以前から時々仕事でお世話になっているイタリアのコスタ・クルーズ社。去年の年末からはクルーズの日本語版パンフレットの製作をしていたせいで、14隻あるクルーズ船の名前や設備から乗船ルールまで、やたら詳しくなっている割に、私本人はクルーズというものを経験したことがありませんでした。たまたまタイミング良く香港発で前から行きたかった台湾に行く手頃なコースがあるというので、日本から母も呼び寄せて家族で参加しました。
乗船、そして初ブッフェ
「香港でクルーズ船といえば尖沙咀のオーシャンターミナル発。すぐ近くの映月樓で飲茶でもしてから乗るか」などと算段していたら、「今回は荃灣出発になったから、オーシャンターミナルで荷物を預けてから送迎バスに乗ってね♪」と一週間前に連絡が。たまたま同時期にクルーズ船が多数停泊していたからでしょうか?
尖沙咀からバスで30分弱で荃灣港に到着。世界中からのカーゴが集まる港なので、ひたすらコンテナの山。「コンテナに載せられたりして」などと笑いつつ船へ。とても簡単な出国審査の後、全員顔写真を撮影して、もちろん、きれいどころの女性乗組員二人と一緒の乗船記念写真も撮影。乗客はほぼ全員中国系の方(香港人だけでなく、深センなど広東省方面から来ている方もかなり多い模様)。うちの夫は頭一つ出ているせいで、あとでこの記念写真が船内に貼り出されたら、私たちの前に撮影した少なくとも3家族分ぐらいの記念写真にしっかり顔だけ参加していました、あはは。
さて、私たちが乗船するコスタ・ビクトリア号、見上げると首が痛くなるほど巨大です。デッキが14あって、総トン数75,000トン、船室数964室、最大乗客数2,394人(何しろパンフレットを作ったので、やたら細かい数字に詳しくなってしまった、^^;)。
さあ、すべて手続きを終えたら、いよいよ乗船! ワクワクしてきますね~♪
船内に入ると何となく流れに乗って、プールがあるデッキ11でウェルカム・ブッフェランチ。中華からイタリアン、ハンバーガーまで幅広い選択肢があります(息子達の皿は、選択肢があったとは思えない、ハンバーガーとホットドッグとフライドポテト、オンリーでしたけど)。乗船中はディナー以外ブッフェだったので、好きなものばかり選べるわ、私からの「野菜もっと食べなさい」攻撃をかなり回避できるわで、嬉しそうな息子達・・・・・・。
海上に浮かぶ巨大リゾートホテル?
食後にキャビンへ。荷物は部屋に届いていました。今回は6人で参加なので男子、女子で2部屋に分かれて、女子部屋は母と私と娘。2段ベッドのようになっていて、娘が上に寝ることに。小さいながらいかにも船っぽい円い窓がいい感じ。出航は4時ということで、船の中をうろうろしてみることに。とにかくずらりと客室が並び、延々と廊下が続き、レストランなどの他にシアターやプールやSPA、バーやクラブやそしてカジノもあって、窓がない空間がかなりあって時間が分からなくなったりして、どの目的地でも着くまでひたすら歩くこの感じ、何だか覚えがある・・・・・・。そうだ、マカオのヴェネチアン・ホテルです。実際にはあちらは3,000室あるし遙かに広いのですが、あれが海に浮かんでいるようなイメージ。あそこの廊下でもそうでしたが、足を踏み入れた途端、「走らな・・・・・・」と言い終わらないうちから息子達は全力疾走で、あっという間に視界の彼方に消えていったのでした。おいっ(–;)
救命胴衣を着けて指定の救命ボートの乗り場に集合する避難訓練を終え、うろうろしているとアフタヌーンティーブッフェがあることに気づき、ケーキやクッキー食べ放題(ここで旅行中の体重変化への恐ろしい予感・・・・・・)で子供達大喜び。予定時刻からかなり遅れて出航したので、屋外デッキから外を眺めることにしました。
ここで初めて気づきましたが、クルーズ船って遅いんですね。トットットットと、自転車なら追い越せそうな(私には無理か)感じ。そういえばパンフレットには巡航速度22ノットと書いてあったっけ。これは時速40kmということで、のんびりなんですね。まあ急いで目的地に行くのが目的じゃないということか。
快晴で風もないので、まるで湖のような海。ゴツゴツとした香港の島々の間を通り過ぎていくのを、デッキで一杯飲みながら眺めるのはとてもいい気持ち。やっとホリデー気分になってきました。今日、明日は1日中船の中で、台湾に着くのは3日目の予定。さて、どんな旅になるのでしょうか??
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あはは、ありがとう! ちびちびと小出しに出す予定ww