものの、もうご飯よりも蟹肉が印象に残るほど、どっさり入っていて・・・・・・美味!!!
こちらも別腹機能を余裕で発動させてくれたデザート。何となく楊枝甘露のグアバ版+白ワインをたっぷり使った、爽やかな大人味! 今まで食べたデザートの中でもトップランクの美味しさでした。
最後はお馴染み香港名物エッグタルト♪ 小さめでサクサクでしっかり美味しく大満足。
この日はもう、どれだけ食べるんだというぐらい試食が続いたのに、気がつけばほとんど完食していた私。正統派の中に、モダンさも嫌み無く混ざった名店ならではの味でした!食通な皆様も納得のディナー! ごちそうさまでした~