お仕事報告:日経ビヨンドヘルス「ウィズコロナ時代の香港スタートアップを追う」シリーズ+謎の工業ビル萌え

連載している日経ビヨンドヘルスで、コロナ禍に対応してユニークな製品を出している香港のスタートアップ企業を3回にわたり紹介しています。



ハイテク企業ばかりなので、いつもとは勝手が違う・・・・・・と思いながら取材を始めたのですが、日頃私がいいなと感じている香港人の皆さんの仕事の速さ、効率の良さ、独立心の強さなど、スタートアップ企業をやっている人たちですから、さらに強烈に特性がもう前面に出てきていて、心洗われつつ刺激になりました。

紹介したのは以下の3社。HKTDC(香港貿易発展局)からコロナ関連の製品を出しているスタートアップ企業のリストをもらって、それぞれのウェブサイトを見て、こちらに絞りました。ただ、実際ちゃんと情報が掲載されているサイトも少なくて、かなり勘に頼って選んだのに、実際取材にうかがったら、どちらも粒揃いでとても面白くて、選んだ自分を褒めてあげたくなりました。(単にどこを選んでも素晴らしい会社が入ったリストだったのかもしれませんね!)

そして知っている方は知っていますが、私は最初に就職したのが日本アイ・ビー・エムで、なぜかシステムズエンジニアを5年やっていたし、夫も息子もバリバリ理系なので、この理系ノリに結構なじみがありまして。取材もほのぼの楽しくできました。

<ウィズコロナ時代の香港スタートアップを追う>

1)Insight Techonology 広範囲での非接触同時検温、災害対応システムを応用したInsight Robotics社

山火事探知AIシステムのエキスパートが作った誤差最小の発熱者検知システム!

もともと四川大震災の惨状から、瓦礫に埋まった生存者を救出したいと、広範囲で温度が違うスポットを発見する仕組みを作り始めたレックス・シャムさん。素晴らしいアイデアと技術があっても、なかなかビジネスとはつながらなかったところから、さまざまな応用をし始めた話がとても面白くて、ひたすら感心してしまいました。毎日世界のどこかで災害を未然に防いでいる、知られざるスーパーヒーローがいるんです。

2)Roborn MBA師弟が連携、最先端ロボティックス企業Roborn社

広大な敷地内を自分で動き回って紫外線によってコロナウィルスまで殺菌するロボット!

それ以外にも面白い製品をたくさん作っている、最先端ロボティックス企業なのです。開発の要であるマーク・マクさんは、アジアの未来を作る新世代を代表する”Generation T”というリストにも選ばれる注目株。https://generationt.asia/people/mark-mak
そしてマークさん、なんとおなじみのお掃除ロボット、ルンバの初期開発チームにいた人なんですよ。動き回るロボットからはなぜか健気さと可愛さを感じさせられていたので、それを聞いてなるほど、と納得してしまいました。

そしてそして、タイトルにもありますように、途中から颯爽と取材に参加してくださったプーン教授! MBAでの師弟というのも驚きました。




3)Titanology 発明家の現役大学生が率いるTitanology社

光触媒を使って、雑菌からコロナウィルスまで自動殺菌洗浄するドアノブ!

こちらはとても若い会社だということは分かっていたものの、まさかの現役大学生が創業者で取材先でまたびっくり。社員の皆さんも平均年齢25歳とものすごく若くて、信じることを真摯に追求していて純朴でキラキラとしていて、それを見守る周囲の方達の目が暖かくて、将来楽しみな会社です。

レストランでもハイテク企業でも、何かを一生懸命作っている人がいて、それを見に行き話を聞き記事にしてつたえる自分がいる、という立ち位置は変わらなくて、コロナ禍での変動でちょっとヘタレ気味な心に活を入れていただきつつ、改めて自分がやっていることって何なのだろうなどと考えてしまったり。こういう心の動きというのもウィズコロナならではの現象でしょうか?

まあ、いろいろ考えされられることも、決して悪いことじゃないなと感じている、ウィズコロナの日々なのでした。

私の仕事:素晴らしいことをしている人たちや、最先端の情報に常に触れることができて、キレキレの頭脳を間近に感じて、仕事をしながら自動的に心と頭に刺激を与えてもらえる、お得な自動活性化システム・・・・・・ってことでしょうか! 笑。

そして1)と3)はサイエンスパーク、2)はサイバーポートと、日頃滅多に行かない郊外理系の園を訪問しまして、これはまた新鮮でした!

とはいえ、私がいちばん目をぎらぎらさせてしまったのは、3)Titanologyのラボを訪ねたときかもしれません。これがまた屯門のひなびた工業ビル内にあって・・・・・・。香港の工業ビルってたまらないものがありませんか?(工業ビル萌え、っていうのでしょうか)

取材と関係ないところでシャッターが止まらない、笑。

がらんとしていて、ひと気がほんとに少ない。

ポストも可愛い。やっぱりさらりとカラフルなんだなー。

香港じゃなかったら、ここ歩くの怖いかもしれないですね!

iPhoneのポートレートモードで謎の視覚的効果が(葉っぱの間だけピントが合ってる!)

1人、謎の興奮に陥っていました、笑。

こんなところでファッション撮影とかしたら素敵になりそう!

話がまったく逸れてしまいましたが、私が感じた刺激を少しでも皆さんにも感じてもらえたら嬉しいです。ぜひぜひ記事をご覧下さい♪




 

 

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