Four Hands、つまりシェフ二人の腕が2本ずつだから、計4本という、コラボディナーの総称です。
アジアトップ50やワールドトップ50など、さまざまな食のイベントでシェフ同士が出会う機会も増えているせいでしょうか、香港ではさまざまなゲストシェフを招いてのフォーハンズがとても盛ん。
常連客にとっても新鮮なだけでなく、シェフ本人や若いシェフ、現場で働くスタッフたちにとっても、この交流がすばらしい体験になるというのが、いちばんの魅力なのだそうです。
今回紹介したのは、Taste of Hong Kongですっかりお世話になった元ボス(笑)のリチャード・エッケバスさんと、シドニーのレストラン、SEPIAのマーティン・ベンさんの腕4本!
香港のAmberとシドニーのSepiaの華麗な競演
マーティンさんは、元々はシドニーのTetsuya’s で料理長をされていた方。繊細で美しい料理にはほれぼれとさせられる一方、その裏に、驚くほどの調理の技が秘められている、とリチャードさんが感心していました。
実はこの取材をした翌日に、久し振りに口利福のジュエットさんにインタビューをしていたら、Tetsuya’sに昔いた、っていう話になり・・・・・・なんとマーティンさんが料理長をしていたときにTetsuya’sで一緒に働いていて、ジュエットさんを採用したのが、マーティンさんの奥さんで、Tetsuya’sにも勤めていて、今はSEPIAを切り盛りしているビッキーさんだったのだとか。
世間の狭さにびっくり! その後、ビッキーさんにそのことを伝えたら彼女もびっくりしていました。
こちらがマーティンさんの見事なイカ料理。包丁技が冴えています!!!
恵比寿牡蠣が出てくるとやっぱり嬉しくなってしまいました♪ こちらはもちろんリチャードさんの料理。
二人の料理、それぞれ個性は違うけれども、とてもテイストが合っていて、ハーモニーが抜群のフォーハンズだったようです。
私が食べた4品のなかで一番気に入ったのが、この鳩料理。下のミョウガのあしらいに感動しました。
左がリチャードさん、右がマーティンさん。とても楽しく取材させていただきました♪