ユニークで美味しい点心でお馴染みのヤムチャが、尖沙咀、中環、旺角に続き、銅鑼湾にもオープン。
食べにおいで~とのお誘いに、さっそく行って参りました。
場所はタイムズスクエアの向かい側のビルの中。
ランチタイムには、地球外からわざわざ駆けつけてくれたこんな方も(笑)。割引券配ってましたよ♪
旧正月3が日直後のランチタイム、大混雑していました。
今日のメニューはすべておまかせで、とっておきのものを選んでもらいました。
ヤムチャと言えば、面白い点心。中でも箸で口を開けるとカスタードがとろりと流れるエイリアンの流沙奶皇包が有名です。
銅鑼湾店オリジナルで、こちらにはピーナッツおじさん流沙があるのです。バン自体からもピーナッツの風味が漂い、ほど良い濃さでフレッシュなピーナッツクリームもたっぷり入って、またこれは美味しい! その名もピーナッツ・パパ・バン (3個49HKD)。お髭がキュートです。
あれ?奥にいるのは??
そうです、旧正月だったので期間限定点心、財神様がありました。ご機嫌な笑顔を美味しくいただきました。今年は金運アップ?(笑)
この日、もう一ついただいた期間限定点心が、美しい金魚の姿の蝦餃。これだとよく見えませんが、実は尾ひれがとても大きくて、華やかに精巧に作られていました!
今日は厨房じゃなくてオフィスで仕事する日ということだから、ということで私服姿のウィンソンさんがテーブルにジョイン。また一段と若い!
「こうやって撮れば、ぼくの顔がでっかくなって女性陣は細く見えるでしょ」って、また何て気が付くんでしょう(笑)。香港のお洒落な今どきの若者でありつつ、働き者でアイデアに溢れる点心マスター。いつもお母さんは(じゃないです、笑)感心するばかりです。
さすが冴えてる!とまたまた感心させれたのが、この新作点心、明太子腸粉(69HKD)。腸粉のふわっとして滑らかな食感を残しつつ、日本の卵焼きの要素を取り入れているという、最強の組み合わせなのです。スライスすれば明太子の綺麗な赤が見えて来て、ルックスも最強。味のアクセントも分かりやすく美味しい。この卵焼き風腸粉、これからあちこちのレストランに真似されそうなアイデアです。
そしてそして。インスタ映えの王者ヤムチャの真骨頂。腐乳入りの馬拉糕が、こんなプレゼンテーションで登場! 容器はお馴染みの老舗・廖孖記のパロディになったヤムチャのオリジナル。
気になるお味は・・・・・・素晴らしいんです。腐乳の風味があっさりしていて、癖がほとんどなく、馬拉糕らしさを崩していません。このバランス感覚があるからこそ、ユニークなアイデアが生きるんだなあと、またまた感心。ふわっふわで美味しくって、どんどん食べてしまいました。
そして本日のメインイベント! 避風塘料理です。この日は、しっかりしたシャコとマテ貝が使われていて、これは本格派! 「シャコはマッサージしてから食べると柔らかくなって殻から外しやすいよ」とウィンソンさんの指導のもとに、むしゃむしゃ。手がべとべとになっていて、写真をあまり撮っていないのが悔やまれます。
いや、これはちゃんとしています。こちらを手がけたのは、点心マスターのウィンソンさんと共にヤムチャを支える、一品料理担当シェフ、KCモクさん。
私にとってポイントが高いのが、ヤムチャ的ヘルシーな調理がされていること。実は一般的に避風塘の老舗だとMSG(化学調味料)がかなりキツいこともあり、ものすごく喉が渇いたり目が覚めたりするなど、最近ますますMSGが苦手になっている私には、このMSG控えめスタイルが助かります(ちなみに、醤油などの調味料にMSGが少し入っていることがあるので、完全にMSGフリーとは謳っていないのですが、調味料として単独でMSGを加えることはありません、とのことです)
観光に来ていて時間がないとき、ここで一気に面白い点心と避風塘料理を食べてしまえるのは便利ですね♪
そしてこんな四川風ピリ辛の茸料理もウィンソンさんのお勧めでいただきました♪ ビールに合うおつまみにもなります。
すっかりヤムチャのマスコットになっているエイリアンのオブジェも作成中!
ますます快進撃の続くヤムチャ、ただいま中国本土にも出店予定で、そちらに合わせた新作点心をウィンソンさんが考案中でした。
頼りになる店がまた一軒増えましたね!