昨日から予約注文が始まった「香港ときどきマカオ Vol. 1: 香港在住ジャーナリストが出会った美味しいもの、素敵な人たち、そして日々のつれづれ」。まだ表紙と中身をチラ見せしているだけですが、おかげさまですでに嬉しい言葉をたくさんいただいています!
本自体のことはもちろんですが、予想通り、「KindleってiPhoneでも読めるんだ」というお言葉もずいぶんいただきました。そうなんですよー。意外と盲点で、知らない方多いんですよね。私は1年位前から使い始めて、特に海外にいるせいか、最近はKindle本を買ってiPhoneで読むことが増えました。昨日のブログにKindleアプリのダウンロードリンクもありますので、詳しくはそちらをどうぞ。
さてさて、発売開始が30日なので、まだ何日かありますし(予約絶賛受け付け中)、今日は、どんな内容なのかを少し詳しくご説明しましょう。
この本には9つの章があります。実は最初は、前にキャセイパシフィック航空の「香港スタイル」で作って、とても好評だった「香港でしたい10のこと」のスタイルにしてみようかな、10はキリがいいし・・・・・・と思いながら内容を組み立て始めていたものの、気が付いたらもの凄い量になってしまうと気が付いて、次に回した原稿がたくさんあります。
発売日まで3日あるので毎日3章ずつご紹介します!
1 世界最高峰の広東料理を満喫 広東料理の今と昔を味わう5軒
やっぱり香港の華ですから! 滞在中に一度は、「うわ!なんだこれ!すごい!」という広東料理を食べに行って欲しいのです。私も何年経っても相変わらず「うわ、これは奥が深い」と驚かされてばかり。
ここでは、広東料理の最新事情や、香港ときどき流オーダーのコツ=つまり私がお店での注文を任されたとき、どうしているか、ということを最初に書きました。やっぱり私もそのお店のメニューを知り尽くした方に頼んでもらうのが一番好きで楽(特にオーナーにお願いして、裏メニューまでがんがん出していただいたりすると、思わず興奮)なものの、立場上、「甲斐さん、お願いします」となるケースが多く、ここで私の注文がダメだとせっかくの皆さんの体験が~香港の印象が~と責任重大なわけです。だいたい今まで皆さん喜んでいただいているので、なんとかこんな感じで考えてれば大丈夫、という線を私なりにまとめてみました。
こちらで大きくフィーチャーしたMott 32とChina Tangは両方とも開店以来、取材でもプライベートでもさんざんうかがっている店。ブログにもちょこちょこ登場していたものの、しっかり全般的な説明する記事がなかったので、新たに執筆しました。
実は本を作ろうと思って、最初に自分でWordを使ってサンプルページを作ったのもMott 32でした。デザイナーさんと組んで作業を始めた後も、ここでバーンと1ページ写真を使おうなどの最終的なスタイルなアイデアが固まったのもこの記事でした。
ということで、今回の一番の主役はMott 32なのかもしれません♪
そして唐閣、ヨンキー、大班楼は少し前のブログをベースにしています。ヨンキーには、名前を出さないで書いた小さいコラム的ブログのオマケ記事が入っています。これはAMOYソースの業界向け雑誌記事の取材のときの体験です。大班楼の記事は、ちょこっとしたブログなものの、蟹の写真がいいのか、とても読者の方の反応があったり、ある有名料理人がこのページを見て行きました、と教えてくださったりしたことがあるんですよ。大班楼は今年のアジアのベストレストラン50で大躍進しましたね!
2 お洒落で陽気な最新バーで乾杯 今すぐ行きたい4軒のバー
広東料理が基本なら、香港の最新バーはまだまだ香港を訪れる方にとっては応用編、香港でバーに行くという発想はない、だいたい普段からもバーに行っていないと言う方も案外多いのではないでしょうか。仕事がきっかけで、すっかり香港のバーに慣れ親しんだ私としては、ぜひちょっと今まで知らなかった香港の顔に会いに行って欲しい!という気持ちから、あえてバーを広東料理の次に据えたのです。まあ私らしさ全開ですね!
今回出しているバー、どれにもとても愛着があります。Ping Pong 129はMott 32と並んでよく取材でもプライベートでもお世話になっているバー。何しろ連れて行った方の反応の良さが、連れて行く側からしても嬉しく、病みつきになります。こちらもさんざん記事は書いてきたものの、ブログでびしっとした記事はなかったため、改めて取材と撮影をさせてもらいました。自分でとっても写真気に入っています!
そしてストックトンでは、とにかくカクテルのことを詳しく書きました。カクテルって、ときには料理以上に奥深く、小さい中にさまざまな要素が詰まっていて、写真を撮るのも、原稿を書くのも本当に楽しい分野です。ここで紹介しているカクテルは英米の文豪たちをテーマにした壮大な(ときに軽薄な、笑)ストーリーがあるものばかり。見た目の迫力と味の良さもピカイチ。大げさな人、と思われそうですけれども、私にとってカクテルは小さな宇宙、ぎゅっと凝縮された感じが俳句のような存在感を持っているんです。
一つ一つ話しているとキリがありませんね! このThe Pontiacでのカクテル秘話、ずっと前から書こうとしていて、書き損ない続けていた、まさに秘話。あんなファンキーなトップバーに、まさか私が・・・・・・なんて(正解は本書を見てのお楽しみ!)。
そしてこちらもベッカリーのいい写真を撮っていなかったので、お願いして最近撮りにうかがいました。ここに掲載した彼女の写真! かっこよくてお茶目な彼女のパーソナリティーを捉えることができた奇跡の1枚なのです(撮っていた状況見ていただけたら、奇跡と分かります)。
3 地元の人と一緒にわいわいご飯を満喫! ローカル気分満載の5軒へ
さあ地元ご飯!(あまりB級グルメという言葉が好きではありません)。私が地元ご飯というイメージ、もしかしたらあまりないのかもしれません。でも仕事ではもちろん、プライベートでも、やっぱり地元民ですから(笑)そこそこ行っているんです。そればっかりじゃない、というぐらいでしょうか?
私にとっての香港の楽しさはギャップ萌え? ハイ&ローなコントラストは重要です。過去の経験上、やっぱり安いなりのことがあるダメな店というのもそれなりにありますから(スープに入っていたカボチャに値段のシールが貼ったままだったとか、炒めたレタスが明らかに古い茶色だったとか)、もっともっと良心的でほのぼの楽しく安心して美味しく食べられるお店を開拓していきたいです!
最近一つ思うのは、もはやいわゆる「B級グルメ」の店だとしても、日本円に換算したら一人1000円以上はかかる、つまりすでに「安さ」が売りではなくなったんだなーということ。香港人が日本で食事をして「何でも美味しくて安い!」と感激する気持ちがよく分かります。
今回紹介した店は超有名店ばかりながら、ちょっと意外な面を見ていただけたらいいなと思っています。そして九記とのご縁・・・・・・これは実は香港人のメディアの友だちに心底びっくりされる逸話なんですよ♪
などなど、3章分のお話でした!
以下が残りの6章です♪ また明日以降!
4 可愛さ炸裂のクリエイティブ点心 ユニークで美味な点心自慢の4軒
5 国際都市ならではの最先端レストランへ とっておきの味と個性に浸る4軒
6 古今東西の知恵と技。香港できれいになる 老舗から最新まで5スポット
7 愛すべき老舗なら買いものが思い出に ひと味違うお土産探しならこの4軒
8 香港暮らしで体験した日々のつれづれ 建築現場から健康診断、お祭りまで
9 ときどきマカオで心と胃に異国情緒を 味わい深い体験ができる5軒
そう、「予約注文特典」とか考えておくべきだった、と今更ながら思っています(笑)。特典なにもないですが、よろしければ、ぜひご予約ください(おい、笑)。
最後にもう一度、表紙とリンクを!! Amazonの予約ページにつながります。
香港ときどきマカオ Vol. 1: 香港在住ジャーナリストが出会った美味しいもの、素敵な人たち、そして日々のつれづれ