この1年ほど、香港ではハイブランド×高級ホテルやレストランのコラボによる期間限定アフタヌーンティが花盛り!
アフタヌーンティと言われるだけで女子魂に火がついてしまう私としては、それらしき予告を聞くと仕事でもプライベートでも馳せ参じてしまうわけでして、昨年はジミー・チュウ×ランドマーク・マンダリン、ダミアーニ×リッツ・カールトン、Lanvin×Sevvaなどのコラボレーションを取材しました。
我ながら去年は何回アフタヌーンティに行っただろうか、と数え切れない中で、これはもうまったく別次元のアフタヌーンティに先日お招きいただきました!
仕掛け人はリッツカールトンとハイジュエリーのGraff Diamonds。その名も「トランク・ティー」と呼ばれるスタイルで、「世界で一番FabulousなHigh Tea」なのだとか。
「トランク・ティーって、素敵なトランクをテーブルにしたアフタヌーンティかしら」などと、場違いに貧困な発想しか抱かず(ミカン箱で勉強する受験生じゃないんだからってw)、いつもゴージャスなリッツカールトンの中でもゴージャス度最大級のリッツカールトン・スイートへ。
これは以前に天気の良い日に見学させてもらった時の、リッツカールトン・スイートからの景色! IFCが、あんなに小さく見えていいのでしょうか!? リッツカールトン・スイート以外には、クラブラウンジのライブラリーを使用する場合もあるそうです。
ランタオ島も遠くに見えます。雄大なる景色!
さて、お部屋に入って、すぐに「トランク・ティーの謎」は解けました。これです。
このアフタヌーンティのためにパリで特注されたというトランクが、存在感たっぷりに私たちを待っていました! そしていよいよトランクを開けると!!!
(注:バトラーのお兄さんは中から出て来たのではありません)
トランクの中は、数え切れないほどのジュエリーとスイーツの饗宴!
これがトランクのカバー部分に並べられたスイーツの一部。左がバニラ・パンナコッタと燕の巣、金箔入りの「スノーホワイト(白雪姫)」、右が生チョコにダイヤモンドのようなヘーゼルナッツのヌガーや金箔があしらわれた「アイスゴールド」。
リッツカールトンの総シェフのピーター・フェンドさんは、分子ガストロノミーなど最新技術をどんどん使って、見た目に華やかで食べると正統的な味、というのを得意にされている方(前回のダミアーニなんてまさにそれ)。名前もひとひねりしていていいですね~。
しかし、トランクの主役は何と言ってもハイジュエリー!
スイーツと一緒にディスプレイされているジュエリー以外にも、引き出しを開けると、
ゴージャスな方達が!
貴石で飾られたハイジュエリー、たとえばリング1つが2億円以上の価値があるそうです!!
トランクと言うよりは、これは宝箱ですね♪
いわゆるアフタヌーンティとはまったく異なり、マダムな方がゆったりとトランクに飾られた宝石を試しながら、お喋りとゴージャスなアフタヌーンティを専任バトラーにサーブされつつ楽しむ・・・・・・というのがコンセプトだったのです!
ですので、実はお値段も2人で10,880香港ドル(約14万8000円)というFabulousなもの!
そして予約が殺到中なのだとか!Fabulous!
さて、いよいよアフタヌーンティのテイスティングです。
ダイニングテーブルできちんとサーブしていただけます。
まずは塩味の効いたセイボリー3点。軽食とかスナックとか呼んだりしますが、前菜という雰囲気ですね。左が「キャビア・スモークサーモン・ローズ」、右がフォアグラのムースを林檎のグレーズで包み、黒トリュフペーストで飾った「フォアグラ・アップル」、奥がレモン味の爽やかなのジェルとクラストを使った「アラスカクラブのミルフィーユ」。
シャンパンと一緒にいただいて、しばし至福のひととき。
さて、スイーツが揃いました!
チョコレートの蝶が載っているのはチョコマロングラッセ。 手前の白いのが2002年のヴィンテージのドンペリを使ったジュレと日本産レッドベリー! 日本産=Fabulousとしていただけるのは嬉しい!
緑のドーム風は生チョコの抹茶ケーキで頂上に大きなサファイアのような砂糖細工が! 奥の赤いスイーツが、タヒチアン・バニラ・フィナンシェ。
これらのメニューは、グラフの「Delaire Sunrise」と「The Graff Pink」という代表的なダイヤモンドからインスピレーションを受けてデザインされているそうで、発色の美しさと、口に入れたときに食材の美味しさがスコーンと広がる感じがさすがです。
ということで、これはもうとてつもなくFabulousなアフタヌーンティを体験させていただきました♪