香港で世界的に有名な香港のレストランは、もちろん多数ありますが、アジアTOP50レストランで香港トップをずっと維持しているアンバー(今年度は第4位)は、ずば抜けた存在と言えるでしょう。
過去には取材やポップアップでアンバー自体にはよく行っていたものの、普通に食事をする機会がなかなかなく・・・・・・昨日こちらでランチをする機会に恵まれました♪
過去の記事はこちらです(もっとあったような気がします、笑)
「シグネチャー5月号」にAmberを紹介&究極のアスパラガスの話!
バンコクのGaggan、Amberで夢のポップアップディナー
フィガロブログ更新:Amberの素敵な朝ご飯で気分良く1日を始めよう
※特に↓は今年の記事で、思う存分シェフのリチャードさんにインタビューさせていただいています。
久々のAmber取材! 香港スタイル「泊」にシェフインタビューも♪
というわけで、営業時間内にお客としての来店は初体験! 残念ながらリチャードさんはお留守でしたが、もう堪らない美味しさを満喫しました。
本日のランチは3コース。でもコースが始まる前にいろいろお楽しみが!
いきなり最初がこのラタトュイユ風野菜スープ。何となくお茶のお点前みたいです。
このお茶碗がはまるようになっているんですよ、このお皿。すーてーき!そしてスープはとても清らかで、胃がすっきりして、これから食べる準備万端になりました(笑←とっくになってましたけど)
アミューズブッシュは下の3種類!これまた目の保養! それぞれ、たとえばアンチョビが入っていたり、トマトが入っていたり、見た目からは想像できないほど繊細で少し不思議なんだけどまったく違和感のない味の組み合わせです。
これは香港の伝統菓子、雞蛋仔をイメージしています。外側も香ばしくてとても美味しい!
こちらはチーズたっぷり。
あまりに美しい一品。グレープフルーツらしき苦みがほどよくて。
昼なのでワインはやめてジュースにしてみたところ、こんな巨峰ジュースだったり。他にみかんやら白桃やら、日本の果物のフレッシュジュースがいろいろありました。本当に丁寧にいろいろ選んでいる感があり。
そして前菜!! アンバーのシグネチャー、Hokkaido Sea Urchinです。しかしあまりに有名になってしまって、常に革新を続けたいシェフにとっては、同じものに敢えてとどまりたくないという考えがあり(詳しくは上記の記事参照)、これも今年の5月いっぱいでメニューから外すことにしたんだとか!ということで、これをきちんと食べられる機会ができてラッキーでした。ウニにキャビアにゼリーにパンナコッタと、いずれも柔らかいけれども、それぞれ個性の異なる食感が醸し出すリッチな味と、付け合わせの海苔のおせんべいが持つパリパリ感がとってもよく合います!!
こちらも超絶品なメイン! 鳩料理なんですよ。鳩の異なる部位の異なる風味を生かしつつ、ビーツの激うまピューレや、自然な赤を生かした日本の根菜や、もう爽やかさと、まろやかさと、肉のリッチな美味しさと、いろいろな味が口の中で楽しくハーモニーを奏でてくれます。目にも鮮やか! 鳩好きな私の中でも、ここまで繊細な鳩料理は初めてです。
同席のお二人は魚でした。テーブルの横で用意してくれている鍋の中身は、一本釣りのれんこ鯛。やっぱり日本の食材への切り込み方がもう鋭いというのか!
そしてル・クルーゼかな?鍋の紺と彼のスーツやネクタイの色や、壁の色のコーディネイトがなんだかものすごく素敵です。ほんと、端正というのはこういうことを言う<3
このお魚も美味しい~!!! こちらは一本釣りのWhitingというお魚。サワラみたいな食感でした。
メインも終わって夢見心地なところで、プリデザートのチョコアイスバー♪ 何だか嬉しい。
コーヒーだって、これだけでなんて美味しそうな。コーヒーの茶色がすごく映えるスマートさ。
そして感動のにんじんデザート! にんじんのシャーベットに加えて、にんじんからサツマイモまでの間の味と食感と色のグラデーションを埋めるような、いろいろな種類の根菜をあしらって、オレンジやオリーブオイルのキャビアも加わり、何だか目の覚めるような、これは食べたことのない、ちょっと衝撃的な!?美味しさでした。
プチフールもそれぞれ丁寧な美味しさ。このシルバーの3段トレー、オープン時に購入して十万円を超えるような価格だったそうなのですが、今も現役でかっこよく古びず使われているので、やっぱりいいものを買って良かったね♪と納得の品質だとか。
気がついたら最後の一人になっていた私。
昨日はPRのジェシカとぐるなびの山森さんと♪ お店の色遣いに合わせるカメレオン体質を発揮いたしました。
昨日はリチャードさんいなかったんですが、前回取材した時の記念撮影で♪
このときもカメレオン化成功♪
取材で訪れて、違う角度で素晴らしい料理に接して、お話をじっくり聞くのはもちろん格別なんですけど、やっぱりお客として普通にテーブルでいただくこの楽しさと言ったら!!! 間違いのない美味しさと、食材や調理の冒険を見届ける楽しさと、目にまぶしいほどの美しさと、サービスの温かさと・・・・・・やっぱり挙げてると切りのない、香港から世界中に自慢したいお店です♪
香港に来たらもちろん中華料理を食べなくちゃというのは正論なんですけど、せっかくだから、ぜひ香港の勢いを体現するこういうお店も、滞在中に体験してみてください!!!!