日街の広東フレンチビストロ、ROOTSで美味ランチ

日街と言えば、湾仔の星街エリアでも、もっとも奥まって隠れ家感のある通りで、私の大好きなセレクトショップKAPOKがかつてここに出来たことで、エリア自体が発展したそうです。そのKAPOKが同じ通りに大きな旗艦店をオープンさせています。それはまた次回ご紹介することにして(ビッグニュースもあるのです)。先日同じ日街にあって、KAPOK創業者アルノーさんがお勧めの広東×フレンチビストロRootsで、Roots広報のダニエルさんとアルノーさんとランチをご一緒する機会がありました♪




 

オーナーシェフは、銀行員からシェフに転身したステファニー・ウォンさん。コルドンブルーで料理の勉強をしていたのだそうです。昨年夏に、腕試ししてみたいセミプロのシェフが期間限定レストランとして使える、PMQのTaste Kitchenに出店して大好評だったことがきっかけになり、晴れて独立したレストランとしてオープンすることになりました。

フレンチと広東の組み合わせを、気張らないビストロスタイルで出してくれる店、とても良いです。こちらはおなじみの海老トーストのアレンジ。自家製ピクルスとイクラが効いています。




ビーフタルタルには、香港でおなじみのチリソース「余均益」をたっぷりかけてピリ辛に。

フランス産若鶏の糯米包みロースト! 美味しいに決まってる組み合わせですね。

アサリの豆鼓とチャイブオイル蒸し! パンを浸して食べる手が止まりません。こちらのパンは私も大好きなPMQにあるLevian Bakeryのものを使用。

こちらはROOTS名物の1つ、自家製叉焼豚。脂身は少なめの肉肉しい、ちょっと焼き豚的食感は薄切りが合いますね。

根菜がたっぷり添えられたチキン!

そしてこの日の主役は、新メニューのイカめし! ホクホクと美味しさを吸い込んだご飯が美味しく、幸せになる一品。




デザートはミルキーな黒ゴマアイスクリームと、ピスタチオカルダモンフィナンシェ。

さりげなく組み込まれた広東の要素が、ほどよいアクセントになっていて、理屈抜きに美味しい。シェフのセンスが光っています。広東料理らしく、旬の食材の風味を生かした健康的なところがいいですね。フレンチ×広東の店はありますが、バリバリのファインダイニングが多かったので、ビストロで登場は新鮮です。

だいたいの料理が100ドル代なので、数人でシェアすればかなり手頃に楽しめます。店の雰囲気もよくて、楽しい食事になること請け合い。またすぐ食べに行きたいお店です。

*****本ブログをまとめた書籍『週末香港大人手帖』(講談社)、Amazonなどのネット書店と、全国の書店で発売中です。お勧めの広東料理や点心、ローカルご飯など、香港ならではの食に加えて、美と健康、老舗での買いもの、最新バーなど幅広くカバーしています。早速たくさんの方が、この本を抱えて香港を訪れてくださっています。ぜひ次の香港の参考にしてください。

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