NOBUで青森の美味を取り入れた美食メニュー体験

海外にいると、日本人だから日本のことは何でも知ってるでしょ、という扱いを受けて冷や汗をかくことがしばしば。東京で生まれ育ってあまり国内旅行をしていなかったから、恥ずかしいほど知らないことばかり。




逆に香港に来てから、日本がいかに広くて、地方ごとに特色のある素晴らしい食材の宝庫であることが、実感できるようになりました。

そんなことを考えさせられる機会の一つが、さまざまなレストランでのプロモーション企画。

実はインターコンチネンタル香港では、今年の1月から、2ヶ月単位で、沖縄、九州、京都、神戸、と日本各地の食材を中心にした「NOBU GOURMET TOUR OF JAPAN 2017」という企画をやっていまして、9月と10月は青森! 先日その特別メニューを体験してきました。

ここで私には一つ障壁が・・・・・・なんと青森名物のりんごにアレルギーがありまして(涙)りんご抜きというちょっと情けないお願いをすることになってしまいした。

ちなみにこの日のメニューは、特別にディナーメニューをランチタイムにいただきました!

いやー一品ずつが美しくて美味しくて。格別!

最初にいただいたのがこれ! 左が、蒸したアワビがシジミのゼリーに包まれて、そこにウニを載せています。右側は、しめ鯖、そして一番右にあるのが菊のマリネ。ちょっと酸っぱくて爽やかな菊の美味しさに驚き。菊っていうと飾りに使う花というイメージでした。東北ではよくこうやって食べるのだそうです。

次は私の大好きなあん肝+イカ刺し+酒粕ソースになんと青森名物の南部煎餅、あぶりホタテ+フォアグラ味噌が上段。まーとにかくしっくりくる、はっとする、味のコンビネーションの確かさと食材の良さが混ざり合い、幸せ一杯。下は、本来ならトロとリンゴソースだったのですが、私のは牛肉+トリュフソースに変えてくれていました。

ちなみにこの文句なく素晴らしい料理の数々、作っているのは総料理長のショーン・メルさん!基礎がしっかりしているからもう、とにかく舌鼓打ちっ放しでした。

そしてそして。NOBU名物の鱈には、なんと青森名物の黒ニンニクとの組み合わせ。これはデリシャス(笑)。青森の黒ニンニクは香港のシェフにも大人気で、広東料理やフレンチなどで、使っている人がいましたっけ。添えられているものすべてが斬新でほれぼれしました。

バターで煮たロブスター、リンゴとハラペーニョソースという組み合わせ(私のはリンゴ抜きでした)。バターで加わったマイルドさと辛さがいいコンビネーション。




そしてお次はなんと十和田バラ焼き・・・・・と言いながら元ネタを知らないのです、私。こちらにはリンゴも使って味付けがされています。すごく庶民的な食べ物なので、このゴージャス版を見たら青森の人は目を丸くするかも、と聞きました! 

ちなみに私はリンゴ抜き(後々思えば、こんなに煮込まれているなら食べても大丈夫だったかも)なので、中身が違いました。ご飯に載せて食べたら食べ過ぎてしまいそうな味!

一つだけ材料を抜くのではなく、味のバランスを考えて新たなメニューを作ってくれるところがさすがです。

そしてそして。見事なお寿司もやってきました! NOBUでは寿司専任の料理長がいて、香港では荒木料理長が担当しています。ぼたん海老がもう甘くて美味しいったら。

こちらはゴージャスな海鮮ラーメン。見てください、あの巨大ホタテ貝!もはやラーメンの域を超えた麺料理ということです。

デザート、私は別のを食べたものの、せっかくだからこちらのリンゴスペシャルを見てください。リンゴのムースにフィナンシェのスポンジ、メープルアイスクリーム。ああ、私も食べたかった(涙)

ディナーは8コース(1488香港ドル)、ランチは6コース(658香港ドル)。こちらの写真はディナーコースです。

青森プロモーションは10月22日まで! ひと味違う食材や、その土地の名物料理を取り込むという縛りがあると、また面白い料理が生まれてくるようです。

青森の美味しいもの尽くし・・・・・・幸せでした!




 

コメントを残す

Top