3/9まで! “Crossing the Line” Marcel Dazmaが見た摩訶不思議な香港 @David Zwirner

ただいま4/5の書籍発売に向けたラストスパート中!

書籍掲載のためにH Queen’sのギャラリーを取材させてもらいました。とはいえ現在やっている展覧会は発売時には終わってしまっていて本には紹介できない、でもとても面白くて、これは普段アートを見ない方にもお勧めなので、今のうちにブログに紹介したい、と思いつつ、気が付けばあと1週間!




H Queen’sのDavid Zwirnerギャラリーで開催中のMarcel Dazma「Crossing the Line」です。

ただ有名な作家の作品を置いているだけではなくて、このMarcelさんをギャラリーが香港に呼んだときに受けた刺激がたくさんの作品になっているんです。

私たち普通の人でも、香港にいると色彩やエネルギーの刺激を受けるのですから、感度が最高に高いアーティストであったら・・・・・・と思ってみるととても楽しいのです。

Marcelさんはカナダ出身で馬が身近な存在だったため、香港の競馬場がとても印象に残ったそう。漢字ももともと読めないそうなんですが、東西融合な面白い雰囲気が出ていますよね。

 

この妖しい雰囲気・・・・・・大正時代っぽい、ちょっとドグラ・マグラ的な派手さと暗さがあって、私の大好きな絵本作家、モーリス・センダックっぽさもあって、うん、これは好みです!

ほら、これも競馬! ファンタジーの世界だけど、この世界に行ってしまったらヤバイと感じさせる怖さがいいです。

好運!って言いながら、どんでん返しがありそうな悪い予感に満ちている!笑




香港関連以外の作品も、風刺っぽさもあって、心を掴まれるドロンとした感覚!

同じ不思議な世界観の模型もありました。

写真は撮っていないのですが、カナダ時代の作品は静かで色も控えめで登場人物も少ないんです。最近の作品は息子さんができた影響で、華やかさがぐっと増したそう。息子さんの存在自体がインスピレーションになった、ってすごく分かります。子どもは知らない世界を見せてくれます。

ビデオ作品には彼のミューズ?である息子さんが登場! 素っ頓狂で明るくて面白い世界。

歌有りダンス有りw

そしてこちらがビデオのラフ!

こちらは広東ポップのビンテージLPにインスピレーションを受けたそう。

よく見ると1枚1枚タイトルが!意味は分からないけど入れてみたんだそうです。

幻想的で冷たい冬の海に住む人魚を思わせる静かな作品。とても好きです。

でもちょっと不思議の国アリスっぽい小朋友もいいね!

あと1週間ですからお早めに! 書籍も販売されていました。

H Queen’sの5-6Fです♪




 

 

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