政治的な状況がどうあれ、お腹は空くし、この季節だけの上海蟹はやっぱり食べておかなくちゃ、ということで、今年初の上海蟹、食べてきました。
とはいえ、この日はたまたま友だちが選んでくれたお店で「そういえばそろそろ上海蟹出てるかもね」というノリでした。上海蟹絶対食べてやる!と気合いを入れずにレストランに行っても、そういえば上海蟹、で食べられるこの余裕・・・・・・これが香港在住の醍醐味でしょうか!(笑)
有名だけれども今まで来たことのなかった滬江飯店。尖沙咀のiSquareの前にあって便利な立地です。
今日はおしゃべりで忙しいことが予想されたので(笑)、「この蟹づくしセットにしよう」というお友達の鶴の一声にすぐ同意。
一品目はこのスープ。蟹肉、蟹味噌、ふかひれのスープです。濃厚でよろしい♪
これから料理するのはこの蟹ですよ、とまずはお披露目。
ゆであがった蟹の解体、主なところは手早くやってくれます。これってやっぱりとてもありがたい。
解体後のお姿。鉄壁の香港人のお宅で巨大なのをいただいたことがありますが、私としてはこれくらいのサイズがほどよくて正直ちょうどいい。蟹味噌が美味~。肉もやわらかくて香りもよかったです。
はい、みんな大好き小龍包の蟹味噌入りバージョン。皮もきちんと作られていて美味しかったです。このときには後ろにちらっと写っている生姜ドリンクが運ばれてきました。蟹は体を冷やすから、体を温める生姜と組ませるというセオリーがあり、ちゃんとセットには途中で組み込まれているところが、さすがです。
今回のコース、どれもちゃんとして美味しかったのですが、これが一番好きだったかも! 蟹味噌と餅米の蒸しご飯!! これは今すぐにでもまた食べたいお味。そしてシャキシャキの豆苗炒めがもう最高に合いました。それから、上海風の黒酢ってやっぱり美味しいよね、と同席の友人たちとうなずき合い、何にでもどさどさかけてしまう私たち。
そして最後は白玉の生姜スープ! 蟹の後には基本ですね。
このセットが468香港ドル。満足感がとてもあったし、基本のものがちゃんと美味しいのっていいですね。蟹尽くしだけどそれなりにバラエティもあって飽きませんでした。すべてがこなれていて量もほどよい。ということでお勧めです。
それにしても久しぶりに食べた上海料理・・・・・・密かに広東料理よりもさらに好きかもしれない自分の心に戸惑う私(笑)
杭州酒家にもシーズン中に行きたいな~