実は私は、あんまりそういう風に見えないみたいですけど、ロックファンです。もともと英語を勉強しようと思ったのも、ロックが好きで、歌詞を理解したかったから。ということで、子供たちには「ビートルズがいなかったら、私は英語をちゃんと勉強していなかった→お父さんには会わなかった→君たちも生まれなかった、ということで、ビートルズに感謝しなさい♪」と言い聞かせたりもしていました(笑)
Queenは、兄の影響で、私自身はほんのオチビでしたがオペラ座の夜までよく聞いてました~『華麗なるレース』の「バーイシコー♪ バーイシコー♪」というのにどうもなじめなくて、その後ゆるーく聞いている感じになりましたが(早まりましたね)、ワン&オンリーな華麗でエネルギッシュなサウンド・・・・・・好みそのものです。
そしてアダム・ランバート。何を隠そうアメリカン・アイドルにかなり一時期ハマっていたので、彼は登場した瞬間から目を付けていて。今みると、とっても荒削りですけど、ローリング・ストーンズのSatisfactionを歌ったときの過剰でクレイジーな感じ・・・・・・完全に惚れました(笑)。
ちなみにアイドル中の彼のパフォ最高傑作はこれです。完全にオーディション番組のレベルじゃなくなってます。自分のバンドのボーカルをリクルート中のSlashがアダムの噂を聞きつけて、チェックを入れるためにゲスト出演に快諾したという回でした。
香港で2回コンサート行ったし、毎日動向をチェックするほどファンだったんですけど、この2年、クイーンでもソロでも日本やら韓国やらに来ていたのに、まさかの香港素通りが続き、トラウマになりましてw、ニュースを見るのが辛くなって、シャットアウトしてしまい・・・・・・すっかり最近ご無沙汰していました。
が。しかし。来たじゃないですか!香港に!!!!クイーン自体も意外なことに全盛期にも香港に来たことがなかったというのでびっくり。
前置きが長くなりました。とにかく行ってきました、2016年9月28日Asia Expo!!!
かなり前でしょ。奮発していちばん高いチケット買いましたよ!!香港が発表になるまえは、日本まで見に行こうかと思い詰めていたし、もう一生に一度かもと思うと(また見たいけど!)!
やったー始まった-!!そう、いつも言いますが、香港は携帯での撮影はまったく問題ないんです。前は一眼レフでも大丈夫なことがあったけど、最近はセキュリティチェックで預けさせられるようになりましたね、笑。
アダム190cmぐらい背があって、さらにプラットフォームシューズで15cmぐらいプラスされているから巨人です。ステージ映えしますよね。
凄いミュージシャンが、凄い曲を、凄いテクとハートで、凄い完成度で演奏して、凄い舞台装置で、観客も凄い盛り上がりで・・・・・・と凄い100連発もたやすい、とにかく凄いコンサートでした。恍惚。幸せ。ここに戻りたい。
ブライアン。1947年生まれ。69歳! 何歳になっても素敵な人は素敵です♪神々しい。美しい。素晴らしい。白アフロ最高。かっこ爺。
アダム。超絶の歌声。これだけ才能ある人なかなか出てこないでしょう。今ももちろん活躍していますけど、70年代に生まれていたらもっともっと実力が生かされたような気もしてしまいます。
参考までに(笑)アダムとクイーンの関わりの歴史のおさらい。
だいたいオーディションでボヘミアン・ラプソディを歌ったのは有名ですが、このビデオでポーラの体の動きが、曲に合ってないのは・・・・・・実はもう一曲歌った、マイケル・ジャクソンのRock With Youに合わせて踊っているところのビデオを編集しているからなのです(豆知識)。
そして準優勝で終わったファイナルの日。サプライズでクイーンが登場!
なんとなくアダムが歌い出したらブライアンの目がキラリと光ったような気がしたんですけど、後から見直すと私の妄想だったかも。でもブライアンとロジャー、2人ともこのときアダムの生声に感心していました(ブライアンと仲良しのミートローフが、この頃、アダムの追っかけ状態になっていて大騒ぎしてましたっけ)
そしてついに初共演をしたのが!!MTV Europe Music Awards 2011!
サプライズではあったけれども、クイーンと一緒に出るらしいという情報は出ていたので、見てましたよー感動! 実力の割にデビュー後、紆余曲折しちゃっていたので、新たに実力を世間に見せつけてくれて、お母さんは嬉しい状態でした(笑)。
そして本格ツアーがその後企画され、今に至るわけですが。香港でソロのコンサートの時より、クイーンに鍛えられて、ますます喉が強くなったような気がします!
クイーンと組みようになってから、私にとって1つ痛いのが・・・・・・ブライアン&ロジャーとの相性が良すぎて、ソロのときのバンドが物足りなく聞こえてしまうこと。あと、これは昔から言われてるんですけど、アダム本人はダンス系の音楽が好きで、私のようにクラシックロックっぽい曲を歌ってくれる方が嬉しいというファンもいまして(声が生きるし)、クイーンの方がソロよりなじめてしまうようになってしまったという・・・・・・ごめんね、アダム♪ちゃんとソロも聴きます。
ロジャー。究極の美貌でしたよねー。今もかっこいいじいさんですが。歌うと声が意外と野太くてびっくり、だったのが、今は声と見た目がマッチするようになりました(笑)。
Killer Queenはかなりクライマックスだったよな。この歌をこれだけ歌いこなせて自分のものにできる歌手はなかなかいないでしょう。
Show Must Go OnとWho Want Live Foreverは、アダムの美声と表現力がまた生きるバラードですねえ、涙。
この日は天国から2人のゲストが。
フレディ!!!!!!遠くから見ると本当にそこにいて歌っているみたいで、彼の映像に合わせてコンサートって出来るんじゃないかと思ってしまいました。フレディが生きている間に一度でいいから見たかったなー。あの声がふと耳に入ってくると、鳥肌でした。合掌。
そしてこちらはUnderpressureのときに、写真だけでデビッド・ボウイ登場。ロジャーとアダムのペアで歌います。実はデビッド・ボウイはアダムのアイドルなんですよね。いろいろな憧れの人に会えたり共演したりしているアダムですが、ボウイには会えたのかどうかが謎です。
アメリカン・アイドル前の下積み時代にボウイのTシャツ着てクラブで歌っているビデオとかあります。ちなみにこのビデオシリーズ、すごく好きです。こんな人が芽が出なくて埋もれてたってどういうこと?というのもびっくり。
思い出話はこの辺にして(笑)
ROCK GODS!!!!!!! かっこよすぎる。
この2人のケミストリー。歌声とギターの音色。絶対何かあります。
天文物理学博士様のブライアンらしく、遙かなる宇宙でのギターソロもw。
かなり高いところまで台が上がるので、落っこちないでね、と心配でした。それにしても神々しい。
これはもうアンコールだったかな。We Are the Champions…最高すぎました。
ああ。そしてどんな楽しく美しい夢にも終わりがあるのです。すごかった!ここにいられて幸せでした。
Bye bye!! Thank you!! I love you!!
後日談。先日バンコク出張をしたときに、ずっと行きたかったGagganに食事に行きました。その後シェフとインスタグラムでつながって、私がこのコンサートの写真をアップしていたら、「昨日の夜、来たよ!」って!!!バンコク公演のときですね。うわ、ほんの数日ずれていたら、出くわしちゃったかもしれないと思うと・・・・・・でもそんな近くにいられたら食べ物が喉を通らなくなりそうだったので、すれ違ってよかったのかも・・・・・・。
心配な後日談は、アジア公演が終わった後、ブライアンの体調がよくないそうなんです。世界の、太陽系の、銀河系の、全宇宙の至宝ですから、くれぐれもお大事に。ああ、一生に一度かもなんて行ったけど、またコンサートに行けたら嬉しいなあ・・・・・・