今だから振り返るTaste of Hong Kong 2017シリーズ!
今回Amberのワークショップで通訳&進行役をお手伝いして、それぞれの食材のことを学ぶと、もうどれもすごい話ばかりで。すっかり情が移ってしまいました。
3つめの料理は、鰆と日向夏!
今回の役得3:「美也子、お腹空いてる?何か食べたい?」「鰆!!!」「オッケー、これ普段の倍量バージョンだから」「<3 <3 <3 」
正直、完全に餌付けされていましたね(笑)。
それにしても鰆を未だかつて、こんな風に食べたことはありませんでした!
さあ、まずはタトラーのビデオからご覧下さい!!
このビデオでは定置網を使ってますが、今回紹介した鰆はすべて一本づりという、これまたすごいもの。
鰆の西京漬けとか大好きだけど、そういえば今まで、鰆がどんな魚かなんて考えたことも見たこともありませんでした。
この立派なお魚です。見るからにつやつや、脂が載ってますね!!
こんな風に魚を持って回って見せてくれたりもしましたが、とにかくキズが付きやすい繊細なお魚なのだそうで、なるべく動かさないことになりました。
この福岡産の鰆について今回学んだこと。
-何がすごいって、本当に1匹ずつ釣り上げていて、キズが付かないように船にはクッションが敷いてあるというのです!
-船から竿を出して、そこに100mものひもに餌を付けて垂らし、低速で一日中動いて鰆を釣っていくのだとか。
-釣り上げたらすぐに絞めて、そして氷水の水槽に入れることで鮮度を保つのだそう。
-鰆の旬は春。そう春の魚と書いて鰆!まったくその通り。まさに旬ど真ん中だった鰆、素晴らしい味わいでした。
こちらと一緒に料理に使われたのが、宮崎県の日向夏! 柚とだいだいを合わせたものなんだとか。今まで私は食べたことが・・・なかったかもしれません!
爽やかな芳香があたりに漂います!! 柚より甘いので、そのままでも食べられるし、こちらは白い皮も一緒に食べると美味しさがさらにアップ。広東料理でポメロの白い皮を煮込んだ料理とかありますけど、それを思い出させられました。
愛情込められて育てられた野菜や果物は、宝石のようにきれいですね!
途中で、各料理50皿ずつという大量オーダーが入ったりして、キッチンも大忙し。
またまた役得4:「美也子、何食べたい?」「鰆ー!」「鰆だけでいいの?」「じゃあ、あさりも!」
少し炙った鰆に、日向夏の香りがただよい、脂の載った滑らかさはそのまま。日本の食材を使っていても、味はフレンチというのを貫くアンバーにしては本当に珍しいそうなのですが、日向夏のポン酢も味付けに使っていました。至福のひととき~
ワークショップでは、こうして日向夏のフレッシュな香りを楽しんでいただきました!
皆さん、食べるのにも聞くのにも真剣です!!!
ということで、いよいよ次回は恵比寿牡蠣!
車の中から失礼します(笑) なぜか写真撮影用に会場におかれていた白いポルシェからごきげんようw