香港のあちこちにある鴻星海鮮酒家、安定感のある中堅レストランという感じで、どの支店も飲茶タイムは大混雑してます。
ここのデザイン点心はとても有名です。代表的なのは、まえに香港マカオのゆるキャラ(私が勝手に決めましたw)として紹介した、おこぜ(石頭魚)ちゃん。おこぜには毒があるため、安全にさばいて調理するのが非常に難しかったのを、こちらのお店が見事やり遂げたという功績があるとか。縁起のいいお魚でもあるそうです。下の点心は盛り合わせで、キュートなおこぜちゃんの他に南瓜型も入っていました。もちろん、おこぜの魚肉入り。白身でさっぱりして美味しいですね。
水槽に入った生前のお姿は、岩と間違えるカモフラージュなのか?
当然、お店のアイドルとしては紙バッグにもイラストが。ちょっと和田勉さんっぽい顔立ちw(知らない人は、画像検索へGO!)
何だか分かりづらいですが、これはヒヨコです。揚げたタロ芋の衣に豚肉と海老が入っていたはずです。形を保つのが難しいそうですね。きっと厨房で「3つのうち1つがOKならOK」ルールがあるんじゃないかと(笑)
そしてこれはミツバチのデザート♪ 食べるのが可哀相~といいながらしっかり食べますよね、そりゃ。カスタード味だったかな?
これは手前が兎のマシュマロ、後ろが長寿を祝う桃(笑←なぜ笑う?w)です。
そして見た目のインパクトと完成度が高いのが、この陰陽ゼリー!
行く度にいろいろな新しいデザインが出ていて、中には「これはいくら何でもやり過ぎだろう」「ここまでやるか?」と思わせるほどの、不思議なデザインもあります。
広報の方に前聞いた話だと、変わり点心は本当に手間がかかる(かといって、値段は普通の点心とあまり変わらないし)ので、こういうのを作るのが純粋に好き、新しいデザインを考えるのが好き、という点心シェフでないと続かないそうで、自然とそういうタイプのシェフが集まっていて、こういうの今度作ろう、あーでもない、こーでもないと熱く語り合っているのだそうです。何だか楽しそうな厨房ですよね!