脇屋友詞シェフと欣圖軒の劉シェフの華麗なるコラボディナーへ!





ここのところの悪天候と、締めきりの嵐と、ぶり返した風邪もどこかに吹っ飛ぶ、楽しいディナーに招待いただきました。

会場は、最近取材でたびたびお世話になっている、インターコンチネンタル香港の欣圖軒。

凄腕のミシュラン二つ星シェフながら、つい「可愛い~」と言いたくなってしまう、お肌ツルピカの劉シェフのお料理は、いつも美しく完璧だけれども堅苦しくない、食べて嬉しく幸せになる広東料理です。その劉シェフと、上海料理から発展した独創的な料理で知られる脇屋シェフがコラボ、ということで期待が高まります。今回が2回目のコラボで、気心の知れた間柄ということで、開始前からリラックスムードが漂っていました。(厨房内でも和気藹々だったとか)

実はシェフのご挨拶を聞いている時、ショットグラスに入った豆乳が回ってきました。これがクリーミーで、今まで飲んだことのないまろやかさ。脇屋シェフにうかがったところ、食材の大豆自体というよりも、製法に工夫がされていて、美味しさとまろやかさを最大限に引き出しているとか。今日もいくつかの料理でこの豆乳を使っているそうで、どんなアレンジがされているのか、ワクワクしてきました♪

さてさて、いよいよディナー開始です♪

まずは一品目! 「濃久里夢とトリュフ入り、香りの一品」。濃久里夢というのが先ほどの豆乳なのですね。ものすごく爽やかで華やかな柚の香りが漂う中(風邪が治ったので匂いが分かってよかったwww)、なめらかーな食感の蒸した豆乳をスプーンですくうと、底にはトリュフが入っていて、味と香りと食感のバランスが最高です。

DSC01272 (2)

脇屋シェフがテーブルに来てくださって、

「柚の蓋はきちんとマリネしてあるので、これ自体を食べて頂けるんですよ。そして後からこれを絞った汁をシャンパンに入れてみてくださいね」

ふむふむ! シャンパンがまたものすごくこれで美味しくなってしまって、ついつい飲めないのに進んでしまいます。蓋部分ももう目が覚めるような美味しさでした。

「で、底の方はどうなんだろう」と囓ってみたところ・・・・・・こちらはやはり食べる用ではありませんでした(汗)

今回のディナーではほぼ順番に二人のシェフの料理が楽しめるとのこと。次は劉シェフのお料理!

「子豚の皮のロースト」。普段、私は油っぽくてあまりこの料理が好きではないのですが、こんなに美味しく感じたのは初めてです。皮がほどよくカリカリで臭みがなく、一緒についていた柔らかくジューシーな肉や、シャキシャキのネギ、香り豊かなソースなど、それぞれが完璧で、2つを組み合わせたり、全部を組み合わせたり、いろいろなアレンジで1皿を味わい尽くしました♪

DSC01273 (2)

お次は脇屋シェフの一品。「蟹肉入り黒豚肉とからすみの煮込み団子」。いやはや、これがまず面白いプレゼンテーションでまずびっくり。あぶり出しの漢字はインターコンチのスタッフが書いたのだそう。「喜」という字が届いた方もいました。

DSC01276 (3)

楽マークの袋の中には、からすみを載せたお煎餅のようなものがはいっていました!そしてメインの袋を開くと・・・・・・

DSC01278 (2)

おー! 黒豚肉は包丁でたたいてミンチにしたそうで、蟹肉と合わさってふわっふわ、それに美味なスープが染みこんだ白菜が巻いてあってもう・・・・・・食べてからしばらく美味しさに身もだえしておりました(笑)ラップの底にあったスープを飲み干したい衝動にかられました。




そして次は、ザ・正統派! 劉シェフのスープです。魚の浮き袋、モレル茸、白菜のダブルボイルドスープ! すっきりピュアながら完璧に食材の味が引き出された最高のスープでした。美味しいスープを飲むと胃に降りるのと一緒に頭の方にも美味しい風が通っていくような感じがしますが、まさにこれはそのスープ。魚の浮き袋も、食べる度に全然食感が違うので面白いのですが、これはとても食べやすくほどよい歯応えでした♪

DSC01281 (2)

お次は脇屋シェフの番です! オマール海老と鶏手羽の山椒唐辛子炒め。香港で買ったという鶏の風味が素晴らしく、日本にはない味が出せて、脇屋シェフがとても楽しんで作られたとか。辛みに二段階あって、海老の方が少し辛めに仕上げられているのがまたいい感じでした。

DSC01284 (2)

こちらは本日のハイライトの1つ、北海のなまこと極上昆布のうまみ煮込み。大きな椎茸と、3日間もかけてじっくり戻したというなまこの柔らかさがたまりません! 昆布のうまみが素晴らしくて、このソースも、これだけで白いご飯でもバケットでも、がんがん食べられそうな、何でしょう、もはや東洋も西洋もないようなユニバーサルな美味しさでした。

DSC01287 (2)

お次も脇屋シェフ、渾身の一品。写真でうまく見えないのが残念なのですが、石鍋入り和牛とアスパラガスの炒め、というお料理なのですが、どことなく上海料理の東坡肉を思わせるような味付け。和牛がとてもいい具合で甘みがあるような美味しさでございました~至福。

DSC01292 (2)

そしてこれはとっても気に入ってまたすぐ食べたい、先ほどのスペシャル豆乳、濃久里夢を使った担々麺。豆乳のおかげで脂っこさを感じさせず、担々麺の肉味噌の風味もアップ。搾菜のようなものや、生姜や、いろいろな食材が刻まれて入っていました。うーん、癖になる!

DSC01294 (2)

そして最後は欣圖軒から、マンゴープリンと烏龍茶アイス! 実はドライアイスたっぷりのびっくりするようなプレゼンテーションで登場してくれました。これはもう文句のない美味しさ。使ってあるマンゴーも最高のものですねー。烏龍茶アイスというのがまた爽やかで食後にぴったり。

DSC01301 (2)

最後にこんなお菓子も出て来ました。このラック・・・・・・欲しいなあ!! お茶碗飾りたいw

DSC01306 (3)

うーん、美味しいものを食べてるときが一番幸せですね~

今日はこのようにコースディナーでしたが、これから1カ月間、アラカルトで脇屋シェフのお料理を注文できるそうです。今日食べたものは全部お勧めですね~!!あーしかし、豆乳の担々麺は、たった今出されても、すぐ完食できる自信があります(笑)

最後にちゃっかりこんな記念写真も撮らせていただきました♪ 左が、やっぱりついつい「シェフ可愛い~」といいたくなってしまう(すいません)劉シェフ、右がさすがセレブシェフだ!とってもダンディで声も素敵な脇屋シェフ!!

DSC01298 (2)

何だか美味しいものですっかりもろもろリセットできて、明日からまた頑張れそうないい気分の夜でした。ありがとうございました!!




コメントを残す

Top