さてさて、いよいよ昨日のお料理をご紹介!
法租界で注文できるのは、月替わりのコース1種類のみ。アルコール類は持ち込みです。
1) Diamond. Indulged Octopus
タコと一緒にグラスに入っているのは、紹興酒と梅のゼリーに焼き海苔。混ぜ合わせて食べると何とも言えない潮の香りが口の中に広がります。
2) Shrimp Roe. Pickle C. Pickle J. Sanuki
あら、パスタ?と思ったら、実は冷たい讃岐うどん。海老味噌風味で、プレートに添えられた日本のたくわんと中国のザーサイなどを混ぜ合わせて。彼らは讃岐うどんが大のお気に入りで、以前に取材した時も違うメニューで使っていましたっけ。ちょっと和風パスタっぽい味わいで、同席者は一様に「これ、家で作れるかしら~」と研究してました。
3)Lion. Swallow. Crab Meat
ライオンが蟹肉を飲み込んだ!?という名前通り(じゃないか)、一瞬小龍包かと思いきや、外側は湯葉で、内側に季節の上海蟹の肉を使っています。スープは上湯だったはず。
4)Porcini. Sticky
今回、私が一番気に入ったのはこれ。よく蟹と一緒に料理されている上海餅に、季節のポルチーニ茸とトリュフソースを染みこませてあります。ボリュームたっぷり、ソースは濃厚、豊かな風味。
5)Diana Spicy Slow-cooked Beef. Wonton
ポールさんのお料理上手な叔母様秘伝のスロークックビーフでシグネチャーメニューの1つ。脂身が完全に落ちつつも風味は残って食感は柔らかい。ゼラチン部分が豊富で、コラーゲンたっぷり。「上海料理って脂っこいのかと思った」と同席の方。確かにレストランだとそういうイメージがありますが、そういえば料理上手な上海人のお友達の家でもこういうのをいただきました。家庭料理は本当にヘルシーなんですね。雲呑は南瓜ペーストとカラメライズしたタマネギ、少しスパイシーな味付けで、甘さと辛さのバランスが◎。
6)Ice. Burn. Little Spheres.
このシャーベット、フレッシュライム味で、口に入れたとたんにシャキッと目が覚めました! リンゴソースに、小さなドーナツ付き。
この環境で楽しく珍しいお料理をたっぷりいただいて、一人580HKD、サービス料なし。
完全オープンになったキッチンでは忙しく準備する様子がよく見えますが、6月に来た時よりも人数が増えている。なんと名門フレンチのCapriceの元シェフも最近参加したのだとか。自由奔放にメニューを考案して、お料理ともてなし好きな仲間達で一生懸命作ってサービスして、それが人気を呼んで・・・・・・そんなシェフ冥利に尽きるサイクルができあがってきたのか、お店の誰もが忙しい中、嬉しそうにテキパキ働いていて、またそれが良い雰囲気を作ってくれて、こちらも居心地が良くなります。
今回はお世話になっている方のバースデイディナーだったので、珍しがって喜んでいただけて、大成功でした♪ メニューが変わった時にまた訪ねたいお店です。
Information
法租界(Fa Zu Jie)
1st Floor, 20A D’ Aguilar Street
Central, Hong Kong
Tel: 3487 1715
ディナーのみ/支払いは現金のみ
はじめまして。
11月号のフィガロで香港特集をされているのをみて、来年に3月に旅行で香港によるのもあり、是非、法租界に行きたいと思い、先日、英文で予約のメールを送って見たのですが、返事がまったくなく、困ってます。予約確認のメールをしようか考えてますが、
恐れ入りますが、香港のレストランの予約方法で決まりなどがあれば、お教え下さい(*^^*)
こんにちは!遠慮なくどんどん催促した方がいいですよ! きっとメールを先方が見逃しているのではないでしょうか?
みやこ様、
お忙しい中、アドバイスありがとうございます!
とりあえず、予約確認のメールをしてみます!
みやこさんのブログと雑誌を見て、是非、お店に行ってみたいと思ったので、頑張って予約してみます!
ありがとうございます!
これからも素敵なブログを読むのを楽しみにしています(^^)/